技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点

CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点

~CMC領域におけるデータインテグリティ対応のポイント / CMC現場で気になる「あれこれ」の対応へのヒント~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、データインテグリティの基礎を振り返り、CMC領域における対応のポイントを電子化・データの運用管理等の視点から概説いたします。

開催日

  • 2025年1月17日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • データインテグリティ対応の基礎
  • 申請資料の信頼性基準の基礎
  • CMC領域におけるデータインテグリティ対応のポイント、優先順位の考え方
  • アクセス管理 (セキュリティ管理、権限の割り当て)
  • クラウドコンピューティングのデータインテグリティ
  • CMC業務 (試験/製造) 委託時のデータインテグリティ
  • CMC業務におけるスプレッドシートのデータインテグリティ
  • クロマトグラムにおけるデータインテグリティの注意点
  • 装置機能に拠るデータインテグリティ対応が困難な場合の対応

プログラム

 CMC領域は、開発品の合成プロセス検討・処方検討、物化性・安定性等の基本的な研究的要素がある一方、対象開発品の治験薬GMP対応、申請資料の信頼性基準対応も必要であり、対象データにはER/ES・CSV対応やデータインテグリティ対応等の規制対応も要求され、煩雑な対応が要求される領域である。
 本セミナーではデータインテグリティの基礎を振り返り、CMC領域における対応のポイントを電子化・データの運用管理等の視点から現場を知る演者が概説する。

  1. CMC領域における業務内容
    1. CMC領域の業務の実情
    2. CMC領域のデータの特徴
  2. CMC領域の規制対応の実際
    1. 治験薬GMP対応
    2. 申請資料の信頼性基準対応
  3. 今一度押さえる「データインテグリティとは何なのか?」
    1. なぜ「データインテグリティ」が必要なのか?
    2. ガイダンス発出概要
    3. 「不正」VS「不備」
    4. ALCOA原則
    5. オリジナルデータ
    6. 監査証跡
    7. データガバナンス
    8. データインテグリティ対応の本質とは?
  4. CMC領域のデータインテグリティ対応
    1. CMC領域のデータの特徴 (業務の特徴から見えるそのデータ運用管理の難しさ)
    2. CMC領域のデータインテグリティ対応
    3. データインテグリティの実践ポイント
  5. CMC領域における業務プロセス電子化の考え方
    1. 電子化の功罪
    2. データインテグリティを見据えた業務プロセス電子化
    3. 電子文書と電子化文書
    4. CMC領域における業務プロセス完全電子化の可能性
    5. CMC領域における業務プロセス電子化の対応例
  6. CMC領域における監査証跡レビューの実対応ポイント
    1. レビューの目的・意味・位置づけ
    2. いつ?誰が?何を?レビューするのか。
  7. 電子データの運用管理
    1. システム設計
      • アクセス管理
      • 運用
      • 監査証跡
      • バックアップ
      • 時刻管理
    2. 生成
      • オリジナルデータ
      • ダイナミックデータ (動的データ)
      • スタティックデータ (静的データ)
    3. 処理・保存・運用管理
      • 再処理/再測定
      • クロマト分析
      • 一貫性のある管理
      • データレビュー
    4. システム更新
      • 保存期間
      • データ移行
  8. 紙データの運用管理
    1. 手書き記録生成時のポイント
      • 同時性の確保
      • 修正方法等
    2. 簡易機器 印字データ
      • 天秤
      • pH計等
    3. データ・記録のレビュー
    4. データ・記録の保管管理
    5. ハイブリッド運用の功罪
  9. 信頼性基準対応を意識したデータインテグリティ
    1. データ・記録の特定
    2. エビデンス・情報の管理
  10. データインテグリティ関連の当局指摘事例
    • 当局指摘事例の典型例の解説 (押さえるべきポイント)
  11. CMC領域におけるデータインテグリティ対応に関する手順作成のポイント
    • 現実的に効率的な対応ポイントとは?
    • 全体体系〜手順 (SOP) の作成の考え方
  12. CMC現場で気になる「あれこれ」の対応へのヒント!
    • CMC領域におけるデータインテグリティ対応優先順位の考え方
    • アクセス管理
      • セキュリティ管理
      • 権限の割り当て
    • クラウドコンピューティングのデータインテグリティ
    • CMC業務 (試験/製造) 委託時のデータインテグリティ
    • CMC業務におけるスプレッドシートのデータインテグリティ
    • クロマトグラムにおけるデータインテグリティの注意点
    • 装置機能に拠るデータインテグリティ対応が困難な場合の対応
    • ほか、CMC領域で気になるデータインテグリティ対応ポイントを紹介
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/4 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/3/5 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 オンライン
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発