技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、造粒・打錠工程について基礎から解説し、造粒・打錠におけるトラブルの原因と対応、効率的なスケールアップの進め方について解説いたします。

開催日

  • 2017年12月7日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 打錠に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 造粒プロセスの基礎とトラブル対策
  • 造粒の基礎
  • 打錠用顆粒としての最適な造粒法
  • 攪拌造粒・流動層造粒における留意点
  • 造粒における含量均一性を確保するための操作技術
  • 打錠プロセスの基礎とトラブル対策
  • 打錠の基礎
  • 打錠障害のメカニズムと評価法と改善
  • 錠剤化で問題となる錠剤の重量変動と薬物の含量均一性の改善
  • 打錠工程におけるトラブルの改善事例

プログラム

 錠剤化において、重要な製剤技術は造粒、粉体の圧縮等である。
 本講演では、造粒および打錠、それぞれのプロセスに分けて、各工程における製剤化技術の基礎とトラブル対応に関して解説する。造粒工程で、原薬物性に適した造粒法、原薬物性の改質、攪拌造粒、流動層造粒、押出し造粒および乾式造粒法に関して事例をもって説明する。打錠工程では、粉体の圧縮メカニズム、キャッピングおよびスティッキング機構、それぞれの評価法とその改善法。また、直接打錠における薬物の均一分散性を高める方法。造粒および打錠プロセスのスケールアップとその問題点とその対策、さらに、効率的なスケールアップの進め方についても解説する。
 最後に、圧縮成型時にフィルム形成とスティッキングが発生したトラブル事例について、その改善方法。さらに、激しい打錠障害が発生する原薬の対処法などについても触れたい。

  1. 造粒プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 造粒の定義
    2. 造粒の方法
    3. 原薬物性に適した造粒法
    4. 原薬物性の改質 (難溶性薬物、凝集性薬物、難吸収性薬物等の改質)
    5. 打錠用顆粒として適正な造粒法 (打錠用顆粒として適切な造粒粒度は?)
    6. PL値 (可塑限界) とは?
    7. PL値の簡易測定法
    8. 撹拌造粒のメカニズムと撹拌造粒の事例
    9. 撹拌造粒で製した顆粒の粒度毎含量分布
    10. 流動層造粒のメカニズムと流動層造粒の事例
    11. 流動層造粒で製した打錠用顆粒の粒度別の主薬含量と錠剤の含量均一性
    12. 攪拌転動流動造粒とパルス流動層造粒乾燥装置
    13. 撹拌造粒および流動層造粒における結合剤の添加方法
    14. 押出し造粒の事例と添加水の影響
    15. 錠剤を押出し造粒で製した場合の含量均一性
    16. 乾式造粒の概要と乾式造粒の事例
    17. 造粒のスケールアップでの問題点と効率的な進め方
    18. 打錠用顆粒に関するQ&A
  2. 打錠プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 原薬 (粉体) の圧縮メカニズム
    2. 走査型電子顕微鏡でみる粉体の圧縮
    3. 原薬 (粉体) の圧縮性評価
    4. 打錠で要求される要素と要因
    5. 粉体の流動性の評価
    6. 結晶セルロースの動的流動性
    7. 錠剤の含有水分と成形性
    8. キャッピングの機構と評価法およびその改善方法
    9. スティッキングの機構と評価法およびその改善方法
    10. 錠剤化におけるキャッピングおよびスティッキングの予測
    11. バインデングの評価
    12. 打錠機杵臼の維持管理
    13. 錠剤の重量変動に対する変動要因
    14. 湿式打錠および直接打錠における錠剤の重量変動を抑制する方法
    15. 直接打錠における主薬の均一分散性を高める方法
    16. 撹拌造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
    17. 流動層造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
    18. 滑沢剤の混合時間と展延状態
    19. 各種混合機による滑沢剤混合と錠剤硬度
    20. 滑沢剤混合時間の決め方
    21. 外部滑沢打錠機の概要および内部滑沢と外部滑沢打錠法の比較
    22. 総圧縮時間によるスケールアップ時の打錠速度の設定
    23. 打錠工程におけるトラブル改善事例
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第5展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 化粧品OEM/ODMにおける品質管理・保証とトラブル防止のリスクアセスメント オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/29 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/12/2 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法