技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

各開発段階に適した規格設定・Validation (特に分析法バリデーション) 実施範囲と文書管理

各開発段階に適した規格設定・Validation (特に分析法バリデーション) 実施範囲と文書管理

~各開発段階に求められている要件 (品質、文書・データ管理等) / 各段階に適した品質管理 (規格設定、Validation (分析法バリデーションを含む) 、変更管理等)~
オンライン 開催 演習付き

視聴期間は2023年11月7日〜20日を予定しております。
お申し込みは2023年11月7日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医薬品開発における各開発段階 (Pre-formulation〜非臨床試験〜治験〜医薬品製造販売承認申請) に適応した規格設定・Validation・変更管理・文書管理に対する取り組み、そして信頼性の基準に基づいた資料作成等、開発現場で感じている疑問に焦点を当てて解説し、新薬開発プロセスのポイント、そして各段階において適切な対応とは何かを理解し対応するための情報を提供いたします。

開催日

  • 2023年11月7日(火) 10時30分 2023年11月20日(月) 16時30分

修得知識

  • 各開発段階の目的 (Pre-formulation〜非臨床試験〜治験、申請)
  • 治験薬の品質と規格及び規格値の設定方法
  • 開発段階に応じた規格設定・分析法Validation・標準物質の考え方
  • 治験薬GMPへの対応 – Validation/Verificationの違い –
  • ライフサイクルを通したValidationの考え方
  • 信頼性の基準と適合性調査のポイント

プログラム

 新薬の開発は、探索研究に始まり、候補化合物に対するPre – formulation Study、そして非 (前) 臨床試験、Phase 1, 2,3臨床試験へと進み、NDAを経て承認される。このプロセスの成功確率 (低分子医薬) は0.005%と非常に低いものとなっているが、開発を成功に導くためには、各開発段階に求められている要件 (品質、文書・データ管理等) を十分に理解したうえで、各段階に適した品質管理 (規格設定、Validation (分析法バリデーションを含む) 、変更管理等々) が求められている。例えば、FDAの担当官は、講演の中で、‟規格は、開発とともに進化するという一般的な考え方は、十分受け入れられる。”と述べている。
 本セミナーでは、医薬品開発における各開発段階 (Pre – formulation〜非臨床試験〜治験〜医薬品製造販売承認申請) に適応した規格設定・Validation・変更管理・文書管理に対する取り組み、そして信頼性の基準に基づいた資料作成等々、開発現場で感じている疑問に焦点を当てて解説し、新薬開発プロセスのポイント、そして各段階において適切な対応とは何かを理解し対応するための情報を提供する。

  1. 医薬品開発プロセスを理解する!
    1. 医薬品開発プロセスのタイムテーブル・開発費用と各段階の失敗原因
    2. 信頼性の基準と信頼性基準 – Data Integrityへの対応 –
    3. Pre – formulationのポイント – 何を検討すべきか? –
      • 候補化合物の選択 – Lipinskiのルール5 –
      • 結晶多形をどう評価するか – Late appearing polymorphとは –
      • 開発方針設定に役立つ3つの薬物分類の活用 – BCS、DCS、MCS –
    4. 添加剤をどうやって選択するか – 添加剤の品質問題とその対応 –
      • 添加剤の選択基準 – 何を評価すべきか –
      • 添加剤の相互採用 – 相互作用が添加剤の機能と関係している –
      • 新規添加剤への対応 – 原薬と同じ考え方・資料が必要 –
      • 改正GMP省令でも明記された供給業者管理のポイント
  2. 臨床試験の目的とそこで求められる品質とは
    1. 非 (前) 臨床試験 – 3つの品質がポイント –
    2. 臨床研究・臨床試験・治験・医師主導治験の違い
    3. Phase 1治験 – 簡易製剤での試験と一貫性と同等性に対する理解 –
    4. Phase 2治験 – 製剤に求められる品質とは? –
    5. Phase 3治験 – 市販品と同等の品質、Pivotal試験とは –
    6. 治験届・IND・CTA – 日米欧で何か違うか –
  3. 治験薬GMPと開発段階に応じたValidation、規格設定・標準物質への対応
    1. 開発段階に応じたProcess Validation
      • ライフサイクルを通したProcess Validation – Design, Qualification, Verification –
      • Process Validation Stage 3 (CPV) への対応
      • ライフサイクルを通した変更管理 – PACPMの効果的な活用 –
    2. 医薬品品質の進化 – 規格及び規格幅 –
      • 医薬品の品質とは何か – 規格イコール品質? –
      • 出荷規格、Reported Results、For Information Only、In Process Control
      • 規格に対する疑問とその設定方法 – 工程情報に基づく設定から科学的な根拠に基づく設定へ –
      • 非臨床試験用製剤の規格及び規格値設定の考え方と具体的な設定事例
      • Phase 1/2用治験薬の規格及び規格値設定の考え方と具体的な設定事例
      • Phase 3とNDA用製剤の規格及び規格値設定の考え方と具体的な設定事例
    3. 分析法・分析法バリデーションの進化 – 分析法のValidation/Qualification –
      • ICH Q2 (R2) 分析法バリデーションガイドライン改定のポイント
      • 非 (前) 臨床、Phase 1,2,3治験段階の分析法Validation
      • ICH ガイドラインに準じたValidationは、どの段階で求められるのか
      • 分析法の変更管理 – 規格変更も軽微変更で対応可能? –
    4. 品質評価に使用する標準物質 (品) への対応
      • 標準物質 (品) の目的と開発スケジュールとSOP
      • 標準物質 (品) に求められる品質と作成手順
      • 標準物質 (品) は関するQ&A
    5. 治験薬GMPへの対応 – Validationか、Verificationか –
      • 治験薬GMPのポイント – 治験薬GMP通知 (2008年) のポイント –
      • 治験薬製造 – ValidationかVerificationの判断基準とは –
      • 治験薬GMPに準拠した原材料・文書管理
      • 治験薬製造に関するQ&A
  4. 医薬品製造承認申請と適合性調査
    1. 医薬品承認申請プロセスと申請治療
    2. 適合性調査への対応 – 指摘事例から理解する –
    3. 承認申請書との齟齬 – 齟齬の事例と発生理由、そして対応策 –
    4. 医薬品品質システムとQuality Culture
  5. まとめと質疑応答

講師

  • 宮嶋 勝春
    PURMX Therapeutics, Inc.
    シニアダイレクター

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年11月7日〜20日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -