技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

凍結乾燥技術による注射剤・バイオ製剤製造とそのスケールアップ

凍結乾燥技術による注射剤・バイオ製剤製造とそのスケールアップ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、凍結乾燥 (フリーズドライ) について基礎から解説し、凍結・乾燥工程で起こる現象、品質を決定する因子、品質変化について詳解いたします。

開催日

  • 2018年8月1日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • フリーズドライに関連する製品の技術者、品質担当者、担当者、管理者
    • 抗がん剤、抗生物質、ワクチンなどの注射剤
    • 高品質なインスタント食品 など
  • フリーズドライに関連する技術者、開発者、研究者

プログラム

第1部. 凍結乾燥の基本原理と注射剤・バイオ製剤製造への応用

(2018年8月1日 10:00〜13:00)

  • 凍結乾燥の基本原理・メカニズム
  • 注射剤の要求品質と凍結乾燥
  • 凍結乾燥技術で留意すべき注射剤の溶媒・添加剤
  • 凍結乾燥における容器・栓の選定
  • 凍結乾燥装置・機器の種類と留意点
  • 凍結乾燥注射剤の製剤設計での留意点
    • アンプル凍結乾燥注射剤の製剤設計
    • バイアル凍結乾燥注射剤の製剤設計
  • 凍結乾燥注射剤工程における薬物の安定性予測
  • 凍結乾燥注射剤の無塵・無菌性保証
  • バイオ製剤製造への凍結乾燥の応用
  • 質疑応答

第2部. 凍結乾燥機のスケールアップとバリデーション、最新技術について

(2018年8月1日 14:00〜17:00)

 凍結乾燥は他の乾燥方法では成しえない優位点があり注射製剤や無菌原薬などに幅広く活用されているが、諸条件の違いにより影響を受けてしまうデリケートな乾燥方法である。 近年では委受託による生産も多く活用されるようになり、その際のスケールアップ・サイトチェンジでの条件設定やバリデーションの実施内容に悩むケースも増えている。
 本講義では医薬品凍結乾燥の失敗事例とその対策方法を交えて、応用からスケールアップ及びサイトチェンジの技術、プログラム最適化の手法とバリデーションでの注意点などをメインに凍結乾燥技術の概要と最新技術について説明する。 その他に、URS作成時の課題である装置規格や無菌状態での品温測定方法、結晶化技術や従来の棚式とは違う新しい概念の密閉型チューブ式凍結乾燥機などの新技術の紹介も行う。 また、試験・製造時の疑問点など個別の質問にも出来る限りお答えします。

  1. 凍結乾燥の基礎
    1. 乾燥の注意点
    2. 有機溶媒含有物の凍結乾燥
    3. 縣濁系製剤の凍結乾燥
  2. 凍結乾燥とバリデーション
    1. バリデーション概要 、凍乾機リスクマネジメントの紹介
    2. 凍結乾燥過程に於ける制御要素とバリデーション
    3. 凍結乾燥過程工程に於ける変動要因と製品品質
    4. URS作成のポイント
  3. 試験機から生産機へのスケールアップ
    1. スケールアップの問題点
    2. バイアルへの入熱と昇華速度に関する解析
    3. 生産機へのスケールアップ方法
  4. 凍結乾燥の最新技術
    1. 氷核導入による結晶化
    2. TM by SR法による昇華面温度測定
    3. 密閉型チューブ式凍結乾燥機について
    • 質疑応答

講師

  • 芦澤 一英
    厚生労働省
    PMDA 物性試験法専門委員 (ICH、局方関連)
  • 細見 博
    共和真空技術 株式会社
    取締役 技術本部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/19 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/19 わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2025/2/19 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/19 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの現状と将来展望 オンライン
2025/2/19 さまざまな乾燥技術の基礎、乾燥機・材料乾燥とトラブルへの対策 オンライン
2025/2/19 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/2/19 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/2/19 非臨床試験における試験委受託時と報告書レビューの留意点 オンライン
2025/2/20 非臨床試験: 各治験段階における規格とバリデーション実施の具体的ポイント オンライン
2025/2/20 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/20 脂質ナノ粒子 (LNP) の処方設計と製造プロセス開発 オンライン
2025/2/20 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/20 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医薬品) オンライン
2025/2/20 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー