技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製品中の異物 / 異臭の分析手法と実例

製品中の異物 / 異臭の分析手法と実例

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゴム・プラスチックなどの工業製品や食品中の異物や異臭の対策に必要な分析法を中心に、事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年12月18日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム・プラスチックなど高分子材料に関連する技術者、開発者
  • 高分子材料を用いた製品の技術者、開発者、品質保証担当者

修得知識

  • 異物分析の基礎
  • 異臭分析法の基礎
  • IRスペクトルの解析
  • 匂いの感知、匂い物質の特長

プログラム

 ゴム、プラスチックなどの工業製品や食品中の異物や異臭の対策に必要な分析法を中心に、事例を交えて解説する。また、速やかな分析のために必要な流れ (情報収集、分析、考察など) や、解析・考察に必要な工業製品、食品、匂い物質などに関する周辺情報もできる限り説明する。

第1部 異物分析
  1. 微小異物分析の手順
    1. 外観観察
    2. 試料調製方法
      1. 分析試料の切り出し,採取に使用する利便性の高い道具
      2. サンプリングの方法
      3. 前処理・洗浄・抽出
    3. FT – IRを用いた異物分析
  2. 具体的事例
    1. 包装用ポリ袋に付着した黒色微小異物 [天然ゴム・スチレンブタジエンゴム (NR・SBR) ]
    2. 水道水から発見された黒色異物 [エチレンプロピレンゴム (EPDM) ]
    3. 菓子パンに付着した青色異物 [インキ用色素]
    4. 焼きうどんから発見された異物 [ポリプロピレン (PP) 製トレー]
    5. ケーキに混入した錠剤異物 [ビタミンC補給剤]
    6. ゴム成形品表面に現れるブルーム現象
    7. アミン系老化防止剤と可塑剤の移行による汚染

  1. 異物混入の再発防止対策

第2部 異臭分析

  1. 嗅覚の特徴
    • 匂いの感知
    • 閾値
    • 匂いの強さ
    • 匂いの疲労 (慣れ)
    • 個人差
    • 体調
    • 匂いの質と分類
  2. 匂い物質の特徴
    1. 匂い物質の条件
    2. 匂いと化学構造の一般的傾向
  3. 異臭分析の手順及び手法
    1. 異臭分析手順
    2. 異臭分析手法
      • ヘッドスペースGC/MS法
      • サーマルデソープションコールドトラップGC/MS
  4. 異臭分析事例
    1. 清涼飲料水製造装置用EPDMパッキンの異臭分析
    2. ポリエチレン (PE) 製買い物袋の異臭分析
    3. そうめんの異臭分析
    4. 魚類珍味の異臭分析
    5. レトルト食品の異味・異臭分析
    6. てんぷら油の劣化による異味・異臭とその検出方法
    7. ソーセージの苦味分析

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/26 世界における食品および食品添加物の法規制とその情報収集方法 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/2/28 国外規制をふまえたE&L (Extractables&Leachables) 評価基準の考え方と分析・評価方法 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/28 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 世界における食品および食品添加物の法規制とその情報収集方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕(CD-ROM版)
2022/5/23 クリーンルーム〔2022年版〕
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法