技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

生体親和性材料の表面・界面設計とスクリーニング方法

生体親和性材料の表面・界面設計とスクリーニング方法

~タンパク質の吸着と脱離、細胞接着性と中間水の関係・作用~
東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、生体適合性発現機構や開発の技術課題、次世代の予防、診断、治療技術を支える生体親和性高分子表面・界面の設計とスクリーニング方法について解説いたします。

開催日

  • 2017年3月28日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医療機器・医療材料の製品開発に関連する研究者・担当者など
  • これから医療分野へ進出を考えている研究開発者
  • 自社の材料の医療用としての実力を知りたい方

修得知識

  • 医療材料の基礎
  • タンパク質の吸着と脱離の評価
  • 生体親和性の評価方法
  • 生体親和性発現機構の考え方

プログラム

 健康寿命と生活の質向上のために必要とされるヘルスケア製品には、生体親和性が要求されます。
 本講座では、医療デバイスの表面処理材として製品化した高分子材料を事例に、生体適合性発現機構や開発の技術課題、次世代の予防、診断、治療技術を支える生体親和性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説します。

  1. 医療製品に必要とされる材料
    1. 親水性材料
    2. ミクロ相分離材料
    3. 両性イオン型材料
    4. 表面微細加工化材料
    5. 製品化されている材料の特長と課題
  2. タンパク質の吸着と脱離の評価
    1. タンパク質の吸着量
    2. 吸着タンパク質の組成と構造
    3. タンパク質の吸着と脱離の速度論解析
  3. 細胞接着の評価
    1. 細胞 (正常組織細胞、血球細胞、癌細胞、幹細胞) の接着・増殖・機能
    2. 細胞接着の機構と細胞接着選択性の発現
    3. 細胞 – 材料間相互作用の解析と制御
  4. 生体親和性の評価方法と生体親和性発現機構の考え方
    1. 生理環境下における材料の評価
    2. 材料の物性 (構造と運動性) と生体適合性との相関
    3. 天然高分子と生体適合性合成高分子の共通点と相違点
    4. 材料に水和した水 (中間水) の評価方法
    5. 優れた材料の簡便なスクリーニング方法
    6. 次世代ヘルスケア分野の将来展望
    7. 医療現場のニーズに応える高機能生体親和性材料の設計方法
      - 健康寿命の延伸に貢献できる診断から治療まで –
  5. 新製品開発へ向けた市場の可能性と創出のポイント
    1. 医療分野の材料開発コンセプトと環境・エネルギー・電子・光材料開発分野との融合
    2. 再生医療の実現へ向けた新コンセプトの提案
    3. 新製品デザイン:失敗事例など製品開発の裏話
  6. 技術相談 (今後の開発の方向性や新テーマの設定)
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第3研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/24 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 (2日間) 東京都 会場
2024/9/24 高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例 東京都 会場
2024/9/24 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2024/9/24 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/9/24 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/25 微粒子・微生物の環境モニタリング測定方法と留意点、アラート/アクションレベルの設定・管理 会場・オンライン
2024/9/25 新興国 (中国・ASEAN主要国) の医療保険・薬価制度の概要と薬価戦略 オンライン
2024/9/25 無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎と機能性ハードコートへの応用 東京都 会場
2024/9/25 人工知能の医療検査への応用事例と関連法規制 オンライン
2024/9/25 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/9/25 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2024/9/25 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/9/25 プラスチック材料における劣化・破損のメカニズムと評価方法 オンライン
2024/9/25 医療機器の企画開発から薬事承認申請までの各段階におけるメディカルライティングの留意事項 オンライン
2024/9/25 GVP省令要求対応: ファーマコビジランス研修の内容と実施時の留意点 オンライン
2024/9/25 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化