技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の高耐久化、耐久性・劣化度の評価と寿命予測

高分子の高耐久化、耐久性・劣化度の評価と寿命予測

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年3月30日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子製品の各種劣化要因とその作用の科学
  • 耐久性、および劣化度の評価法とその原理
  • 高分子製品の寿命予測法
  • 高分子に添加される安定剤の種類、その作用と効果
  • 各種インフラ設備に使用されている高分子製品の長寿命化のための分子設計
  • 高分子の結晶構造、非晶構造の基礎
  • タイ分子と機会的耐久性能との関係
  • 高分子製品の各種劣化評価法
  • 高分子の極初期の劣化を捉えるケミルミネッセンスの基礎と応用事例

プログラム

 本セミナーでは、高分子材料・製品の長持ち化のための必須基礎知識から始め、高分子に対する各種劣化要因、各種劣化度評価法について耐久性能との関係を解説いたします。さらには結晶性高分子の構造にも少し踏み込んで、機械的強度に強く関係するいためのタイ分子の制御についても説明を加えます。
 プラスチック製品の研究開発、設計、成形、生産管理、生産技術、品質管理、技術営業に携わる方に参考になるような解説をします。

  1. 高分子製品の長持ち化の意義と基本的考え方
  2. 高分子製品の劣化度評価
    1. 高分子のライフステージの科学
      1. ライフサイクルと劣化因子
      2. プロセス安定性とサービス安定性
    2. 高分子の劣化要因
      1. 熱機械的劣化
        • 溶融状態での剪断力 等
      2. 熱酸化劣化
        • 自動酸化と劣化
      3. 光劣化
        • 波長と劣化
      4. 機械的劣化
        • 延伸
        • 振動
        • 剪断 等
      5. 電気劣化
        • 電界と構造変化
    3. 各種耐久性試験法
      1. 耐熱性試験
      2. 耐候 (光) 性試験
      3. その他
    4. 高分子の劣化度評価法
      1. 機械的性質の変化
      2. 分子構造の変化
      3. 酸化過程の評価
    5. 高分子の寿命予測 アーレニウスプロットからの予測
    6. 添加剤処方と耐久性 安定剤の種類と作用
  3. 高分子材料の機械的耐久性向上への分子設計
    1. インフラ用製品 (ガスパイプ、大型タンク 等) に求められる長期耐久性と評価法 各種促進試験
      • 応力下亀裂抵抗 等
    2. 機械的耐久強度と固体構造
    3. 結晶構造と非晶構造、およびタイ分子の約割
    4. タイ分子の概念の歴史
    5. タイ分子の定量方法
      • 力学物性
      • ESR
      • 分光法 等
    6. タイ分子の取り扱いから高性能化分子構造設計へ
      • 高性能パイプ、大型ブロー用材料の高性能化 高耐久性の分子設計
  4. 高分子の劣化評価法としての化学発光法 (ケミルミネッセンス)
    1. 化学発光の原理
    2. 医学生理学分野、食品分野等への応用例
    3. 高分子材料の化学発光
      1. 高分子分野での化学発光の歴史
      2. 熱酸化劣化と化学発光
      3. 光劣化と化学発光
      4. 機械的劣化と化学発光
      5. 電気劣化と化学発光
      6. 測定技術の進歩
        • 発光スペクトル
        • 発光の画像化
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/18 リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合の応用技術 オンライン
2024/10/21 バイオマスプラスチックや生分解性樹脂に関する樹脂用添加剤とその選び方、使い方 オンライン
2024/10/21 世界のプラスチック産業・最新加工技術・関連法規制を俯瞰したバイオプラスチック活用戦略 東京都 会場・オンライン
2024/10/22 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/10/22 非可食バイオマス・リファイナリーと次世代バイオプラスチック最前線 オンライン
2024/10/23 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/10/23 ポリフッ化ビニリデン (PVDF) 樹脂の基礎と応用のための総合知識 オンライン
2024/10/23 二酸化炭素、二硫化炭素を用いた高分子合成と応用 オンライン
2024/10/23 架橋技術入門 オンライン
2024/10/24 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2024/10/24 ゴム材料のトライボロジーと摩擦、摩耗の制御技術 オンライン
2024/10/25 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/10/25 摩擦・摩耗の基本的な考え方と高分子材料への活かし方 オンライン
2024/10/25 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/10/25 プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる付加価値 オンライン
2024/10/28 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2024/10/28 エポキシ樹脂を中心とした高耐熱樹脂の設計技術 オンライン
2024/10/28 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/10/28 ウレタン材料の基礎と構造分析 東京都 会場
2024/10/28 結晶性高分子の構造解析手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/11/1 触媒の劣化メカニズムと対策および加速寿命試験方法