技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開閉接点・摺動接点・接続接点の接触理論と故障モード・メカニズムならびにその対策

接点周りのトラブル解決のための

開閉接点・摺動接点・接続接点の接触理論と故障モード・メカニズムならびにその対策

~接点材料から加工・組立・構造、市場までを通して語れる技術者になれる~
オンライン 開催

このセミナーは2026年7月22日に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
視聴開始希望日より10日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2027年3月31日まで受け付けいたします。
(収録日:2026年7月22日)

概要

本セミナーでは、接触理論・アーク理論・摺動摩耗理論 、接点材料の変遷と勘所、 接点加工のプロセスと押さえどころ、接点の故障モード・発生機構、具体的な対策について、長年の経験と研究に基づき、実践的に詳しく解説いたします。

申込期間

  • 2026年8月10日(月) 10時00分 ~ 2026年12月25日(金) 16時50分

修得知識

  • 接触理論・アーク理論・摺動摩耗理論
  • 接点材料の変遷とそこから見たおさえどころ
  • 接点加工のプロセスとそこから見たおさえどころ
  • 接点の故障モードとその発生機構・対策

プログラム

 電気接点は制御盤業界、電力業界、通信業界、家電業界、自動車業界など非常に多くの業界にまたがり、大型から小型、高容量負荷から微小負荷まで幅広く使われている。
 これらの接点には微小負荷による接点表面の皮膜破壊ができずにおこる接触障害や一方では大きな負荷、モータ負荷、誘導負荷、ランプ負荷が引き起こすアークによる溶着・転移・消耗の故障がある。これらの故障は多岐で深さのある故障が多く、故障解析の分野の宝庫ともいえる。接点周りのトラブルの故障発生機構には数々の法則があり、それらを見極めることは世の中の各種の故障の究明と対策の応用・展開にも繋がるものが多い。
 この講座は、これらの事例を掘り起こし、故障モードごとに故障メカニズムを明らかにしてそこから得られる技術とその法則性を解説、応用・展開できるような形で技術を伝えられるような講座としている。接点といってもいろいろな種類・材料・構造のものがあるが、開閉接点・摺動接点・接続接点から理論と実態の両局面からデータ、写真、図解を多く取り入れ、わかり易く解説した電気接点の技術集大成のバイブルともなる講座である。

  1. 接点の種類と動作機構
    1. 定格負荷・最小適用負荷・最大適用負荷
    2. 負荷の種類と突入電流・遮断電流・逆起電圧
    3. 接点接触のメカニズム
      • 集中抵抗・皮膜抵抗・導体抵抗
      • 点接触・面接触・線接触
      • ヘルツ接触理論
      • 接触抵抗における定格電圧電流測定と低電圧定電流測定
      • 酸化被膜・硫化皮膜・炭化皮膜・塩化皮膜・有機被膜
      • トンネル効果 (薄膜導電効果) ・皮膜軟化融解効果
    4. 接点アークのメカニズム
      • アノードアーク・ノーマルアーク
      • アークのメカニズム
      • パシェン実験則
      • アークの挙動特性と接点因子との関係
      • アーク消弧法
  2. 開閉接点 (マグネットリレー、マイクロスイッチ、リミットスイッチ)
    1. 接点構造
      • 接点材料の変遷
      • 接点構造・接点材料と適用負荷条件のおさえどころ
    2. 接点線材ならびに接点製造法
      • 前酸化法・後酸化法
      • 接点線材加工法・接点加工法
      • 接点加工における増面率・据え込み率のおさえどころ
    3. 板ばね加工法
      • 板ばね材・ばね定数
      • ばね性をあたえる材料製造法
      • 調質
    4. 接点駆動機構
      • 吸引力曲線
      • 板ばね応力負荷曲線
  3. 開閉接点のトラブルの故障モードとそのメカニズム・対策
    1. 溶着・消耗・転移 (スティッキング)
    2. 炭化物生成による接触障害 (ブラックパウダー)
    3. シリコン生成物による接触不良
    4. 接点保護剤からのアウトガスによる接触障害
    5. アークによる酸化錫層形成での接触障害
    6. 有機皮膜摺動粉末堆積による接触障害 (ブラウンパウダー)
    7. 塩化・硫化・硫化クリープ
    8. 粘着 (凝着)
    9. 硝酸反応腐食
    10. トラッキング・金原現象
  4. 摺動接点 (スライドスイッチ、ロータリースイッチ)
    1. 静摩擦・動摩擦・摩擦係数
    2. 摩耗・凝着のメカニズム
    3. 接点グリースの接触のメカニズム
    4. 接点グリースの使用が可能になる条件・使ってはいけない条件
    5. 接点グリースの酸化、溶剤揮発による硬化と接触抵抗の関係
    6. めっき封孔処理
  5. 摺動接点のトラブルの故障モードとそのメカニズム・対策
    1. 摩耗
    2. 硫化
    3. 有機皮膜摺動摩耗による接触障害 (ブラウンパウダ)
    4. 局部電池腐食による接触障害
    5. 摺動リーク劣化による焼損
    6. めっき剥離による接触障害
    7. SUS圧延材表層剥離・亜鉛脆化割れ (リジンク)
    8. トラッキング (炭化物導電路形成現象)
    9. 接点グリース酸化劣化による接触障害
    10. 接点復活剤による接触障害
  6. 接続接点 (コネクタ)
    1. 接触構造
    2. 接触を安定化させるハウジングのガイド長さ・有効篏合長さ・ロック機構
    3. フレキシブルコネクタ・圧着端子コネクタ・エッジコネクタのおさえどころ
    4. フープめっき・部分めっき工法のおさえどころ
    5. 封孔処理
  7. 接続接点のトラブルの故障モードとそのメカニズム・対策
    1. 微摺動摩耗
    2. 硫化による接触障害
    3. 摩耗粉による接触障害
    4. 半篏合による接触障害
    5. 局部電池腐食による接触障害
  8. 円弧摺動接点 (ポテンショメータ、半固定抵抗、スライダック)
    1. 抵抗体
    2. 抵抗体導電理論
    3. 接触抵抗連続性
    4. 抵抗直線性
  9. 円弧摺動接点のトラブルの故障モードとそのメカニズム・対策
    1. 化学吸着による接触障害
    2. 摩耗による接触障害
  10. 回転摺動接点 (モータ、ロータリーエンコーダ、クレーン)
    1. ワイヤブラシ接点・板ブラシ接点・リボンブラシ接点
    2. スリップリング・電極
      • 銅合金の配合比からみた摩耗度・接触安定度
      • 摩耗熱と軟化温度
    3. グリース
      • 稠度
      • 酸化度
      • 揮発度
      • 薄膜形成度
      • 化学安定度
    4. ストライベック曲線
    5. グリースが介在する接触機構の導通メカニズム
    6. 接点とスリップリング・電極との組み合わせ
      • 硬度
      • 摩耗係数
  11. 回転摺動接点のトラブルの故障モードとそのメカニズム・対策
    1. スリップリングのアーク溶解痕による表面あれ
    2. 摺動摩耗粉による接触障害
    3. グリースの硬化による接触障害
  12. 接触検査法
    1. 接触抵抗
    2. 接触圧力
    3. めっき密着度・めっき膜厚・洗浄残渣
  13. 接触障害となる異物の種類とその発生メカニズム・対策
    1. 接触障害となる大きさ
    2. 異物が接触点に集まる各種の作用
      • 点吸引論
      • 静電気論
      • 気流渦論
      • ポンピング論
    3. 発生メカニズム
      • プラスチック樹脂
      • 紙パルプ
      • 繊維
      • 人体
      • 塗料
    4. 異物管理
      • フィルタトラップ法
      • 液体パーティクルカウンタ法
      • 材料分析法
    5. 異物10レス
  14. 接点洗浄法
    1. エアー洗浄
      • 流量
      • 速度
      • 角度
      • パルス数
      • 軸線
      • 吐出と排気の流量比
      • イオン除電
    2. 溶剤洗浄
      • 乳化作用
      • 蒸気浸透作用
      • 凝縮作用
      • キャビテーション作用
      • 加圧作用
      • SP値
    3. 浸漬洗浄
      • リンス洗浄
    4. 超音波洗浄
    5. 蒸気洗浄
      • ベーパ洗浄
    6. 噴射洗浄
      • ノズル洗浄
    7. 多槽洗浄
  15. 接触障害を起こす異物の測定と管理
    1. 接触障害を起こす異物の大きさ
    2. 異物が接触点に集まる各種の作用
      • 点吸引
      • 静電気
      • 気流渦
      • 粘着
      • 重力など
    3. 分野ごとの異物発生のメカニズム
      • 樹脂
      • 紙
      • 繊維
      • 人体
      • 塗装など
    4. 異物の発生の多い作業10と異物10レス
    5. 異物管理
      • フィルタトラップ法
      • 液体パーティクルカウンタ法
      • 材料分析法
  16. 接点接触不良のスクリーニング法
    1. 開閉接点
    2. 回転接点
  17. 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 接点技術のポイントが学べて有意義でした。いろいろな事例も提示いただき、より身近な課題として捉えることができました。
  • 非常に広範囲にわたり、ほとんど休まれることなくご説明いただいたこと、先生に感謝いたします。内容につきましては、ある程度理解できたと思います。理解に時間がかかりそうな点につきましては、テキストで復習し理解したいと思います。 02
  • 実務に基づいた内容でよかった。テキストが分厚くて驚いたが、様々な事例など網羅されているので役立ちそうでよい。
  • 大変有意義に学べました。復習して理解を深めます。テキストが辞書のように分厚く驚きました。参考資料として大切にします。
  • 接点の材料の選定や考え方など参考になり、仕事に活用できそう。摺動接点については、他の技術書にもなかったので今回のセミナーで十分理解することができた。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

オンデマンドセミナーの留意点

  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • ビデオ会議ツール「Vimeo」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト から動作確認をお願いいたします。
  • 視聴期間は視聴開始希望日より10日間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料が製本テキストの場合、視聴開始希望日より実働2営業日前に届くように発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/10/26 ウィスカの発生メカニズム・故障解析と未然防止・再発防止策 東京都 会場・オンライン
2026/10/26 半導体洗浄の基礎・現象と洗浄機内の流れと反応、洗浄の評価方法および困った時の対策 オンライン
2026/10/26 業務手順書、作業手順書の作成・運用によるノウハウの継承 オンライン
2026/10/26 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2026/10/26 光電融合技術の最新動向と実装プロセス、樹脂材料への要求特性 オンライン
2026/10/26 品質管理の基礎 (3) オンライン
2026/10/26 ECTC2026から読み解く先端パッケージングの市場・技術の最新動向と今後の展望 東京都 会場・オンライン
2026/10/26 半導体製造における各種汚染の影響と洗浄技術の基礎および技術トレンド オンライン
2026/10/27 産業現場への実装を起点としたニューラルネットおよび強化学習の原理と活用方法 オンライン
2026/10/27 FMEA・DRBFMのあるべき姿、その使い方と効率の良い作成法 オンライン
2026/10/27 初心者のための半導体製造入門 オンライン
2026/10/27 半導体製造における各種汚染の影響と洗浄技術の基礎および技術トレンド オンライン
2026/10/28 FMEA・DRBFMのあるべき姿、その使い方と効率の良い作成法 オンライン
2026/10/28 初心者のための半導体製造入門 オンライン
2026/10/28 大型パッケージ・基板進化時代の液状封止・アンダーフィル オンライン
2026/10/28 物理学で理解するEUVリソグラフィの基礎・応用・課題と将来展望 オンライン
2026/10/29 三次元集積化プロセスの基礎と先進半導体パッケージの最新動向 オンライン
2026/10/29 信頼性基準試験要求事項の実践的解説と必要となる根拠資料 オンライン
2026/10/29 デジタル画像相関法の原理と変位、ひずみ測定への活用方法 オンライン
2026/10/30 CMPスラリーの要求特性、評価技術と添加剤の開発 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/11/13 世界のチップレット・先端パッケージ 最新業界レポート
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/4/30 次世代半導体用の難加工結晶材料のための超精密加工技術
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2023/4/28 次世代半導体パッケージの最新動向とその材料、プロセスの開発
2022/11/29 半導体製造プロセスを支える洗浄・クリーン化・汚染制御技術
2022/10/31 半導体製造におけるウェット/ドライエッチング技術
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕 (CD-ROM版)
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/11/12 レジスト材料の基礎とプロセス最適化
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策