技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオフィルム形成のメカニズムとその制御・評価

Zoomを使ったライブ配信セミナー

バイオフィルム形成のメカニズムとその制御・評価

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、バイオフィルムについて基礎から解説し、物理的殺菌、阻害剤、酵素等、菌種・場所に合った除去方法を詳解いたします。

開催日

  • 2020年7月31日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • バイオフィルムの除去、形成防止について知見を得たい方
  • バイオフィルムに関心のある方
  • バイオフィルム研究を始めようと考えている方

修得知識

  • バイオフィルムの形成機構
  • バイオフィルムによる弊害
  • バイオフィルムの防止・除去に向けた対策
  • バイオフィルムの評価・解析方法

プログラム

 環境中において多くの微生物は固体表面に付着して、集団構造であるバイオフィルムを形成しています。バイオフィルムは水処理・食品分野で有効活用されている一方で、細菌感染や虫歯、金属腐食、膜の目詰まりなど弊害を及ぼしています。一旦細菌がバイオフィルムを作り出すとその除去が非常に困難であるため、その除去法、ならびに形成制御法が今日求められています。
 本講演ではバイオフィルムの基礎的知見から形成メカニズム解明へのアプローチ、さらにはその評価方法や除去・対策技術までを紹介します。

  1. バイオフィルムの基礎
    1. バイオフィルムの歴史
    2. バイオフィルムの特性
    3. バイオフィルムの構成成分
    4. バイオフィルムの形成機構
    5. バイオフィルムにおける情報伝達機構
    6. バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
  2. 身の回りのバイオフィルム
    ~各種事例と菌種・特性~
    1. バイオフィルムの人体への影響
    2. 食品とバイオフィルム
    3. 水処理とバイオフィルム
    4. 金属腐食とバイオフィルム
    5. 生活環境とバイオフィルム
  3. バイオフィルムの除去と形成防止・対策
    ~各手法と作用機序・効果~
    1. 物理学的方法
      • 物理的殺菌法
      • 抗菌材料
    2. 化学的方法
      • 消毒薬
      • バイオフィルム阻害剤
    3. 生物学的方法
      • 酵素
      • ファージ
  4. バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
    1. バイオフィルムの菌種同定法
    2. バイオフィルムの構成成分分析法
    3. バイオフィルムの形成・除去の評価
      • 形成装置
      • 定量法
      • 染色法
      • 観察方法
    4. バイオフィルムを形成する細菌の発現解析
    • 質疑応答

講師

  • 田代 陽介
    静岡大学 学術院 工学領域 化学バイオ工学系列
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン
2025/1/17 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/24 LBPs (Live Biotherapeutic Products) におけるCMC開発 オンライン
2025/1/29 ぬめりにおける材料別 評価法と対策・開発 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/31 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/5 滅菌バリデーション講座 (基礎 + 実践) オンライン
2025/2/5 滅菌バリデーション実践講座 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 LBPs (Live Biotherapeutic Products) におけるCMC開発 オンライン