技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

規制当局の照会事項・査察を考慮したグローバルCTD作成の留意点

製剤開発を事例に

規制当局の照会事項・査察を考慮したグローバルCTD作成の留意点

~GDP, ICH Q12を含めた日米欧での一変対応・相違点~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年5月30日(水) 10時30分16時30分

修得知識

  • CTD (CMC part) の全体像
  • 照会事項や米国FDA等の査察を考慮した製剤開発の留意点 (CTDへの記載方法)
  • GDPを含めた最新ガイドラインへの対応
  • 実際の製剤検討やCTD作成への適用
  • 日米欧の一変 (軽微) の相違点と留意点
  • ICH Q12を考慮した変更申請対応
  • 実際の一変対応やCTD作成への適用

プログラム

 CTDによる承認申請は新薬に加え、後発品や一変対応にも広がっている。また、アジア等の一部の国は、既承認品の更新に対してもCTDでの資料提出を求めている。CTD対応は記載内容の科学的一貫性への考慮に加え、規制当局の照会事項や承認前の査察対応にも留意が求められる。また、医薬品の輸送品質 (GDP) への対応が本格的に必要になりつつあり、設計から輸送までを俯瞰した医薬品品質のトータルコントロールが求められる。
 本講座は、固形製剤を事例とし、上記の内容につき具体例を交えた詳説する。また、一変申請対応では、日米欧の一変 (軽微) 内容の相違点の詳説に加え、ICH Q12対応も交えた解説を行う。

  1. CTDによる新薬・後発品の申請対応 (CTDの全体像)
    1. CTDのメリット
    2. 第1部の詳細と第1部の内容に対する規制当局の着眼点 (日本)
    3. 第2部 (2.3部) の概要
    4. 第3部の詳細
    5. CTD化に伴う「科学的一貫性」の重要性 (leaf間の関連性の詳説)
  2. 規制当局の照会事項、承認前査察対応に留意したCTD対応 (固形製剤の処方・製法設計を事例:第3部対応)
    1. リスクアセスメントに基づく処方・製法設計とCTDへの記載の留意事項
    2. 照会事項および規制当局の査察を考慮したCTD対応
      1. 原薬粒子径、製剤中の結晶形評価
      2. 製造工程での均一性評価と留意点
      3. CTDの一貫性を考慮した製造工程管理および管理戦略対応 (QbD概要を含む)
      4. GDPを考慮した保管・輸送条件の妥当性の検証
      5. 臨床現場での使用を想定した製剤評価と留意点
      6. その他
  3. 日米欧での一変 (軽微) 申請対応
    1. CTD化に伴う申請対応のグローバルな動向
    2. 日本での変更管理対応および変更カテゴリー
    3. 一変申請へのCTD対応
    4. 日本での今後の一変・軽微対応 (変更点およびICH Q12対応)
    5. 日米欧での承認申請対応の比較
    6. 欧州の許認可制度の詳細
    7. 米国の許認可制度の詳細
    8. 日米欧での許認可制度の比較 (グローバル変更対応の比較)
    9. ICH Q12の動向を踏まえた今後の変更対応
  4. 社内技術文書とCTDの関連性
    1. 技術文書作成の留意点
    2. 技術移転対応
    3. 規制当局の査察等を考慮した技術移転書の作成方法
  5. その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 池松 康之
    エーザイ株式会社 メディスン開発センター ファーマシューティカル サイエンス&テクノロジー機能ユニット CMCレギュラトリー部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/12/11 原薬製造プロセスバリデーション実施方法とスケールアップ、MF登録申請 オンライン
2025/12/11 ICH E6 (R3) / ICH E8 (R1) が要求するTPP、CTQ 要因、QTLの考え方を取り入れたプロトコル・臨床開発計画の組み方 会場・オンライン
2025/12/11 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 オンライン
2025/12/11 信頼性基準適用試験における信頼性保証担当者・監査担当者・QC担当者のための着眼点・QC/QA手法とそのレベル オンライン
2025/12/11 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2025/12/11 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/12/12 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2025/12/12 クオリティカルチャーの醸成にむけた活動事例と作業者のマインドセット・定着化・教育訓練への方策 オンライン
2025/12/12 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン
2025/12/12 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2025/12/15 無菌医薬品 GMP入門 オンライン
2025/12/15 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/15 治験総括報告書及びCTD2.5の効率的な作成法と照会事項の分析 オンライン
2025/12/15 非GLP試験における信頼性基準と信頼性確保のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価