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車載用主機モータの絶縁技術

車載用主機モータの絶縁技術

目次

第1編 車載用モータの絶縁技術

第1章 絶縁技術から見た車載用モータの基本

  • 1 車載用モータの概要
    • 1.1 モータの種類、構造、仕組み
    • 1.2 主要構成材料
    • 1.3 モータの製造工程
  • 2 車載用モータの主な試験
    • 2.1 巻線の種類と絶縁構成
    • 2.2 巻線の絶縁試験
    • 2.3 温度試験

第2章 車載用モータの主要絶縁材料

  • 1 概説
  • 2 マグネットワイヤ(コイル)
    • 2.1 種類と特徴
    • 2.2 エナメル線の性能比較
    • 2.3 エナメル線材料の試験規格
  • 3 フィルム材(スロット絶縁物、相間絶縁物)
    • 3.1 種類と特性
    • 3.2 選定上の注意
    • 3.3 フィルム複合、貼り合せによる欠点補完材
    • 3.4 材料試験法
  • 4 ワニス
    • 4.1 種類
    • 4.2 溶剤系と無溶剤系ワニスの違い
    • 4.3 選定上の注意
    • 4.4 材料試験法

第3章 絶縁設計

  • 1 絶縁設計の概念
  • 2 絶縁設計における注意事項
  • 3 絶縁劣化の各種要因と劣化機構
  • 4 絶縁複合劣化モデル
  • 5 絶縁設計フロー
  • 6 製造工程と絶縁設計留意点

第4章 絶縁試験・劣化診断

  • 1 概説
  • 2 絶縁に関するトラブル例
  • 3 劣化診断
    • 3.1 劣化検出手段
    • 3.2 エナメル線の熱劣化程度とアレニウス経験則
    • 3.3 絶縁劣化診断
    • 3.4 現場で実用されている絶縁劣化診断法
    • 3.5 絶縁破壊と相関性の高い絶縁診断(一例の紹介)
    • 3.6 絶縁劣化診断の判定基準
    • 3.7 モータの故障

第5章 モータの動向と絶縁開発課題

  • 1 高効率化
  • 2 高電圧化
  • 3 高トルク化
  • 4 モータ冷却性能向上
    • 4.1 通風ファン空冷式
    • 4.2 間接水(油)冷式
    • 4.3 直接油冷(ATF)式

第6章 インバータサージ電圧と部分放電開始電圧

  • 1 部分放電の発生と絶縁破壊
  • 2 部分放電開始電圧
  • 3 ステータ絶縁部位の部分放電開始電圧と内部電圧分布との比較
    • 3.1 巻線間の内部電圧分布
    • 3.2 巻線間の分担電圧の測定
    • 3.3 ステータ絶縁部位の部分放電開始電圧の測定
    • 3.4 各絶縁部位の部分放電開始電圧と課電電圧(分担電圧)との比較
  • 4 インバータ駆動した際の技術的諸課題に関する規格

第2編 絶縁樹脂の力学的特性と使用上の留意点

第7章 粘弾性特性

  • 1 粘弾性特性とは
  • 2 時間温度換算則
  • 3 重ね合わせの原理
  • 4 温度が変わる場合における重ね合わせの原理
  • 5 絶縁樹脂の緩和弾性率、クリープコンプライアンス
  • 6 種々の樹脂の緩和弾性率例

第8章 遅れ破壊(クリープ破壊)

  • 1 遅れ破壊とは
  • 2 遅れ破壊における時間・温度換算則
  • 3 多軸応力状態におけるクリープ破壊条件

第9章 破壊特性の歪み負荷速度依存

  • 1 強さの負荷速度依存性
  • 2 破断歪の負荷速度依存性

第10章 繰り返し負荷

  • 1 繰り返し負荷による破壊(疲労破壊)
  • 2 繰り返しの負荷による亀裂の進展速度
  • 3 疲労負荷と耐久(定寿命)線図
  • 4 累積損傷則(マイナー則)
    • 4.1 累積損傷則(マイナー則)とは
    • 4.2 樹脂、及びその複合材料への累積損傷則(マイナー則)の適用例
  • 5 繰り返し負荷の平均応力による平均歪の増加
  • 6 繰り返し負荷に伴う発熱

第11章 環境物質の影響

  • 1 遅れ破壊への影響
  • 2 疲労破壊への影響

執筆者

安原 隆

YMTソリューション

モータ技術コンサルタント

出版社

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お問い合わせ

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体裁・ページ数

B5判 並製本 114ページ

発行年月

2013年6月

販売元

tech-seminar.jp

価格

45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

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