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電子系向けに特化したDRBFM (Design Review based on Failure Mode)

電子系のシステム設計に役立てるための

電子系向けに特化したDRBFM (Design Review based on Failure Mode)

東京都 開催 会場・オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2024年7月25日〜31日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、DRBFMの詳細な手法・勘所、設計品質向上と開発期間の合理的短縮を両立する手法、問題発見と問題解決の取組み、DRBFMのワークシートの効果的な活用方法・ノウハウなどについて、豊富な経験をもとに演習を交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年7月18日(木) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 製品開発担当者
  • 品質管理担当者
  • DRBFMに取り組んでいる方
  • デザインレビュー、FMEA、FTAの効果的な使い方を学びたい方。

修得知識

  • 新製品の設計プロセスの完結が不確かな新規部分・変更部分・変化部分に起因する問題の未然防止
  • 開発期間の短縮とを合理的に両立させるような設計の取り組み方
  • DRBFMをコアにしたチームワークによる総知・総力を注いだ問題発見と問題解決の取組みが設計不備を防止するための有効手段であること
  • 電子系システムのDRBFMをアジャイル型のプロセスに取り込む方法
  • DRBFMのワークシートの効果的な活用方法・勘所

プログラム

 トヨタのリーン生産方式の理念を具現化した方法はいろいろあり、それらは長期に存続しトップを走り続けるトヨタの仕事のやり方として世界中で学ばれています。その中で設計プロセスに適用されているものとしてGD3 (ジーディーキューブ) があります。不備のない設計をジャストインタイムに行うにはGood Designが、そして製品の価値創造やその保証度を高めるにはGood DiscussionとGood Design Reviewが重要であるという教えです。GD3に基づく設計プロセスは、新製品実現プロジェクトにおいて求められるリスクへの対応および開発期間の短縮という課題を合理的に両立させることができます。そしてそれをサポートしているのが本セミナーで学んでいただく「DRBFM」 (Design Review based on Failure Mode) です。DRBFMでは新規部分・変更部分・変化部分、即ち、現行の設計では完結させることが心配な領域にフォーカスし、その設計に不備が無いようにするために専門家を含めたチームの総智・総力を注いだ取り組みを行います。そこで行われる問題の分析や設計処置などの進め方はFMEAと同等ですが、問題の発見モレの防止や設計処置の確立を徹底的に行います。電子系システムを対象にした方法および事例を紹介いたします。
 一方、新製品の設計にもキャリーオーバー部分 (即ちgood designの部分) の設計活動が存在します。そのキャリーオーバーの活動とペアにしてDRBFMのプロジェクト活動をします。この2本立ての活動はそれぞれの活動で処理すべき課題にフォーカスしやすくなり、設計品質の向上と開発期間の合理的短縮を両立するうえで有効な活動方法となります。DRBFMはトヨタ自動車での取り組みから生まれ、現在では海外でも設計活動のベストプラクティスとして特に自動車産業で推奨されています。
 この研修を通してDRBFMを、特に電子系のシステム設計において、有効に活用できるようになっていただきます。

  1. FMEAの復習
    1. AIAG/VDAのFMEAの7ステップ
    2. スコープと実施タイミング
    3. FMEAの実施例
    4. 電子システム設計/ソフト開発とFMEA
  2. 未然防止の必要性
    1. 商品開発+新製品実現のプロジェクト
    2. リスクに対処するための行動計画
  3. DRBFMの考え方、概要、有益性
    1. 設計プロセスの改善
    2. 実証された設計を愚直に踏襲することが基本
    3. 新しい設計をやる以上どこかは「変わる」
    4. 設計における自工程完結
    5. DRBFMの概要と有益性
    6. 実施方法のバリエーション
  4. 電子システムにおけるDRBFMの概要
    1. 電子システム設計における事前の障害防止の重要性
    2. 電子システム設計におけるDRBFMとその利点
  5. アジャイル開発とFMEA/DRBFMの統合 (Team FMEA/Team DRBFM)
  6. 電子システム設計におけるDRBFMの方法と実装
    1. 電子システム設計プロセスへのFMEA/DRBFMの統合
    2. 電子システム設計のためのDRBFM実装手順
  7. 電子システム設計におけるDRBFMのケーススタディと応用
  8. DRBFMの詳細実施例
    1. 準備
    2. 変更点とその機能分析
    3. 心配点 (故障モード) 、原因、影響
    4. 設計処置
    5. 推奨処置
  9. DRBFMを成功させるための勘所
    1. DRBFMの出来栄えチェック
    2. 英知を集め、協力して問題解決に導く
  10. まとめ
  11. Q&A

講師

  • 山田 卓
    株式会社 ワールドテック
    技術部長

会場

TH企画 セミナールーム
東京都 港区 芝4丁目5-11 芝プラザビル 5F
TH企画 セミナールームの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。

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  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は、2024年7月25日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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