技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック資源循環促進法の概要と求められる企業対応

プラスチック資源循環促進法の概要と求められる企業対応

オンライン 開催

開催日

  • 2022年2月24日(木) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部 プラスチック資源循環促進法の概要とその影響

(2022年2月24日 10:30〜12:00)

 2021年 (2021年) 通常国会で成立・公布 (2021年法律第60号、2022年4月1日施行予定) されたされた「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」 (「プラスチック資源循環促進法」) は、外食産業・小売事業者等のプラスチック製品の使用に関する取組に大きな影響を与える法律です。また、プラスチック使用製品の製造事業者、排出事業者にも大きな影響を与える法律です。
 本セミナーでは、2021年10月8日に公表された政令・省令のパブリックコメント案関連政省令および政省令案のパブリックコメント回答を中心に踏まえてどのような取組み・体制整備が必要となるのか具体的に説明いたします。

  1. 基本方針
  2. プラスチック使用製品設計指針
  3. 特定 プラスチック使用製品の使用の 合理化 (重点項目)
    • 使用製品・業種
    • 判断基準
      • 目標の設定
      • 使用の合理化
      • 情報の提供
      • 体制整備等
  4. 市区町村による分別 収集・再商品化
    • プラスチック資源としての一括回収
    • 中間処理工程の一体化・合理化
  5. 製造事業者等による自主回収・再資源化
  6. 排出事業者による排出の抑制 (判断基準)
  7. 排出事業者による再資源化等 (再資源化事業計画)
    • 質疑応答

第2部 容器包装、材料メーカーに求められるプラスチック資源循環促進法への対応

(2021年10月8日 13:00〜14:30)

 本法は、2022年4月に施行予定であるが、国は基本方針と野心的な目標を決めたものの、具体的な実行策は産業界、自治体、市民に任されている。中国の輸入禁止措置の影響もあり、全世界的に「廃プラから資源プラ」への転換が急務である。メーカーは、製品設計、使用の合理化、自主回収と再資源化が要望されており、今後革新的な技術開発と社会システム構築が必要となる。
 本講では、国内外の規制動向、技術開発事例、自治体・企業の対応例を紹介する。

  1. プラスチックを取り巻く環境
    • SDGs
    • 循環経済
    • 食品包装材料の使用割合
  2. 廃プラスチックの輸出入状況とバーゼル条約
    • 日本
    • EU
    • 米国
    • 中国
    • ASESAN等
  3. 新法において容器包装・材料メーカーに求められること
    • 製品設計指針
    • 使用の合理化
    • 自主回収・再資源化
  4. 国の研究開発状況:NEDO
  5. メーカーの技術開発状況
    • モノマテリアル化
    • マテリアルリサイクル
    • バイオマス化等
  6. 化学メーカーの技術開発状況
    • 日本化学工業協会方針
    • ケミカルリサイクル
  7. 食品容器用再生プラスチックの工業化状況
    • 厚生労働省指針と審議状況
    • 工業化状況
      • 飲料水
      • ドレッシング
      • 野菜ジュース等
    • 海外
  8. まとめ:メーカーとしての対応
    • 質疑応答

第3部 天然バイオマス系生分解性プラスチックと各種天然バイオマス由来化学製品の開発事例

(2021年10月8日 14:45〜16:15)

  1. 100%天然バイオマス系生分解性プラスチック
  2. 非可食性バイオマス由来セルロース系生分解性プラスチック
  3. 廃木材、廃海藻、古紙、廃食品など各種天然バイオマス系廃棄物を一部原料とした生分解性プラスチック
  4. セルロースナノファイバー複合生分解性プラスチック
  5. 天然バイオマス系生分解性プラスチック製の各種成形品
  6. 100%天然バイオマス系コーティング剤、塗料、可塑剤、潤滑剤、接着剤など
    • 質疑応答

講師

  • 渡邉 雅之
    弁護士法人 三宅法律事務所
    パートナー
  • 西 秀樹
    西包装専士事務所
    代表
  • 森 良平
    GSアライアンス株式会社
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。
ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/17 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/4/7 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/23 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2025/5/14 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/20 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン

関連する出版物