技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造担当者に伝えたい洗浄バリデーションの基礎

ライブ配信セミナー

医薬品製造担当者に伝えたい洗浄バリデーションの基礎

~バリデーションマスタープラン、ホールドタイム、そして残留限度値設定~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年8月24日(月) 10時00分16時30分

修得知識

  • ライフサイクルを通した洗浄バリデーションの考え方
  • 規制当局が求めている洗浄バリデーションの内容
  • 洗浄バリデーション実施に必要となるポイント
    • マスタープラン
    • プロトコール
    • マスターバッチレコード
    • Logbook
  • 洗浄の結果に影響を与える3つのホールドタイムの設定
  • Fourmanらの方法と毒性に基づいた方法の比較を基にした残留限度値の設定方法と具体的な計算方法
  • 適切な感度と回収率を含めた残留物の分析方法 ・査察への対応と確認される重要

プログラム

 洗浄バリデーションは、査察において最も指摘を受ける項目の一つである。それは、洗浄バリデーションの結果が交叉汚染につながり、さらに消費者の安全性にまで係る問題だからである。したがって、規制当局が求める要件はもちろん、自社の製造環境を踏まえた洗浄バリデーションに対する取り組みが強く求められている。特に、近年残留限度値設定そのものに対して新たな問題提起となる医薬品回収事例も発生し、それまでの物理化学的な視点からではなく、医薬品を服用する患者の視点から残留物の毒性に基づいた限度値設定が求められるようになった。さらに現場では、ホールドタイムの設定、洗浄後の日常確認など、多くの実務的な課題に対する対応が求められている。
 本セミナーでは、洗浄バリデーションに対して、それを担当する担当者の視線で、各国の規制が求める洗浄バリデーションに係る基礎的な要件から、リスクに基づいた取り組み、洗浄バリデーションの結果を左右する残留限度値設定上の問題点やその対応策、クリーンホールドタイム・ダーティホールドタイムの設定、そして日常の目視確認に至る、日々直面する課題について解説する。また、規制当局の査察では、何が確認されるのか、FDAをはじめとする世界各国・PMDA、そしてベンダーオデットの経験を基に紹介する。さらに、これまで実施したセミナーにおける参加者による現場の生の質問に対する回答を紹介する。

  1. はじめに
    1. 製品回収が突き付けた洗浄バリデーションに対する問題提起とは?
    2. Quality Cultureに基づく洗浄バリデーションへの新たな取り組み
  2. 日米欧規制文書が求めている洗浄バリデーションにおける検討項目とは?
    1. JGMPにおける洗浄バリデーション
    2. EU GMPにおける洗浄バリデーション
    3. cGMPにおける洗浄バリデーション
    4. ASTM Internationalのガイド (E3106 – 18)
  3. バリデーションは大変な活動! – バリデーションの本質を理解しよう! –
    1. GMPに加えてなぜバリデーションが必要となったのか
      • 歴史から見たその本質
    2. 1987年のバリデーションガイドライン、そして2011年バリデーションガイダンス
      • 3Lotsからライフサイクルへ
    3. 再バリデーションは、なぜなくなったのか
      • 再バリデーションについて理解しようI
    4. すべての取り組みは、リスクの理解から始まる
      • 品質リスクマネジメントを理解しよう
    5. 洗浄・洗浄バリデーションに係わるリスクとライフサイクルマネジメント
  4. 実務者担当者から見た洗浄バリデーションにおける10の課題
    1. GMPとValidationで必要となる文書と作成のポイント
      • Master Plan
      • SOP
      • Protocol
      • Report
      • MBR
      • Logbook
    2. 洗浄バリデーションに対する取り組みは、いつ開始されるのか
    3. 専用製造設備での洗浄バリデーション
      • 限度値設定は必要ないか
    4. 洗浄バリデーションにおける評価対象と5つの残留物評
      • 各種用具は?
      • 分析に使う器具は?
      • 壁や床は?
      • その時の限度値とは?
    5. 洗浄方法の特徴と採用時の留意点
      • マニュアル洗浄
      • CIP
      • SIP
    6. 製造現場ではワーストケースによる洗浄バリデーションが必須!
      • ワーストケースをどう設定するか:具体的な事例を基にI
    7. 洗浄バリデーション実施で検討すべき4つのホールドタイム
      • DHT
      • CHT
      • SDT
      • SHT
    8. 残留限度値をどう設定するか?
      • 物理化学的な設定から毒性に基づいた設定
        • Fourmanらの方法の問題点 ~10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか~
        • 毒性に基づいた基準の設定 ~毒性データがない時、どうするか~
        • 残留限度値の具体的な計算方法 ~実際に計算をしてみよう~
        • どちらの計算結果を採用すべきか ~Fourmanらの結果か、毒性による結果か~
    9. 残留物を正しく評価するための3つの検討課題
    10. Swab法とRinse法の特徴と課題
      • Rinseは less-desirable?
    11. 回収率と分析法
      • TOCは使用できるのか
    12. 目視確認の再現性をどう確保するか!
      • 残留限度値評価のための目視確認と日常の洗浄後の目視確認
    13. キャンペーン生産の特徴とDHT・CHTの設定
  5. 査察では何を確認されるのか ~FDA査察を例に~
    1. 査察に向けた準備
    2. 査察手順
    3. 指摘事項の具体例
    4. 指摘を受けたらどうすべきか
  6. 参加者からの質問に対する回答
    • 例: 計算した残留限度値が検出限界以下となった。どう対応すべきか など。
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 宮嶋 勝春
    株式会社リボミック
    品質保証責任者

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)

ライブ配信セミナーの留意点

  • 別途、視聴サイトのログインURLおよびID、パスワードをメールにてご案内いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレット、スマートフォンでも視聴いただけます。
  • セミナー資料は電子ファイルにてダウンロードいただけます。
    • 資料のダウンロードはパソコンのみ。スマートフォン、タブレットは不可。
  • チャット機能を使用して、リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/19 医薬品マーケティング戦略立案と市場・売上予測 オンライン
2026/3/19 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2026/3/19 中小規模組織 (企業) におけるGMP/GQP文書作成の技法と文書を遵守させるための手法 オンライン
2026/3/19 治験薬GMP入門 オンライン
2026/3/23 超実践的 サプライヤ監査のための監査員養成 実践講座 東京都 会場
2026/3/23 治験薬GMP入門 オンライン
2026/3/23 開発早期段階での医薬品の導入/導出・投資の際の事業性評価 オンライン
2026/3/23 洗浄のメカニズム、不良対策と評価、管理法 オンライン
2026/3/24 設備のバリデーション オンライン
2026/3/24 QC工程表・作業標準書の作り方 オンライン
2026/3/24 ゼロから始める医薬品のバリデーション入門 オンライン
2026/3/25 GMP対応 : 試験検査室管理と技術移転及びOOS/OOT対応 オンライン
2026/3/26 生成AIを活用した医薬品市場分析と患者数/売上予測・事業性評価 オンライン
2026/3/26 三極 (FDA/EMA/PMDA) の指針に基づくプロセスバリデーション・適格性評価の実務理解と承認申請書類・CTD-3への反映 オンライン
2026/3/26 信頼性基準適用試験の運用への落とし込みと(海外導入品など) 日本申請時の信頼性保証 オンライン
2026/3/26 バイオ医薬品分析コース (Aコース 分析法バリデーション + Bコース 超遠心分析) オンライン
2026/3/26 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2026/3/27 半導体製造におけるシリコンウェーハ表面のクリーン化・歩留向上技術および洗浄・乾燥技術 2か月連続セミナー 東京都 会場・オンライン
2026/3/27 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2026/3/27 試験室におけるPMDA査察官から見た査察ポイントと指摘事項対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/5/10 分析法バリデーション実務集
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/9/30 液体または蒸気による洗浄技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/9/30 液体または蒸気による洗浄技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)