技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP工場 計画設計・保守点検コース (2日間)

GMP工場 計画設計・保守点検コース (2日間)

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月26日(水) 10時30分16時30分
  • 2017年4月27日(木) 10時30分16時30分

プログラム

2017年4月26日「GMP対応工場 (増築・新規構築) における建設計画/設計・設備計画/設計の要注意点とUSR項目の具体的内容」

 デザインの適格性確認 (DQ) とは、GMP関連法規への適合性はいうまでもなく、「ユーザーの要求を満たしていること」を確認することである。当然、URSがなければDQができず、DQ不備で問題を抱えた施設・設備では、品質トラブル、作業ミスリスクを抱えてしまう。
 本セミナーでは、失敗しないためのURSの作成方法を、演者の経験をもとに具体例を交えて紹介する。

  1. ハードに関するGMPの要請
    1. 空調システムへの要請
    2. 製造エリアへの要請
    3. 設専用化の要件
  2. プロジェクト業務
    1. 施設構築業務の流れ
    2. 基本計画
    3. 詳細設計
    4. 調達・施工
    5. プロジェクトチームの仕事
    6. ユーザー要求仕様書 (URS) の作成
  3. ユーザーが提示すべき事項
  4. URS作成時の留意点
  5. ユーザー側で作成するバリデーションを総括したマスタープラン
  6. URS作成時に品質リスクマネジメントの実施
    1. 交叉汚染対策を考える
    2. 異物対策を考える
    3. 防虫対策を考える
    4. ヒューマンエラー対策を考える
    5. 配置計画を考える
    6. 部屋の面積を考える
    7. 用水ラインの殺菌・滅菌法を考える
    8. 消毒・清掃方法を考える
    9. 作業者保護策を考える
    10. 用水システムの設計
    11. URSの目次例
  7. コミッショニングとバリデーション
    • 質疑応答・名刺交換

2017年4月27日「GMP対応工場の設備・機器における維持管理・保守点検と設備バリデーションの実際」

 設備は経年変化するものであり、定期点検と適時保全が欠かせない。しかし、自社に保全部門を有する医薬品企業は少ないため、ほとんどは事後保全 (事故後の処置) になってしまう。設備を毎日扱っている作業者 (運転員) が適切に点検し、最低限の整備作業を行うことで設備トラブルは80%程度軽減できることなど、身近に設備管理法について紹介する。

  1. バリデーションは継続する
  2. 品質の継続的確認・改善が必要
  3. 継続モニタリングする工程 (プロセス) とは
  4. PIC/S GMP はハードの経年変化に注力 (Re – Qualification)
  5. 工程変動を知るには
  6. ベリフィケーションの対象拡大
  7. 製品品質照査で継続的改善
    1. 何を見れば問題点 (改善点) が分かるか
    2. 是正/予防措置 (CAPA) の実施
  8. 保守点検とリスクマネジメント
  9. 品質リスクマネジメントの留意点
  10. 保守点検と運転作業
    1. 保守点検 (保全) とは
    2. 6種の保全方式
    3. 点検のタイミング
    4. 整備のタイミング
    5. 保全組織と保全部門の業務
    6. 設備事故の減少には日常点検が有効
    7. 作業者 (運転員) が行う保全
    8. 運転員の日常点検項目例
    9. 防虫対策の確認
  11. 校正作業
    1. 校正の留意点
    2. 計器の重要度分類
  12. 保守点検関連文書
    1. 運転・点検手順書作成上の留意点
    2. 運転・点検手順書の作成対象例
    3. 運転操作手順書例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/28 医薬品設備建設におけるリスクを踏まえたプロジェクトマネジメントと設計のポイント オンライン
2026/1/28 医薬品製造におけるヒューマンエラー・逸脱・インシデンツ事例と未然防止策 オンライン
2026/1/28 GMP工場における 設備・機器の維持管理(保守点検)/ 設備バリデーションの実際と査察指摘事例 オンライン
2026/1/28 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2026/1/28 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチ/データインテグリティ対応と供給者監査 オンライン
2026/1/28 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2026/1/28 ICH-GCP (R3) のeTMFマネジメントへの影響とeTMFシステムのセキュリティ オンライン
2026/1/29 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2026/1/29 原薬GMP基礎講座 オンライン
2026/1/29 開発段階に応じた品質規格設定とValidation (特に分析法バリデーション) 実施範囲 オンライン
2026/1/29 医薬品製造のQC/QA業務に使用できるクラウドの導入とバリデーション オンライン
2026/1/29 GMP SOP (標準作業手順書) の必要性とその動画化の効果 オンライン
2026/1/29 CRO選定およびマネジメントの留意点 オンライン
2026/1/29 バイオ医薬品の品質・安定性向上を目指すタンパク質の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2026/1/29 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/1/30 医薬品製造におけるヒューマンエラー・逸脱・インシデンツ事例と未然防止策 オンライン
2026/1/30 原薬製造プロセスにおける開発段階・承認後に応じた変更管理と同等性確保 オンライン
2026/1/30 原薬GMP基礎講座 オンライン
2026/1/30 データインテグリティ (DI) におけるデータ/記録の不適切な保管管理への対策と手順書へのDI要件の落とし込み・作成・記載レベル オンライン
2026/1/30 医薬品の微生物管理及び微生物試験法入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用