技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

におい (匂い/臭い) の官能評価と機器分析

におい (匂い/臭い) の官能評価と機器分析

~農畜水産物/食品の異臭 (オフフレーバー) 対策と非破壊検査への応用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、匂いの検査法である「嗅覚官能試験」の基礎や、嗅覚と機器分析を連動させた「匂い物質の機器分析」を解説するとともに、現場のオフフレーバー対策や、匂いを活用した非破壊検査法の事例を紹介いたします。

配信期間

  • 2025年8月6日(水) 13時00分2025年8月19日(火) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年8月12日(火) 16時00分

受講対象者

  • 食品異臭 (オフフレーバー) 対策で課題を抱えている品質管理担当者
  • におい (匂い/臭い) 関連の品質評価担当者
  • 商品の非破壊検査法に興味のある現場マネージャー
  • これからにおい (匂い/臭い) に携わる方

修得知識

  • 食品異臭 (オフフレーバー) の原因と対策・未然防止策
  • 官能評価と機器分析の基礎
  • 品質評価業務に活かせる知識
  • におい (匂い/臭い) を利用した非破壊検査法の応用

プログラム

 農畜水産/食品分野には「におい (匂い/臭い) 」に関連した多様な課題が残されています。当研究室では匂いに着目することで、食品異臭 (オフフレーバー) の原因解明や、生産物の匂いを利用した品質の非破壊検査法の開発に取り組んできました。
 本セミナーでは、匂いの検査法である「嗅覚官能試験」の基礎や、嗅覚と機器分析を連動させた「匂い物質の機器分析」を解説するとともに、現場の食品異臭 (オフフレーバー) 対策や、匂いを活用した非破壊検査法の事例を紹介します。

  1. 嗅覚のメカニズム
    1. 臭気、香気とは
    2. 嗅覚のメカニズム
    3. プルースト効果 (匂いと記憶)
    4. ウエーバー・フィフナーの法則 (匂いの強さと濃度)
    5. 認容性 (快・不快)
  2. 嗅覚の個人差
    1. 年齢差
    2. 性差
    3. 順応、疲労
  3. 嗅覚の特殊性
    1. 混合効果
    2. 拮抗効果
    3. オルソネーザルとレトロネーザル
  4. 嗅覚官能試験による匂いの評価
    1. 匂い強度 (臭気強度)
    2. 匂い指数 (臭気指数)
    3. 匂いの特徴
      • フレーバーホイール
      • QDA
    4. パネルの選定方法
    5. パネルのトレーニング
  5. 嗅覚官能評価の実習
    1. レトロネーザルの実習
    2. 混合効果の実習 (紹介)
    3. 拮抗効果の実習 (紹介)
  6. 匂い物質の化学分析に利用される分析機器
    1. ガスクロマトグラフ質量分析計 (GC-MS)
    2. 匂い嗅ぎガスクロマトグラフ (GC-O)
    3. ガスクロマトグラフ用フラクションコレクター (GC-F)
    4. 簡易分析装置 (匂いセンサーほか)
  7. 嗅覚官能試験と機器分析の連動による匂い物質の同定手法
    1. におい物質同定システム (OASIS) の概要
    2. 匂い物質に特化した各種データベース
    3. 食品異臭 (オフフレーバ) 物質同定の事例
  8. 匂いを活用したオフフレーバー対策と非破壊検査の事例と応用
    1. 食品製造業 : 食品の異臭クレーム対策の事例
    2. 水産業 : 養殖魚の異臭クレーム対策の事例
    3. 農産業 : 作物病害の非破壊検査による早期発見
    4. 畜産業 : 畜産飼料の非破壊検査による品質評価

講師

  • 上野 大介
    国立大学法人 佐賀大学 農学部
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年8月6日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2020/10/30 においのセンシング、分析とその可視化、数値化
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術