技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療等製品の特許戦略と製品開発の留意点

再生医療等製品の特許戦略と製品開発の留意点

~出願のタイミング、調査手法とコツ、どのような特許を取得すべきか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年8月28日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する研究開発担当者、事業開発担当者、知的財産担当者

修得知識

  • 再生医療等製品の特許動向
  • 最新の特許戦略の考え方や策定方法
  • 再生医療等製品の特許動向を踏まえた製品開発の今後の方向性、研究開発を戦略的に推進するポイント

プログラム

 再生医療等製品は、以下 (1) (2) に示される製品として定義されています。

  • (1) 人又は動物の細胞に培養等の加工を施したものであって、身体の構造・機能の再建・修復・形成するもの、及び、疾病の治療・予防を目的として使用するもの
  • (2) 遺伝子治療を目的として、人の細胞に導入して使用するもの

 再生医療等製品は、既存の医薬品では治療が困難な疾病や、治療法が確立されていない疾患に対する新たな治療法として、社会的に関心の高い技術であり、近年、積極的に製品開発が進められています。
 このような再生医療等製品について製品開発を推進するためには、特許戦略の策定が必要不可欠です。とくに、特許分析から再生医療等製品の技術動向を把握したうえで、的確な特許戦略を構築することが重要です。
 本講演では、このような視点から、再生医療等製品の特許戦略について説明し、今後の製品開発の留意点について解説します。

  1. 再生医療等製品に関する特許出願の動向
    1. 特許出願の最近の傾向 (再生医療を中心に)
    2. 再生医療等製品の基本技術に関する特許出願の動向
      (遺伝子治療分野:再生医療等製品のうち遺伝子治療を目的としたものなど)
    3. 再生医療等製品の応用技術に関する特許出願の動向
      (再生医療製品分野:再生医療等製品のうち細胞組織を加工したものなど)
  2. 再生医療等製品に関する特許出願の分析
    1. 出願国や出願人国籍に関する分析
      (今後、どこの国に特許出願するべきか、等)
    2. 出願上位ランキング/出願人属性別分析 (大企業・ベンチャー・大学)
      (共同研究やライセンスの候補先は、どのように検討すべきか、等)
    3. 技術区分別分析 (要素技術) /パテントマップ
      (再生医療等製品の要素技術のうち、特許出願が伸びている技術は何か、等)
    4. 出願系統図/技術俯瞰図
      (特許出願の傾向から、今後の技術革新の方向性をどのように予測するか、等)
  3. 再生医療等製品に関する特許出願の考え方
    1. 特許出願のタイミングと注意点
      (再生医療等製品の開発段階における特許出願の判断手法)
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
      (遺伝子治療分野、再生医療製品分野に関する有効な特許調査の手法とコツ)
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      (論文と特許の関係、研究部門と知財部門の協力関係)
    4. 今後の研究開発戦略の方向性
  4. どのような特許を取得すべきか
    1. 有効な特許とは、どのような特許か
      (再生医療等製品に特有の課題と留意点)
    2. 広くて強い特許のポイント
      (遺伝子治療分野、再生医療製品分野のクレームの傾向と留意点)
    3. 特許の取得に有効な特許調査の注意点
      (再生医療製品分野に関する有効な特許調査の手法とコツ)
    4. 特許審査への対応
      (拒絶理由の解消方法、面接審査の活用方法、拒絶査定を回避するコツなど)
  5. 再生医療等製品に関する登録特許の最新事例
    1. 最近の登録特許の事例と特許審査のポイント
    2. 特許請求の範囲の記載方法
    3. 明細書の開示の程度 (実施例や実験データは、どこまで開示すべきか)
    4. 特許要件の判断基準 (新規性、進歩性、その他)
    5. 登録特許の事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答・名刺交換

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/20 記載要件に基づいて特許を読み込めますか? 書けますか? オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術