技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

細胞培養技術の特許戦略

再生医療、細胞治療における

細胞培養技術の特許戦略

~1年以内に公開となった最新特許事例から学ぶ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、幹細胞・基材と足場・3次元培養・培地・保存技術の最新情報を紹介いたします。
特許庁審査官・審判官の経験に基づいた、広くて強い特許取得を伝授いたします。

開催日

  • 2019年11月15日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

 細胞培養技術は、近年、急速に研究開発が進展しています。とくに、最近1年間の特許動向を分析すると、幹細胞技術や3次元培養技術の発達により細胞培養技術が急速に高度化し、再生医療や細胞治療の可能性が拡大しています。このような細胞培養技術について研究開発を推進するためには、特許戦略の構築が必要不可欠です。とくに、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかについては、研究活動における重要な課題です。また、特許を有効に活用するためには、広くて強い特許を取得することが必要不可欠です。このような対応により、研究成果を事業に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような視点から、特許庁審査官・審判官の経験に基づいて、最近1年間の特許出願の事例を中心に、細胞培養技術に関する特許戦略について説明し、今後の課題と対応策について解説します。

  1. 細胞培養技術に関する特許出願の動向 〔最近1年間の事例解説〕
    1. 最近の細胞培養技術の特許出願の概要
    2. 幹細胞技術
      • 体性幹細胞
      • 胚性幹細胞
      • 多能性幹細胞
      • 前駆細胞
      • 未分化細胞胞
      • 分化誘導法
      • 分裂促進技術
      • 自家細胞移植・他家細胞移植
    3. 培養基材・足場技術
      • スキャフォールド
      • 細胞シート
      • マイクロキャリア
      • ナノ繊維
      • 多孔質膜
      • 酸素透過膜など
    4. 3次元培養技術
      • スフェロイド技術
      • オルガノイド技術
      • 細胞外マトリックス包埋技術
      • マイクロ流体チップ
      • 品質管理技術 (モニター、センサ) など
    5. 培地成分、培養条件
      • トランスフェリン
      • ラクトフェリン
      • リゾチーム
      • アプロチニン
      • 保存 (凍結保存)
      • 発育促進剤
      • 分裂促進剤
      • 抗生物質など
  2. 特許を視野に入れた研究開発戦略
    1. 特許出願のタイミングと注意点
      • 研究開発段階における特許出願の判断手法
        • 幹細胞技術
        • 培養基材・足場技術
        • 3次元培養技術など
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
      • 有効な特許調査の手法とコツ
        • 幹細胞技術
        • 培養基材・足場技術
        • 3次元培養技術など
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      • 論文と特許の関係
      • 共同研究と特許の関係
      • 研究部門と知財部門の協力体制
    4. 他社の特許を侵害しない方法
      • 細胞培養技術に関する他社特許について、どのように調査するべきか、どのように侵害を回避するべきか
  3. どのような特許を取得すべきか
    1. 有効な特許とは、どのような特許か
      • 細胞培養技術に特有の課題
    2. 広くて強い特許のポイント
      • クレームの傾向と対策
        • 幹細胞技術
        • 培養基材・足場技術
        • 3次元培養技術など
    3. 特許を取得するために有効な特許調査の注意点
      • 特許調査の手法とコツ
        • 幹細胞技術
        • 培養基材・足場技術
        • 3次元培養技術など
    4. 事業戦略と特許戦略の一体化
  4. 細胞培養技術に関する登録特許の最新事例 〔最近1年間の事例解説〕
    1. 最近の登録特許の事例と特許審査におけるポイント
    2. 特許請求の範囲の記載方法
      • 新規な幹細胞
      • 培養基材・足場技術
      • 3次元培養技術などの書き方
    3. 明細書の開示の程度
      • 実験データの開示の必要性
      • 実施可能要件
    4. 特許要件の判断基準
      • 新規性、進歩性、実験データの追加の可否
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/1 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/10/2 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2024/10/2 GDP対応のための文書整備、流通業者管理と実務対応のポイント オンライン
2024/10/2 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/10/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/10/2 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2024/10/4 メディカルライティング入門講座 オンライン
2024/10/4 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2024/10/4 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/10/7 医薬品製造における異常・逸脱管理とインシデンツ対応 オンライン
2024/10/7 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/7 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン
2024/10/7 iPS細胞の大量培養にむけた培養方法の選択と工程設計 オンライン
2024/10/8 事例から学ぶQA担当者教育訓練とQA部門構築のポイント オンライン
2024/10/8 特許情報調査の基本と競合他社調査および技術テーマ調査、技術動向分析の進め方 オンライン
2024/10/8 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/31 細胞培養加工施設の構築と運営管理の省力・省コスト化
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集