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再生プラスチック (Recycled plastics) 利用に向けたシール技術動向と対策

再生プラスチック (Recycled plastics) 利用に向けたシール技術動向と対策

~ヒートシールの材料技術を中心に超音波シール・高周波シール・誘導加熱シール・インパルスシール・コールドシールも紹介~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年6月25日〜7月1日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、EUのPPWR (Packaging and Packaging Waste Regulation / 包装・包装廃棄物規則) について基礎から解説し、PPWRに対応した包装、EUの企業の最近の対応動向と今後の日本の対応を説明いたします。

開催日

  • 2025年6月24日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 包装に関連する技術者・研究者、品質担当者
    • 医薬品
    • 食品・飲料
    • 化粧品
    • 日用品 等
  • 包装ビジネスに携わる技術、営業、商品企画の方

修得知識

  • シール技術の基礎知識
  • シールの不良対策
  • HS以外のシール技術

プログラム

 EUのPPWR (包装及び包装廃棄物規則) は2026年8月12日より適用開始となる。循環型ポリマーの利用の配合率を達成するためには、包材の内層に展開するしかない。日本は世界に農産物、水産物を1兆5千億円ほど輸出している。いずれこの包装材料や物流包装はPPWRの影響を受ける。日本政府も再生プラスチックの年間使用目標量と実績報告を義務化するべく2024年10月より審議が始まった。包装材料は、再生プラスチックを使用することが義務化される方向であり、内層のHS層が大きな影響を受ける。
 本セミナーでは、石油100%のPE, PPからrecycled PE/PPを使いこなすには、どのような工夫が必要か課題と対応策を説明する。また、水性ヒートシール剤、紙用のヒートシール剤にも言及する。その他HSの基本及び工夫されたHS技術やHS以外のシール方法などを説明する。

  • はじめに
  1. EUのPPWRの主な実施内容
  2. リサイクル技術とr PE, r PPの利用
  3. Recycled plasticsを配合の義務化
  4. 現状の日本のラミネート品でのEU輸出対応の方法はなにか
    • 具体的なプラスチック包装仕様を事例に説明
  5. ヒートシールの基本
    1. シール条件
    2. ヒートシール曲線
    3. シール温度/強度の設定
  6. ヒートシール材料と充填包装機の留意点
    1. フィルム及び extrusion coatのオレフィン系樹脂
    2. 循環型オレフィン樹脂の扱い
    3. 溶剤タイプのヒートシール剤
    4. 二つのシール温度帯を有するヒートシールフィルム
    5. 易開封のために部分的に弱シールにする方法
  7. 包装材料の仕様と適正なヒートシール技術の選定
    1. 包装仕様設計と内面シーラントの設計
    2. 充填包装機とシール方法
    3. ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法
    4. ヒートシール材料と対応の循環型ポリマー利用の考え方
  8. 紙ベース包材の場合のHS層の工夫
  9. 医薬品包装におけるHS剤の検討事例
  10. 循環型パッケージにおける包材のcertified resins/再生再利用樹脂 (循環型ポリマー) とHS層の考察
    1. 回収PTPの剥離及び再生の考察
      • 海外の新しいPTPにおけるHS剤の考察
      • ケミカルリサイクルにおけるPE, PPの考察
      • モノマテリアル仕様におけるHS層の考察
        • 海外の既存の回収ルート利用のモノマテリアル仕様
        • フィルムの場合、紙仕様の場合
  11. 再生のための脱インク、脱HS剤、デラミネーション対応の考察
  12. 主なヒートシール不良と対応策の事例
    1. よくある不良の事例について原因と対応策
    2. 充填包装インラインHSの確認方法の事例
  13. 適正なヒートシールをするために
    1. 包装材料の保管法
    2. 充填包装機の留意事項とトラブル事例
  14. ヒートシール以外のシール技術
    1. 超音波シール
    2. 高周波シール
    3. 誘導加熱シール
    4. インパルスシール
    5. コールドシール
  15. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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