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クリーンルームの維持管理と静電気対策の実際

クリーンルームの維持管理と静電気対策の実際

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年4月19日〜26日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年4月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、クリーンルームの原理からその運用方法、ゴミ異物の発見とその除去方法まで、実例を交えて解説いたします。
また、静電気の発生機構、測定法を解説した上でその対策方法も実例を含めて解説いたします。

開催日

  • 2024年4月17日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • クリーンルーム管理、実務の担当者・責任者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設
  • 生産技術者、現場の管理者、クリーンルームの設置を考えている方、不良対策を推進したい方
  • 静電気不良に悩まれている方、課題を抱えている方

修得知識

  • クリーンルームの原理
  • クリーンルームの規格
  • クリーンルームの運用方法
  • クリーンルームの清掃方法
  • ゴミ異物の性質の理解
  • ゴミ異物の見つけ方 (見える化)
  • クリーンルームの測定機器
  • クリーン資材の知識
  • ゴミ不良の削減方法
  • 静電気の基礎知識
  • 静電気計測の方法
  • 静電気対策の実際

プログラム

 既存のクリーンルーム知識の大半は建築設計を中心にまとめられた規格や技術である場合が多く、クリーンルームを使用する者の立場に立った「どの様にクリーンルームを使用して行くか?」という技術解説は殆ど見当たりません。
 クリーンルーム内で生産しているにもかかわらず生産現場では不良が発生しており、それらはそのまま廃棄の対象となってしまいます。
 これらの不良が削減できれば全て利益として還元され、その原価改善効果は計り知れません。「この程度の不良は出ても当たり前だ」と考えずに、今一度不良削減に取り組んでみませんか?
 本講演は使う側の立場に立ったクリーンルームのあり方、その改造方法、クリーンルームの運用方法を、また、クリーンルームを持たない一般環境下の生産に関してもクリーン技術を駆使して生産現場の不良を削減する手法及びその事例をご説明致します。
 クリーン化技術は半導体のみならず、医療、医薬品、食品、各種塗装製品、カメラをはじめとする光学機器生産、その他の組立製品に関しても共通に使用できる有用な応用技術です。
 一方、静電気対策もゴミ・異物を引き寄せてしまう厄介者ですが、一般には静電気対策資材やイオナイザーを設置すれば完了という様な誤った認識が多く散見されます。静電気技術の正しい理解と活用により現場の歩留まりは大きく変化してしまいます。本講演では静電気の基礎から資材の評価やイオナイザーの選定・設置方法まで具体的に詳しく御説明致します。

  1. 第1部:クリーンルームの基礎
    1. ゴミ・異物とは何か (対策の対象となる不良や不良原因の範囲は?)
      1. ゴミ・異物の範囲 雰囲気中のゴミ・異物
      2. 因果律
    2. クリーンルームの基礎知識
      1. クリーンルームの四原則
      2. クリーンルームの原理
      3. クリーンルームの方式
      4. クリーンルームとは一体どの様な部屋なのか?
      5. ゾーニングとは何か?
      6. 差圧計
    3. クリーンルームの規格
      1. 規格の始まり
      2. 米国Fed – Std – 209とISO規格
      3. 各国のクリーン度規格
      4. クリーンクラスグラフの活用
    4. クリーンルームの運用方法
      1. 清掃のポイント
      2. 清掃方法の比較
      3. 清掃頻度の考え方
    5. 清掃の徹底
      1. 清掃を簡略化するアイデア
      2. クリーンルーム入室時の注意事項
      3. クリーンルーム内での注意事項
  2. 第2部:クリーンルーム運用と不良対策の実際
    1. ゴミの性質を知る 先ずは敵を知ろう
      1. クリーン化へのステップ
      2. ゴミ・異物の大きさを認識する
      3. ゴミ・異物の見つけ方
        (不良の原因となっているゴミや異物をどの様にして発見するのか?)
      4. ゴミ性質を認識する
    2. ゴミの見つけ方
      1. 管理すべきゴミ・異物は何か?
      2. ゴミの見える化 (輝度、コントラスト)
      3. ゴミ・異物の補足方法
      4. ゴミの判別方法 繊維の判別
      5. 繊維の見分け方
    3. 測定機器
      1. パーティクルカウンター
      2. ゴミの原因の同定 FTIRの活用
      3. パーテュクルセンサー
      4. 湿度計・風速計
    4. 発塵の実際
      1. クリーン着からの発塵
      2. 手袋の効果
      3. 粘着マットの効果
      4. クリーニングの効果
    5. その他の知識
      1. エアフィルターの補足機構
      2. クリーンブースの正しい使い方
      3. クリーンの四原則と5S
    6. クリーン資材
      1. クリーン着
      2. ワイパー
      3. 手袋
    7. 生産工程の注意すべき内容とその改善方法
      1. 射出成型
      2. 塗装工程
      3. 組立工程等々
      4. 半導体工程、
    8. ゴミの堆積例のご紹介
    9. 現場改善事例のご紹介
  3. 第3部:静電気対策
    1. 静電気により発生する問題
    2. 静電気の基礎
      1. 静電気とは何か?
      2. 何故イオン化するか?
      3. 様々な帯電現象
      4. 具体的な帯電の例
      5. 誘導体電
      6. 導体と絶縁体
      7. 導体の帯電と絶縁体の帯電
      8. 帯電列
      9. 人体放電と電撃の関係
      10. 静電気破壊
    3. 静電気の対策
      1. イオナイザーの種類と利用方法
      2. 帯電量と湿度
      3. 見かけ上の静電気の変化
      4. 静電気を計測する機器
    4. 静電気対策の実施例

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年4月19日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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