技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

味と匂いのクロスモーダルな情報に関する可視化と定量化技術

味・においに寄与する成分を見える化する

味と匂いのクロスモーダルな情報に関する可視化と定量化技術

~味成分・におい成分をデジタル化し、質量分析するノウハウ~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2024年11月6日〜12日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

開催日

  • 2024年10月30日(水) 13時30分 16時00分

修得知識

  • GCB-LDI-MS法の画期性 (従来法)
  • 食品のデジタル化技術が未成熟である点
  • 味とにおいの同時検出に向けた新たな分析法

プログラム

 ヒトの感じる感覚情報のなかで、化学感覚とよばれる味覚・嗅覚情報は、視覚・聴覚などの物理感覚とは異なり時空間を越えての記録・伝達には到底至っておりません。すなわち、味・においに寄与する成分をデジタル化する技術がないのが現状です。
 そこで本研究では、味やにおいに寄与する成分について、液相系と気相系の一斉同時検出を達成する分析系を開発いたしました。ヒトは味覚と嗅覚を一元化した情報を風味として知覚していることから、味・におい成分を一元化情報として取得することができる本分析法により、「おいしさ」の理解が深まる可能性が期待されます。

  1. 自己紹介
  2. 食品が持つ3つの機能
    1. 一次機能 栄養機能
    2. 二次機能 感覚応答機能
    3. 三次機能 生体調節機能
  3. 食情報の伝達における言語・視覚・聴覚の役割
    1. 言語による食情報の伝達
    2. 視覚情報による食情報伝達
    3. 聴覚情報による食情報伝達
    4. ヒトの質感認知機構と食情報の伝達におけるデジタル化技術の現状
    5. 質感工学の流れ
  4. 味覚の感知機構と呈味成分
    1. 基本五味と感知機構
    2. 甘味物質
    3. 旨味物質
    4. 苦味物質
    5. 酸味物質
    6. 味の相互作用
  5. においの感知機構と香気成分
    1. 天然香気成分
    2. 加熱香気成分
  6. 味とにおいの同時検出に向けた新たな分析法
    1. 食品成分分析法の現状と課題
    2. 高速液体クロマトグラフー質量分析法
    3. ガスクロマトグラフー質量分析法
  7. レーザー脱離イオン化質量分析法 (LDI-MS) について
    1. レーザー脱離イオン化質量分析法
    2. グラファイトカーボンブラック支援LDI-MS法
    3. LDI-MS法によるエステルの検出
    4. LDI-MS法によるアルコールの検出
    5. LDI-MS法によるアルデヒドの検出
    6. LDI-MS法によるカルボン酸の検出
    7. アミノ酸の検出
    8. LDI-MS法によるMS検出機構
  8. GCB-LDI-MS法を用いた醤油の品質評価について
  9. 将来展望

講師

  • 田中 充
    九州大学 大学院 農学研究院
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2024年11月6日〜12日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/8 初心者でもできる官能評価入門 オンライン
2024/7/10 油脂結晶の機能性と構造・物性 オンライン
2024/7/12 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/7/16 においの姿・正体の見える化 オンライン
2024/7/17 初心者でもできる官能評価入門 オンライン
2024/7/22 食品広告規制における実務の基礎と関連法規の徹底解説 オンライン
2024/7/25 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/7/25 ASEANでの化粧品及び健康食品における販路拡大のポイント オンライン
2024/7/29 油脂結晶の機能性と構造・物性 オンライン
2024/7/30 見た目・聞こえから質感・美感を生み出す脳の仕組みと感性品質制御へ向けた計測・分析・実験法 オンライン
2024/7/31 バイオフィルムの形成要因解明、解析・評価技術と形成防止・除去方法 オンライン
2024/8/7 食品製造における品質保証の基本 オンライン
2024/8/19 バイオフィルムの形成要因解明、解析・評価技術と形成防止・除去方法 オンライン
2024/8/21 食品製造における品質保証の基本 オンライン
2024/8/23 においの見える化 東京都 会場・オンライン
2024/8/28 日米欧における食品包装規制の最新動向の把握と対応 オンライン
2024/8/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2024/9/4 においの分析技術とデータ解釈のコツ オンライン
2024/9/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2024/9/11 日米欧における食品包装規制の最新動向の把握と対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2020/10/30 においのセンシング、分析とその可視化、数値化
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/11/30 臭いの測定法と消臭・脱臭技術 事例集
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価