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帯電の測定方法と静電気障害対策

帯電の測定方法と静電気障害対策

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目次

第1章 静電気・帯電の基礎

第1節 接触帯電
  • 1. 接触帯電の現象
  • 2. 接触帯電の機構
  • 3. 接触帯電の特徴
  • 4. 接触帯電量の多寡
  • 5. 最大帯電量
  • 6. 帯電防止の考えかた
  • 7. 帯電特性の評価法
第2節 摩擦帯電
  • 1. 摩擦帯電と接触帯電
  • 2. 摩擦特有な現象
  • 3. 粉体の帯電
  • 4. 帯電特性の評価法
第3節 剥離帯電
  • 1. 剥離帯電の現象
  • 2. 剥離帯電の測定
第4節 静電誘導・荷電粒子による帯電
  • 1. 静電誘導による帯電
  • 2. 荷電粒子による帯電
第5節 放電現象
  • 1. 放電過程と形式
  • 2. 暗流
  • 3. 火花放電
第6節 ほこりの付着と帯電の影響
  • 1. 粒子に作用する電気力と重力
  • 2. 粒子と壁の間に作用する電気力
  • 3. 電界中の粒子の移動速度

第2章 帯電の測定方法と環境および方法による誤差要因

第1節 電位の測定
  • 1. 電位の意味
  • 2. 静電容量と電位・電荷量の関係
  • 3. 帯電導体の電位測定
    • 3.1 接触法による電位測定
    • 3.2 非接触法による電位測定 (直流方式)
    • 3.3 測定信号の交流化 (回転セクター式及び振動電極式表面電位計)
    • 3.4 距離補償式
  • 4. 絶縁体の電位測定
第2節 電荷量の測定
  • 1. 帯電導体の電荷量直接測定
  • 2. ファラデーケージ
  • 3. 実際の測定法とファラデーケージの変形
  • 4. 静電容量の測定
第3節 表面電荷分布の測定
  • 1. 電荷分布と電位分布
  • 2. 帯電微粒子を散布する方法
  • 3. 微小誘導電極を有する表面電位計を用いる方法
  • 4. 原子間力顕微鏡
  • 5. 走査型電子顕微鏡 (SEM)
  • 6. 電気光学効果
第4節 空間電荷分布の測定
  • 1. 空間電荷
  • 2. 空間電荷分布の測定法
  • 3. PEA法
  • 4. 空間電荷測定例
第5節 電界の測定
第6節 固体の表面抵抗率と固体・液体の体積抵抗率測定
  • 1. 導電率と抵抗率
  • 2. 表面抵抗率
  • 3. 抵抗の測定
  • 4. 体積抵抗率および表面抵抗率の測定
  • 5. 接触抵抗の影響を受けない抵抗測定法 – 4端子法と4探針法 –
第7節 粒子と粉体の帯電測定
  • 1. 単一粒子の帯電量測定
  • 2. 粉体の帯電量測定
  • 3. 粒子及び粉体の帯電特性評価
第8節 電荷漏洩・減衰の測定
  • 1. 帯電電荷の漏洩ルート
  • 2. 電荷漏洩の評価のための試料帯電
    • 2.1 固体電極からの電荷注入
    • 2.2 摩擦帯電
    • 2.3 コロナ帯電
    • 2.4 液体電極からの電荷注入
  • 3. 電荷減衰の測定
    • 3.1 帯電減衰モデルと半減期法
    • 3.2 帯電体の電荷測定
    • 3.3 帯電物体の電荷漏洩抵抗の測定
第9節 静電気放電の測定
  • 1. 静電気放電のエネルギーとその測定
  • 2. 放電による電荷分布の変化
  • 3. 発光状態
  • 4. 放電電流と電荷量
  • 5. 放電に伴う電磁波の発生
第10節 微小電流の測定
  • 1. 微小電流計の種類と測定原理
    • 1.1 電流・電圧変換方式
    • 1.2 シャント抵抗および負担電圧が測定精度に及ぼす影響
    • 1.3 振動容量電位計
    • 1.4 微小電流計の応答速度
    • 1.5 微小電流計の測定限界
  • 2. 微小電流測定上の問題点
    • 2.1 絶縁材料
    • 2.2 配線,ケーブル,コネクター
    • 2.3 ガード電極,遮蔽 (シールド) ,接地 (グランド)
第11節 熱刺激電流の測定
  • 1. 熱刺激電流とはどのようなものか
    • 1.1 定義と分類
    • 1.2 熱刺激電流の特徴
  • 2. TSCの測定法
    • 2.1 試料の分極
    • 2.2 TSC測定の電極配置
  • 3. TSCの利用
    • 3.1 初期立上り法 (initial rise method)
第12節 除電機構と除電装置の性能評価
  • 1. 除電装置 (イオナイザ) の原理
  • 2. 除電装置の性能評価
第13節 測定のための試験基準
  • 1. 試験基準の概要
  • 2. 帯電性の測定に関する試験基準
    • 2.1 電荷量の測定
    • 2.2 静電界の測定
    • 2.3 電位の測定
  • 3. 帯電防止性の測定に関する試験基準
    • 3.1 電気抵抗の測定
    • 3.2 電荷減衰の測定

第3章 生産現場における静電気測定とその管理

  • 1. 静電気測定器の基礎
    • 1.1 静電気測定器の種類
    • 1.2 表面電位計の測定原理
    • 1.3 表面電位計の較正方法
  • 2. 生産現場における静電気測定方法および注意点
    • 2.1 静電気用電圧計を用いた帯電電位測定
    • 2.2 表面電位計を用いた帯電電位測定
    • 2.3 表面電位計の使用上の注意点
    • 2.4 電荷量測定
    • 2.5 電界測定
    • 2.6 抵抗測定上の注意点
    • 2.7 現場で測定データを記録する上での注意事項
  • 3. 生産現場での静電気管理
    • 3.1 静電気対策評価基準

第4章 製造工程・物別の帯電現象と正しい測定方法および静電気対策

第1節 人体の帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 人体帯電のメカニズム
  • 2. 人体帯電の発生原因
  • 3. 人体帯電電位の測定方法及び測定例
  • 4. 人体帯電に起因する障害・災害
    • 4.1 電撃
    • 4.2 可燃性ガスへの着火
  • 5. 人体帯電防止方法
    • 5.1 静電気の漏洩
    • 5.2 漏洩抵抗の管理指標
    • 5.3 等価回路による人体帯電電位減衰の解析
    • 5.4 静電気帯電防止靴
    • 5.5 帯電防止作業床
    • 5.6 静電気帯電防止作業服
    • 5.7 作業者の教育および帯電防止用品の管理
第2節 繊維製品の帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 繊維の種類と電気的性質
  • 2. 繊維・繊維製品の静電気トラブルと帯電防止方法
  • 3. 繊維及び繊維製品の製造に対する静電気の活用技術
  • 4. 繊維製品の静電気測定方法と留意事項
第3節 粉体の取扱における帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 粉体の取扱における帯電機構
  • 2. 粉体の取扱における帯電現象
    • 2.1 粉じん濃度が帯電に及ぼす影響
    • 2.2 粉体の流動速度 (輸送速度) が帯電に及ぼす影響
    • 2.3 粉体の帯電極性
    • 2.4 粉体の輸送距離が帯電に及ぼす影響
    • 2.5 相対湿度が帯電に及ぼす影響
  • 3. 測定方法
  • 4. 静電気対策
第4節 可燃性液体の帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 静電気の現象
    • 1.1 静電気の発生
    • 1.2 電荷緩和
    • 1.3 誘導帯電
    • 1.4 静電気放電と着火
    • 1.5 液体の帯電現象
  • 2. 静電気の安全対策
    • 2.1 危険性雰囲気の防止
    • 2.2 最小着火エネルギー
    • 2.3 着火源の防止
    • 2.4 一般的静電気対策
    • 2.5 液体取扱時の静電気対策
  • 3. 可燃性液体に関する静電気の測定
    • 3.1 導電率の測定
    • 3.2 帯電電位の測定
    • 3.3 帯電電荷の測定
    • 3.4 測定上の安全配慮
第5節 電子デバイス・半導体製造における帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 半導体製造における静電気
    • 1.1 静電気対策の考え方
    • 1.2 半導体クリーンルームとESA
    • 1.3 誘導帯電の考え方
    • 1.4 静電気測定の基本的考え方
  • 2. 静電気対策の実施例
  • 3. イオナーザーによる効果
第6節 プラスチック業界の静電気除去対策技術
  • 1. 静電気はなぜ起きるか
  • 2. 静電気が及ぼす力
  • 3. プラスチック成型における静電対策
  • 4. 従来の静電気対策
  • 5. 新しい除電方式について
  • 6. 静電気対策の新しい考え方
第7節 フィルム製造加工における帯電現象と正しい測定法および静電気対策
  • 1. フィルム製造加工における帯電現象
  • 2. フィルムの帯電測定法
    • 2.1 静電気の測定
    • 2.2 表面電位測定の注意点
  • 3. 静電気対策
    • 3.1 静電気発生抑制法
    • 3.2 一般的な帯電防止法
    • 3.3 帯電防止剤を用いる方法
  • 4. フィルム製造・加工における帯電例とその対策
    • 4.1 ロールで搬送時のフィルムの静電気放電
    • 4.2 フィルム巻き取り時の帯電現象
    • 4.3 フィルムハンドリング時の操作トラブル
第8節 フィルムへのコーティングにおける帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. フィルム上の帯電模様について
  • 2. 帯電模様の除去原理
  • 3. 帯電模様除去システムの構成
第9節 帯電防止フィルムの取り扱い、選定の注意点
  • 1. 帯電防止フィルム
  • 2. 帯電防止剤からみた帯電防止フィルムの取り扱い及び選定の注意点
    • 2.1 イオン伝導型帯電防止剤系
    • 2.2 電子伝導型帯電防止剤
  • 3. 帯電防止フィルム選定の注意点
    • 3.1 ブリードアウトとそのコントロール
    • 3.2 粒子脱落とそのコントロール
第10節 製紙・紙加工・印刷・コピー機における帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 静電気障災害と帯電防止対策
    • 1.1 静電気現象と障災害
    • 1.2 帯電防止対策と除電装置の適用
  • 2. 紙の静電気の測定
    • 2.1 電荷量の測定
    • 2.2 表面電位の測定
    • 2.3 電気抵抗の測定
    • 2.4 電荷減衰の測定
    • 2.5 紙の含水率と電荷漏洩特性
  • 3. イオン生成方式の種類と原理
    • 3.1 各種のイオン生成方式とその適用
    • 3.2 コロナ放電式によるイオンの生成
  • 4. コロナ放電式除電装置の概要
    • 4.1 電圧印加式と自己放電式
    • 4.2 電圧印加式除電装置の分類
  • 5. 除電装置の特性評価に関する規格
    • 5.1 帯電プレートモニタ
    • 5.2 ウェブ走行試験装置
  • 6. 除電装置の取扱方法と保守
    • 6.1 除電装置の設置
    • 6.2 除電装置の保守管理
  • 7. 紙を扱うプロセスにおける除電装置の適用
    • 7.1 印刷機への除電装置の適用
    • 7.2 コピー機への除電ブラシの適用
    • 7.3 紙粉除去
第11節 塗装工程における帯電現象と正しい測定方法および静電気対策
  • 1. 塗装工程における帯電現象
    • 1.1 絶縁体の帯電現象
    • 1.2 導体の帯電現象
  • 2. 静電気の測定方法
    • 2.1 電荷量の測定
    • 2.2 表面の静電位の測定
  • 3. 静電気帯電によるトラブル
    • 3.1 静電塗装は静電気を応用
    • 3.2 その他の静電気応用
    • 3.3 一般の塗装では静電気は邪魔。そのトラブルとは?
  • 4. 静電気対策
    • 4.1 水吹き
    • 4.2 アース
    • 4.3 加湿
    • 4.4 界面活性剤を塗布
    • 4.5 導電剤の混入
    • 4.6 ダチョウの羽で擦る
    • 4.7 除電器でイオンを掛ける
  • 5. イオナイザーを用いた現状の静電気・ホコリ対策の問題点
第12節 グラスライニング機器における帯電現象と静電気対策および測定方法
  • 1. 絶縁性GL機器での帯電現象とその対策
  • 2. ガラス材質の導電化
    • 2.1 帯電防止GLの概要
    • 2.2 テストピースによる帯電防止性能評価
  • 3. GL機器における帯電量測定方法
第13節 電子デバイスの高圧スプレイ洗浄工程における帯電現象と静電気対策
  • 1. 静電気の発生原因
  • 2. ファラデーケージを用いた静電気測定
    • 2.1 実験方法
    • 2.2 実験結果と考察
  • 3. 静電気発生防止策の提案と確認実験
    • 3.1 実験方法
    • 3.2 実験結果と考察
第14節 潤滑油の帯電現象と測定方法及び静電気対策
  • 1. トライボロジーにおける帯電現象
  • 2. 静電気の測定方法とその問題点
  • 3. 実験で発見した知見
  • 4. 静電気発生のメカニズム

執筆者

  • 村田 雄司 : 東京理科大学
  • 海老沼 康光 : 湘南工科大学
  • 池崎 和男 : 慶應義塾大学
  • 鈴木 輝夫 : 春日電機(株)
  • 殿谷 保雄 : 東京都立産業技術研究センター
  • 木村 裕和 : 大阪府立産業技術総合研究所
  • 荷福 正治 : 産業技術総合研究所
  • 児玉 勉 : シシド静電気(株)
  • 園田 信夫 : 三菱電機(株)
  • 加藤 裕紀 : (株)ワイズ
  • 小長谷 重次 : 名古屋大学
  • 和泉 健吉 : シシド静電気(株)
  • 高柳 眞 : (株)TRINC
  • 河島 崇 : 池袋琺瑯工業(株)
  • 清家 善之 : 旭サナック(株)
  • 佐々木 徹 : (株)クリーンテック

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体裁・ページ数

B5判上製本 424ページ

ISBNコード

ISBN978-4-903413-52-5

発行年月

2008年11月

販売元

tech-seminar.jp

価格

60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)

割引特典について

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