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高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術

高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術

~絶縁破壊の要因と対策、フィラーによるトリー抑制~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、絶縁材料として広く用いられている高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎について説明するとともに、高分子絶縁材料の絶縁破壊がどの様な過程を経て生じるかについて説明しつつ、絶縁破壊のメカニズムについて解説いたします。

開催日

  • 2024年4月24日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 絶縁破壊の要因
  • フィラーによる絶縁破壊の抑制
  • EV、HEV用電線の事例

プログラム

 絶縁材料に加わる電圧が高くなると低い電圧では起きない部分放電など高電圧特有の現象が起き、絶縁特性が劣化、ついには破壊に至ることがある。講座では絶縁材料として広く用いられている高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎について説明するとともに、高分子絶縁材料の絶縁破壊がどの様な過程を経て生じるかについて説明しつつ、絶縁破壊のメカニズムについて説明する。
 基礎的な物理現象から話を始めて、高電圧印加の際にほとんどの寿命を決める要素である部分放電、トリーがどの様な影響を及ぼすか、それらの評価方法などを理解するとともに、絶縁特性の劣化を経て破壊にいたる場合にどの様な要因が影響を及ぼすか、複合体において劣化に伴う破壊に及ぼすフィラーの効果について説明しつつ、それらにフィラーがどの様に絶縁破壊にいたる過程に影響を及ぼすかを理解する。

  1. はじめに
    1. 気体の絶縁破壊理論は固体を考える時にも大切
    2. 液体・固体中への電荷の供給
    3. 絶縁での弱点
  2. 高分子材料の誘電特性
    1. 誘電率及び誘電損率の周波数特性
    2. 電子分極と原子分極
    3. 配向分極
    4. 緩和時間の分布
    5. 高分子の分子構造と誘電特性
    6. 複合体の誘電特性
  3. 高分子絶縁材料の電気伝導特性
    1. イオン伝導
    2. 電子性伝導
  4. 高分子絶縁材料の短時間破壊のメカニズム
    1. 高分子の絶縁破壊
    2. 電子的破壊
    3. 熱破壊
    4. 機械的破壊
  5. 高い電圧を用いるところでの高分子材料
    1. 電力ケーブル
    2. 電力機器
    3. EV/HEV
      1. EV/HEVでの電圧波形
      2. 耐インバーターサージ性エナメル線
      3. 絶縁劣化対策としての誘電率の役割
      4. 高PDIV化のための低誘電率エナメル電線
  6. 高分子絶縁材料の長時間破壊とフィラーの効果
    1. 高分子材料の劣化現象
    2. 部分放電とトリー
    3. 部分放電特性の評価
    4. V – t特性
    5. フィラーの効果
    6. フィラー/高分子界面の影響
    7. フィラーによるトリー劣化抑制
      1. 分解吸熱フィラー
      2. 高熱伝導性フィラー
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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