技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料・製品の寿命予測と劣化加速試験条件の設定方法

高分子材料・製品の寿命予測と劣化加速試験条件の設定方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック・ゴム・接着剤・両面テープの樹脂材料全般を対象とし、各種劣化モードにおける寿命予測を重回帰分析により、実際のデータに極めて近い劣化度合いの予測を行う手法について解説いたします。
また、劣化の事例を交えて、不具合の原因と対策について詳解いたします。さらに、寿命予測、劣化加速試験条件の設定方法、劣化加速条件設定のための対象製品の温湿度測定方法、取得した温湿度データの加工・解析方法についても解説いたします。

開催日

  • 2020年2月17日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • プラスチック・ゴム・粘着/接着製品における種々劣化モード
  • プラスチック・ゴム・粘着/接着製品の寿命予測
  • プラスチック・ゴム・粘着/接着製品の劣化加速条件の設定
  • プラスチック・ゴム・粘着/接着製品の劣化メカニズムとその対策

プログラム

 樹脂材料や製品に関する専門書等において、アレーニウス式やラーソンミラー式による材料や製品の寿命予測についての記述は見かけるものの、具体的に寿命特性値の経時変化を解析し、寿命予測の一般式化に繋げた例は稀有であるものと思われる。
 本講座では、対象をプラスチック・ゴム・接着剤・両面テープの樹脂材料全般とし、各種劣化モードにおける寿命予測を重回帰分析の手法により、アレーニウス型やラーソンミラー型を基本とする予測式設定に繋げたため、劣化度合いの予測結果が実際のデータに極めて近似することを特徴とする。また、ほとんどの事例について劣化メカニズムを解説しているので、類似の不具合が発生した際には、迅速で的確な対策が策定できる内容としている。合わせて、寿命予測から発展する劣化加速試験条件の設定方法、並びに劣化加速条件設定のための対象製品の温湿度測定方法と取得した温湿度データの加工・解析方法についても解説する。

  1. 各種材料の寿命予測と劣化加速の概要
    1. 劣化現象に対する寿命予測と劣化加速の対応項目
    2. 寿命予測の概要と展開
    3. 樹脂材料の寿命予測方法
    4. 加速係数の算出方法
  2. ゴム系材料の劣化と寿命予測
    1. シール部品の劣化と寿命予測
    2. ガスケットの劣化と寿命予測
    3. ダイアフラムの劣化と寿命予測
  3. 接着剤の劣化と寿命予測
    1. 試験片モデルによるクリープ寿命予測
    2. 劣化加速試験条件の設定
    3. 接着製品におけるクリープ寿命予測
    4. 接着製品におけるクリープ加速試験条件の設定
  4. 両面テープの劣化と剥がれ寿命予測
    1. 剥がれ原因
    2. 剥がれ寿命予測
  5. プラスチックにおける各種劣化・トラブルの特徴、メカニズム、事例
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. 熱劣化
    6. 黄変
    7. 加水分解
  6. プラスチック材料の寿命予測
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れを誘発する吸水率
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. 熱劣化
    6. 加水分解
  7. プラスチック材料・製品の劣化加速試験条件の設定
    1. 温度頻度表がある場合
    2. 温度頻度表がない場合
    3. 上限温度の見極め
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

4F 第3会議室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/10 金属疲労の基礎と疲労破壊の破面解析および対策 オンライン
2024/12/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/11 粘着剤・粘着テープの剥離メカニズム・動的挙動と応力・変形・レオロジーコントロール オンライン
2024/12/11 低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法 オンライン
2024/12/11 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/12/11 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2024/12/12 接着接合部の力学の基礎から強度測定方法 オンライン
2024/12/13 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/13 高分子絶縁材料の劣化・絶縁破壊メカニズムと計測・データ解釈法 オンライン
2024/12/13 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2024/12/16 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/16 エポキシ樹脂の最新技術動向と設計技術および今後の課題 オンライン
2024/12/16 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/16 熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用 オンライン
2024/12/17 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2024/12/17 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/12/17 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2024/12/17 3Dプリンティング技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/17 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/6/28 異種材料接着・接合技術
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/8/25 金属材料の破断面解析技術の基礎と解析事例
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)