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CASE実現へ向けた車載機器の熱対策

CASE実現へ向けた車載機器の熱対策

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、車載機器の熱設計について基礎から解説し、放熱材料の扱い方、シミュレーションのモデル化、熱流体解析の精度を高める要点を詳解いたします。

開催日

  • 2022年8月3日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 熱設計に必要な伝熱メカニズム
  • 市販製品の放熱構造と放熱材料の使い方

プログラム

 「CASE」をキーワードに車の電子化が急激に進んでいます。パワートレインはエンジンからインバータ/モータ/バッテリーに、運転はドライブコンピュータに、無線通信は5Gに置き換わり、いずれも大きな発熱を伴う電気・電子デバイスの冷却が信頼性の要になります。これら熱問題に対処するには熱のふるまいを知った上で適切な冷却構造を取ることが重要です。
 ここでは初心者向けの基礎から車載機器で採用されている熱対策とそのポイントについて詳しく解説します。

  1. 「CASE」と熱 エレクトロニクス化が進む車載機器の熱問題
    1. 車載機器の使用環境と発熱部位
    2. 熱によって起こる不具合
      • 熱応力
      • 劣化
      • 性能低下
      • 熱暴走など
  2. 車載機器熱設計のための基礎知識
    1. 伝熱のメカニズム
    2. 熱伝導と接触熱抵抗低減
    3. 対流のメカニズムと計算 水冷と空冷の効率化
    4. 熱放射のメカニズムと活用 放射率増大策
    5. 熱抵抗による設計の進め方
  3. インバータの構造と放熱ルート
    1. インバータ放熱経路とボトルネック
    2. 低熱抵抗化対策
    3. 直冷式の構造と効果
    4. 両面冷却
  4. ECUの放熱構造
    1. 主な熱源
    2. 冷却方式
      • 自然空冷
      • 強制空冷
      • 水冷
    3. 接触熱抵抗低減策
  5. 車載機器で使用する放熱材料
    1. TIMの種類と活用
    2. 放熱シート
    3. ギャップフィラー
    4. サーマルグリース
    5. 使用事例
  6. バッテリーの構造と熱対策
    1. バッテリーの熱特性 (熱に敏感なLiB)
    2. 放熱経路とボトルネック
    3. 水冷方式の課題と対策
  7. 自動運転向けコンピュータの冷却
    1. TESLA M3に見る水冷
    2. SoCなどの高発熱ロジックデバイスの冷却
    3. 無線通信モジュール、LiDARの冷却
  8. EVモータとその熱低策
    • 質疑応答

講師

  • 国峯 尚樹
    株式会社 サーマル・デザイン・ラボ
    代表取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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