技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3Dプリンティング技術の最新動向と今後の展望

アルテック株式会社 テクニカルセンター内の3Dプリンターのオンライン見学会付き

3Dプリンティング技術の最新動向と今後の展望

~樹脂材料を中心に現状とその課題、および開発動向とビジネスチャンス~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、3Dプリンターを中心とした積層造形技術について基礎から解説し、現状と課題を整理し、開発動向・今後の方向性について解説いたします。

開催日

  • 2024年12月17日(火) 13時00分 16時40分

受講対象者

  • 3Dプリンターに関連する技術者
  • 3Dプリンター市場への参入を検討されている方
  • 三次元積層造形用材料の開発者及び開発を志す方

修得知識

  • 3Dプリンター材料の現状
  • 樹脂系造形の現状
  • 金属系造形やセラミック造形の現状
  • 求められる材料とその特性、その課題、今後の動向
  • 3Dプリンターのビジネスチャンス

プログラム

 40有余年前に試作模型を作製する目的での小玉秀男氏により発明された光造形法を緒に各種三次元積層造形法 (Additive Manufacturing = AM法) が発明されてきた。これらの基本特許の消滅を契機に2012年に大きな「3Dプリンターブーム」が巻き起こり「ものづくり」に新しい流れが出来た。今日、AM法は3Dプリンティング、装置を3Dプリンターと一般的に呼び、工業製品の開発から趣味・自己表現に至るまで広く利用され身近なものとなっている。
 生活環境や製造業においてデジタルによる大変革 (Digital Transformation=DX) が進行しており、このDX「デジタルによるものづくり」に3Dプリンティングが重要な役割を果たすと考えられている。一方、新型コロナウィルス、ロシア軍のウクライナ侵攻等によりサプライチェーンが大きく変貌した。このサプライチェーンの再構築にはDXとともに「データさえあればどこでもものが作れる」3Dプリンティングが大きな役割を果たしつつある。また、「オンデマンド生産」や「デジタル在庫」が話題になり、この3Dプリンティングはこのための手段として大きく成長しようとしている。そして、3Dプリンターで直接最終製品を製造する動きは年々拡大し、現状3Dプリンティング利用の4割近くに至っている。
 直接最終製品製造には粉末床溶融法 (PBF) や材料押出し法 (MEX) を中心に展開されているが、材料性能や品質・信頼性で顧客のニーズを充分に満たすほどには至っていない。そのため、材料の更なる進化が求められ、高品質で高信頼な材料の開発が必須であり、ヨーロッパを中心とした化学系大企業がビジネスチャンスとみて参入が続いる。そして、今、我々は5G通信の世代にある。今後はこの5Gを超え6G通信の世代に備えて行かなくてはならない。DX, 5G, 6Gなどの要求に即した「ものづくり」で世界に遅れを取られないためにも、これらにおいて重要な核となる機能性材料の多くを担っている日本企業の材料開発は重要である
 本講演では特に3Dプリンティングへの取り組みについて、樹脂材料を中心に、金属材料や無機材料を含めて求められる材料性能の視点から、その現状を把握するとともに今後の方向性を探り、課題を整理して、材料開発を通して3Dプリンティングでのビジネスチャンスを掴んで頂きたい。

  1. はじめに
    1. 3Dプリンターの基礎
    2. 3Dプリンターでなにができるか?
    3. 3Dプリンターの歴史とその基本特許
    4. 3Dプリンター材料の特許動向
    5. 3Dプリンターおよびその材料市場
  2. 3Dプリンターとその材料
    - 各積層方式とその材料の求められる特性、現状とその課題 –
    1. 液槽光重合法 (VPP) とその光硬化性樹脂
    2. 材料噴射法 (MJT) とその材料
    3. 材料押出し法 (MEX) とその材料
    4. 粉末床溶融結合法 (PBF) とその材料
    5. 結合剤噴射法 (BJT) とその材料
    6. その他の造形法とその材料
  3. いま注目されている造形法とその展開について
    1. 新しい造形法
    2. セラミック造形
    3. 医療・歯科への展開
    4. バイオ3Dプリンティング
    5. その他
  4. 国内外の装置メーカー、材料メーカーの動向
    • 2020年からのコロナ禍のため国内外の3Dプリンティング関連展示会は殆ど中止、またはオンライン開催となっていた。
      2022年に入りコロナ禍は比較的落ち着きを見せ始め、リアルでの開催も始まった。
      これらリアルな展示会及び各種3Dプリンティング関連団体やメーカーの主要なWebinarからその動向を探ることとする。
  5. 3Dプリンティングによる最終製品製造の動向
  6. 材料から見た3Dプリンターの市場動向と今後の行方
  7. まとめ

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン
2025/3/31 3Dプリンタ活用による3D設計・開発で成果を上げる オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/14 エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/17 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/4/18 イオン交換樹脂を使いこなすための必須知識と応用のポイント オンライン
2025/4/21 はじめてのプラスチック材料と成形法 オンライン
2025/4/21 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/4/21 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/23 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2025/4/24 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/5/8 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/5/9 金属3Dプリンタの応用動向と造形物の信頼性向上、評価 オンライン
2025/5/12 イオン交換樹脂を使いこなすための必須知識と応用のポイント オンライン
2025/5/12 3Dプリンタを用いたゲルの成形技術 オンライン