技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

有機無機ハイブリッド材料の設計、界面制御と機能性材料の開発

有機無機ハイブリッド材料の設計、界面制御と機能性材料の開発

~フレキシブルハードコート、自己修復性・高低屈折率コーティング~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、有機無機ハイブリッドの概要と新しい有機無機ハイブリッド材料の開発と機能性コーティングへの応用展開について解説いたします。

開催日

  • 2019年2月14日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ポリマー/ナノ粒子界面を制御し、目的の機能を発現させるポイント
  • コーティング材料の設計事例
    • ハードコート
    • 反射防止
    • 高屈折率
    • 自己修復性など

プログラム

 有機無機ハイブリッド材料は、無機ナノ材料と有機ポリマーがナノ分散することで合成することができ、無機物や有機物の単独では得られない特性、それぞれの物性のトレードオフの解消など、機能性材料としての様々な特徴が期待されています。それらのナノ分散には、無機材料と有機ポリマーの界面制御が必要であり、無機材料への反応基導入や表面修飾を活用することができます。無機成分の合成には、ゾルゲル法が一般的な方法として知られていますが、反応性基を持ったポリシルセスキオキサンや無機ナノ粒子などをビルディングブロックとして用いる有機無機ハイブリッドが注目されています。これらの有機無機ハイブリッドは、コーティング材料として非常に有用で、絶縁膜、屈折率をコントルールできる光学薄膜やフレキシブルハードコートなど、応用性に富んだ実用材料として注目されています。
 本講演では、有機無機ハイブリッドの概要と新しい有機無機ハイブリッド材料の開発と機能性コーティングへの応用展開について紹介します。

  1. 有機無機ハイブリッドの概要
    1. 有機無機ハイブリッドとは
    2. 有機無機ハイブリッドの作成方法
    3. 有機/無機の界面制御の重要性
    4. 有機無機ハイブリッドに期待される機能性
    5. 光学材料に求められる有機無機ハイブリッド薄膜
  2. ゾルゲル2元架橋反応による有機無機ハイブリッド
    1. ゾルゲル・光ラジカル重合による有機無機ハイブリッド
    2. ゾルゲル・光カチオン重合による有機無機ハイブリッド
    3. ゾルゲル・エン – チオール反応による有機無機ハイブリッド
  3. ポリシルセスキオキサンによる有機無機ハイブリッド
    1. ポリシルセスキオキサンとは
    2. ポリメチルシルセスキオキサンを用いたFET用ゲート絶縁膜の開発
    3. チオール基含有ポリシルセスキオキサンを用いた有機無機ハイブリッド
    4. フレキシブルおよび自己修復性コーティングへの応用
  4. ナノ粒子分散による有機無機ハイブリッド
    1. ナノ粒子分散の課題
    2. シリカナノ粒子空隙を応用した低屈折率コーティング
    3. ジルコニアナノ粒子分散による高屈折率コーティング
    4. チタニアナノ粒子分散による高屈折率コーティング
  5. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 松川 公洋
    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ
    特任教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/1 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/7/2 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2025/7/2 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2025/7/3 シランカップリング剤の効果的活用法 オンライン
2025/7/4 ポリウレタンフォームの材料設計と機械特性の解析、予測 オンライン
2025/7/4 電池セパレータの安全性・耐熱性向上とコーティング技術 オンライン
2025/7/4 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2025/7/4 高分子の相溶性と結晶化の基礎的理解と高次構造形成の考え方 オンライン
2025/7/7 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解、最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2025/7/8 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/7/9 有機-無機材料のハイブリッド化、合成技術と構造・特性制御、応用 オンライン
2025/7/10 高速伝送基板に向けた材料の表面処理技術と接着性、誘電特性の両立 オンライン
2025/7/11 ポリイミド入門講座 オンライン
2025/7/11 シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法 オンライン
2025/7/14 樹脂用添加剤におけるブリードアウト・ブルーム現象の発生機構とその制御・対策 オンライン
2025/7/14 シランカップリング剤の効果的活用法 オンライン
2025/7/23 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/7/30 廃プラスチックのリサイクル最新動向 オンライン
2025/7/30 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/8/7 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術
2013/6/24 車載用主機モータの絶縁技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/20 導電・絶縁材料の電気および熱伝導特性制御
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/10/31 ハイブリッド・デュアルUV硬化の実践的活用
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書