技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器設計管理入門 / DHF管理方法セミナー (2日間コース)

医療機器設計管理入門 / DHF管理方法セミナー (2日間コース)

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間はそれぞれ2025年3月24日〜4月4日、2025年3月25日〜4月7日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年3月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、FDAが要求するDHFの効率的な管理方法や内容について分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年3月18日(火) 13時30分 16時30分
  • 2025年3月19日(水) 13時30分 16時30分

プログラム

2025年3月18日「医療機器設計管理入門セミナー 」

(2025年3月18日 13:30〜16:30)

 医療機器の設計・開発において、設計管理は製品の品質、有効性、および安全性を確保するための重要な基盤となります。
 本セミナーでは、医療機器の設計管理に関する基本的な考え方から実践的なノウハウまでを、豊富な事例とともに解説します。
 特に、リスクマネジメントとの統合や、実務における具体的な文書作成のポイントなど、現場で即実践可能な知識の習得を目指します。さらに、グループディスカッションを通じて参加者同士の知見共有も図り、より深い理解を促進します。

  1. 医療機器設計管理の概要
    • 設計管理の定義と目的
    • 品質確保における設計管理の位置づけ
    • 設計管理と製品ライフサイクル
    • グローバル展開における設計管理の重要性
    • 法規制要件の解説
    • 薬機法における設計管理の要求事項
    • QMS省令第30条〜第36条の詳細解説
    • FDA Design Controlsとの比較
  2. 設計管理の基本プロセス
    • 設計・開発の計画立案
    • 計画書に含めるべき要素
    • スケジュール管理のポイント
    • 各ステージゲートの設定方法
    • 設計インプットの確立方法
    • ユーザーニーズの収集と分析
    • 規制要件の整理
    • 性能要件の設定
    • 設計アウトプットの作成
    • 仕様書の構成と記載項目
    • 図面管理のポイント
    • ソフトウェア設計における注意点
    • 設計レビューの効果的な実施
    • レビュー項目のチェックリスト
    • レビューアの選定基準
    • 記録の残し方
    • 設計検証・妥当性確認の進め方
    • 検証項目の設定方法
    • 試験計画の立案
    • バリデーションプロトコルの作成
    • 設計移管の管理手法
    • 製造部門への引き継ぎ項目
    • パイロット生産での確認事項
    • 量産化における注意点
  3. リスクマネジメントと設計管理
    • ISO 14971:2019の要求事項
    • リスクマネジメントプロセスの概要
    • 設計管理プロセスとの統合方法
    • 文書化要件
    • ハザード分析の実践
    • FMEAの効果的な実施方法
    • FTAの活用シーン
    • PHA (予備的ハザード分析) の進め方
    • リスク低減措置の実装
    • 本質的安全設計の考え方
    • 防護手段の選定
    • 添付文書・取扱説明書での注意喚起
  4. 設計文書の作成と管理
    • 設計管理文書体系の構築
    • 必要文書の洗い出し
    • 文書階層の設定
    • 文書番号体系の設計
    • 効果的な文書作成方法
    • テンプレートの活用
    • レビュープロセスの確立
    • 改訂管理の仕組み
    • トレーサビリティの確保
    • 要求事項の追跡方法
    • マトリックス作成のコツ
    • データベース活用のポイント
  5. 設計管理における注意点
    • PMDA調査での指摘事例
    • よくある指摘事項とその対策
    • 事前準備のポイント
    • 調査対応のノウハウ
    • 効率的な設計管理の実現
    • プロジェクト管理との連携
    • チェックリストの活用
    • ITツールの導入検討
    • 外部設計管理のポイント
    • 委託先の選定基準
    • 管理項目の設定
    • コミュニケーション方法
    • サプライヤー管理の実践
    • 評価基準の設定
    • 監査の実施方法
    • 品質契約の締結

2025年3月19日「DHF管理方法セミナー」

(2025年3月19日 13:30〜16:30)

 医療機器設計管理において、FDAはDHF (Design History File) の作成を要求しています。DHFはISO 13485において設計開発ファイルと呼ばれており、同じものです。しかしながら、FDAやISO 13485では、具体的なDHFの管理方法やタイミングを明らかにしていません。いったいどのようにDHFを作成し、管理し、いつどのような文書を登録するべきなのでしょうか。
 本セミナーではFDAが要求するDHFの効率的な管理方法や内容について分かりやすく解説します。

  1. なぜDHFが必要か
    • なぜDHFの作成が必要か
  2. DHFとは何か
    • 医療機器設計における文書管理について
    • ファイルとは
    • DHFとは何か
    • DHFに関する良くある間違い
    • DHFの構成
    • FDA 21 CFR Part 820.30 (j) 設計履歴簿 (DHF)
  3. DHFに登録するタイミング
    • DHFに登録するタイミング
    • FDA 21 CFR Part 820 (j) 設計履歴ファイル
    • ISO-13485:2016 7 製品実現 7.3 設計・開発
    • FDA 21 CFR Part 820 (e) デザイン・レビュ (設計審査)
    • FDA 21 CFR Part 820 (g) 設計バリデーション
  4. DHFに管理するべき文書
    • FDAが要求するDHFに管理するべき文書とは
    • DHFに格納すべき文書・記録
  5. DHFの管理
    • DHFの管理
    • DHFの原則
    • DHFに格納すべき文書・記録
    • DHFの原則
    • 機器要求事項とリスク分析の関係
    • 管理すべき設計文書
    • DMRについて
    • 効率的なDHF運用方法
    • DHFの例
  6. 設計管理の重要性
    • 医療機器品質マネジメントシステム (QMS) 規格の歴史
    • 設計管理の重要性
    • 設計管理の重要性 FDA医療機器規制の歴史
    • FDAによる回収製品数 2012-2017
    • FDAセンター毎の回収数 ーすべてのクラスー 2017年
    • 設計管理の重要性 FDA医療機器規制の歴史
    • 「設計」と「設計管理」は異なる
  7. 設計管理概要
    • 設計管理のプロセス (FDA QSR)
    • 設計管理プロセス (設計と設計管理は異なる)
    • 設計管理に関する基本事項
    • 質疑応答

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 70,000円 (税別) / 77,000円 (税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
ライブ配信 + アーカイブ配信をご希望の方は、1名様あたり 80,000円(税別) / 88,000円(税込)でご受講いただけます。
お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信 + アーカイブ配信を希望」の記載をお願いいたします。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間はそれぞれ2025年3月24日〜4月4日、2025年3月25日〜4月7日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/24 医療機器設計管理入門 / DHF管理方法セミナー (2日間コース) オンライン
2025/3/24 医療機器設計管理入門 オンライン
2025/3/25 DHF管理方法セミナー オンライン
2025/3/26 医療機器リスクマネジメントセミナー オンライン
2025/3/27 QMSRポイント解説 オンライン
2025/3/27 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/3/31 医療機器の不適合製品の是正措置・予防措置におけるプロセス策定と記録文書作成 オンライン
2025/3/31 医療機器リスクマネジメントセミナー オンライン
2025/4/7 QMSRポイント解説 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 再生医療産業分野における新規事業・研究開発テーマ企画の心得と市場参入戦略 オンライン
2025/5/30 医療機器・プログラム医療機器の保険戦略 オンライン