技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製薬用水の基本事項理解と水管理の実践知識・最近動向まで

製薬用水の基本事項理解と水管理の実践知識・最近動向まで

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品・医療機器・化粧品・健康食品製造に使われる製薬用水の製造方法・水管理、製薬用水に関する最新動向について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2017年4月13日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬品・医療機器・化粧品・健康食品製造に使われる製薬用水
  • 製造方法、水管理を行う際の実践知識の習得
  • 製薬用水に関する最新動向をふまえた対応方法

プログラム

 医薬品・医療機器・化粧品・健康食品製造に使われる製薬用水とは何か? 製造方法、水管理を行う際の実践知識・最近の動向まで、製薬用水の全てを学んでいただきます。飲料水・一般純水・製薬用水は、どこが異なるのか? 注射用水と精製水はどこが異なるのか? これらの製造方法、長年体験したその問題点をお話しします。製造・貯留された水に対する汚染を防止策について、精製水と注射用水に対する異なった視点から水質管理への考え方をお話します。
 また、日本は2014年7月PIC/Sに加盟したことから、PIC/S査察に対応した水管理法も大きく変わろうとしています。これは、従来の最終検査的な考え方からQRM:Quality Risk ManagementをベースにしたRTRT:Real Time Testingや自主管理的なプロセス管理へ近い将来進んでゆきます。この考え方を製薬用水管理や医薬品を安全に製造する方法へどう生かすか? 2017年4月に予定されるEU薬局方の大きな改正により、WFI製造方法がどう変わってゆくのか、業界の最新の動向についても触れます。
 PHARM TECH JAPAN誌に1995年〜2017年にわたり、「WFI製造」「精製水の微生物汚染防止」「製薬用水のTOC測定問題点」について執筆活動を続けてきました。製薬用水製造に係わる方々が、「あれやこれやを自ら考える」ベース、トラブルが起った時の準備になればとお話したく思います。

  1. 製薬用水って何?
    1. 純水と製薬用水の違いはあるか?
    2. 精製水と注射用水の違いは何?
  2. 不純物とは何か
    1. 製薬用水にとって最も危険な不純物は
    2. 原水の選択
  3. 水質管理とモニタリング
    1. 導電率測定の意義について
    2. TOCって何か?
    3. 微生物汚染防止と無菌管理
  4. 製薬用水製造方法
    1. 膜分離と除菌
    2. RO膜とUF膜
    3. イオン交換・EDI
  5. PIC/S査察と自主管理
    1. PIC/S査察とFDA査察の違い
    2. PIC/Sが求めるQRM
  6. 欧州薬局方 (Ph.Eur.) WFI製造方法の改正
    1. 改正の事実関係と背景
    2. 蒸留器とそのリスク (EU当局やISPEガイドが語らない)
    3. 膜によるWFI製造とその可能性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/28 グローバル市場に向けた化粧品研究・開発担当者のための化粧品規制 (EU、ASEAN、中国、米国、日本) と化粧品に影響する化学品規制解説・動向 東京都 会場・オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/7/27 ウェアラブル機器の開発とマーケット・アプリケーション・法規制動向
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し