技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子固体材料の動的粘弾性測定 (DMA)

高分子固体材料の動的粘弾性測定 (DMA)

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、固体粘弾性について実データを踏まえて基礎から解説いたします。
また、熱特性と固体粘弾性、動的粘弾性の測定方法、実務への活用法についても解説いたします。
これからレオロジーを学ぶ初心者にも、わかりやすく説明いたします。

開催日

  • 2018年3月29日(木) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 固体粘弾性の基礎
  • 熱特性と固体粘弾性
  • 動的粘弾性の測定方法
  • 実務への活用法

プログラム

 高分子における熱特性は工業用途の耐熱性を得るための重要な特性とされています。熱特性の一つである高分子の変形性はその応用範囲を示すために重要であるにも関わらず、その変形性の解析は融点や分解温度などの熱特性と比較して非常に複雑と考えられることが多い様です。固体粘弾性測定 (DMA) はデータの読み方、目的の結果を出すためのパラメータなど、ポイントを抑えると容易に理解でき、応用範囲が広がります。
 ここでは固体粘弾性はどの様なものであるか、どの様に扱えばよいかを、実データを踏まえ、これからレオロジーを学ぶ初心者にもわかりやすく説明します。今回の講演では、重要な数式を除き、数式を扱わず、得られる結果の判断方法、解釈方法を中心に固体粘弾性の結果の扱い方、報告に重要なポイントなど実践的内容とします。レオロジーの勉強の第一歩として聴いて頂ければと考えています。

  1. 固体粘弾性の概念
    1. 固体粘弾性で何がわかるのか?
    2. なぜ高分子材料に固体粘弾性が利用されるか?
    3. 引張試験と動的粘弾性
  2. レオロジーを考慮した測定条件の良否
    1. 測定前の試料の固さから
    2. フックの法則 / ニュートンの法則から
    3. 貯蔵弾性率と損失弾性率から
  3. 種々の粘弾性測定とパラメータ
    1. 曲げ測定
    2. 引張測定
    3. 周波数と応力
    4. どのモードを用いるか?
    5. 各種パラメータの変更方法
  4. 測定後の解析 (データの妥当性判断)
    1. 時間 – 温度換算則
    2. データの読み方、まとめ方
    3. データに再現性のないときの対処法
  5. 粘弾性の応用範囲
    1. 食品のラップフィルムは伸びやすい?
    2. パスタの固さが判断できる?
    3. 湿度の影響

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/1 化粧品設計開発のためのレオロジーの基礎知識と実践的評価手法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/7 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/4/7 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/8 溶解度パラメータ (HSP値) の基礎から、計算・測定法、最新活用術 オンライン
2025/4/8 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/6/24 車載用主機モータの絶縁技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策