技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子・中分子医薬品における凍結乾燥技術と条件設定とバリデーションの具体的ポイント

高分子・中分子医薬品における凍結乾燥技術と条件設定とバリデーションの具体的ポイント

~失敗事例から学ぶ対応策を交えて~
オンライン 開催

このセミナーは2025年7月1日に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、視聴開始希望日より10日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2026年3月31日まで受け付けいたします。
(収録日: 2025年7月1日)

概要

本セミナーでは、凍結乾燥の基礎知識・技術動向、医薬品の凍結乾燥の失敗例・対策、バイオ医薬品の凍結乾燥の注意点、バリデーションの注意点、スケールアップ・サイトチェンジ技術の手法、プログラム最適化の手法、URS作成時の注意点について、豊富な経験・研究に基づき、事例を交えながら分かりやすく解説いたします。

申込期間

  • 2025年7月2日(水) 10時00分2026年3月31日(火) 16時00分

受講対象者

  • 製薬メーカーの研究者、設備担当者、生産・品質管理担当者、エンジニアリング関係者

修得知識

  • 凍結乾燥の基礎知識、技術動向
  • 医薬品の凍結乾燥の失敗例と対策
  • バイオ医薬品の凍結乾燥の注意点
  • バリデーションの注意点
  • スケールアップ、サイトチェンジ技術の手法
  • プログラム最適化の手法
  • URS作成時の注意点

プログラム

 凍結乾燥は医薬・食品などを主に幅広く活用されているが、近年では新分野での利用も模索されている。有用ではあるが条件の違いに影響を受けやすいデリケートな乾燥方法である。特にバイオ医薬品 (タンパク製剤) は高分子または中分子で安定性の悪い製剤のために、凍結乾燥せざるを得ないものが多いがこれまでの低分子化合物と比較して条件設定が難しくなっている。製剤は委受託による生産も多く活用されるようになり、その際のスケールアップ・サイトチェンジでの条件設定やバリデーションの実施内容、査察の指摘事項対応に悩むケースも増えている。
 本講義では凍結乾燥の基礎をベースに、医薬品の凍結乾燥の失敗事例とその対策方法を交えて、応用からスケールアップ・サイトチェンジでの条件設定、プログラム最適化の手法とバリデーションでの注意事項などをメインに凍結乾燥技術の概要を説明する。また、無菌状態での品温測定方法 (PAT) や密閉型チューブ式凍結乾燥機などの新技術や装置規格に関する情報の紹介も行う。また、試験・製造時の疑問点など個別の質問にも出来る限りお答えします。

  1. 凍結乾燥の基礎
    1. 凍結乾燥の基礎
    2. 乾燥の注意点
    3. コラプス温度の測定
    4. 凍結乾燥の失敗事例と対策
    5. 真空制御の重要性
  2. 特殊な製剤の凍結乾燥
    • バイオ医薬 (高分子・中分子化合物)
    • 有機溶媒含有物
    • 縣濁系製剤
    • リポソーム
  3. 凍結乾燥設備の システム説明とメンテナンス
    1. URS作成に必要な医薬用凍結乾燥機の装置規格について
    2. GMP要求のリスクマネジメントに基づいた機器メンテナンス
  4. 凍結乾燥とバリデーション
    1. バリデーション概要
    2. 凍結乾燥過程に於ける制御要素とバリデーション
    3. 凍結乾燥過程工程に於ける変動要因と製品品質
    4. 凍結乾燥製品の無菌性保証、コンタミネーション対策
    5. DI対応について
  5. 試験機から生産機へのスケールアップ
    1. スケールアップを妨げる要因
    2. 入熱と昇華速度に関する解析
    3. 生産機へのスケールアップ実験
    4. 生産機へのスケールアップ、サイトチェンジの方法
    5. スケールアップ時の留意点
    6. プログラム作成及び解析サービスの紹介
  6. 凍結乾燥機の最新技術
    1. 氷核導入などによる結晶化技術
    2. TMbySR法による昇華面温度測定 (PAT技術)
    3. 密閉型チューブ式凍結乾燥機について

講師

  • 細見 博
    共和真空技術 株式会社
    取締役 技術本部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • ビデオ会議ツール「Vimeo」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト から動作確認をお願いいたします。
  • 視聴期間は視聴開始希望日より10日間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料が製本テキストの場合、視聴開始希望日より実働2営業日前に届くように発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/20 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置必須知識 オンライン
2025/11/20 粒子分散液の界面制御と添加剤の使い方 オンライン
2025/11/21 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/21 中小規模組織 (企業) における新人QA員養成講座 オンライン
2025/11/21 GVP情報の収集・自己点検・教育訓練における日常業務の効率化と信頼性確保 オンライン
2025/11/21 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2025/11/21 空調システムの維持管理とバリデーションのポイント オンライン
2025/11/21 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置・化学工学必須知識 (2日間) オンライン
2025/11/21 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置必須知識 オンライン
2025/11/21 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/21 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/11/21 再生医療等製品におけるR&D段階からの薬価/事業化戦略 オンライン
2025/11/21 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/25 バリデーション関連文書作成時の必修事項と記載例 東京都 オンライン
2025/11/25 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/25 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2025/11/25 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/11/25 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/11/25 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/25 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン

関連する出版物