技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリウレタンの劣化要因とその対策

ポリウレタンの劣化要因とその対策

~黄変 / 加水分解、破壊の抑制~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年7月21日(木) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 ポリウレタン劣化因子と長期安定化対策

(2016年7月21日 10:00〜13:40)

  1. ポリウレタンの酸化劣化
    1. 光劣化、熱劣化、
    2. 自動酸化劣化への構造の影響
    3. 各 論
      1. 酸化劣化へのイソシアネート構造の影響
      2. 酸化劣化へのポリオールの影響
  2. ポリエステル系ウレタンの加水分解
  3. 二重結合を含む水酸基末端ポリブタジエン/ポリイソプレンのオゾン劣化
  4. 微生物によるポリウレタンの劣化
  5. ポリウレタンの脆性破壊
    • 質疑応答

第2部 無黄変型イソシアネートの 種類と選び方、使い方

(2016年7月21日 13:50〜15:20)

  1. イソシアネート架橋の基礎
    1. 架橋とは
    2. 架橋の基礎理論
    3. 各種架橋反応
  2. イソシアネートの種類とその特性
    1. イソシアネートの種類
    2. イソシアネート架橋の特性
  3. ブロックポリイソシアネートの種類と特性
    1. 硬化特性とその因子
      1. 耐薬品性
      2. 耐候性
      3. 耐熱性
      4. 強伸度特性
      5. 硬度
      6. 塗膜表面
      7. NCOの移動
      8. 凝集力
      9. 溶剤溶解性
    2. 各種ブロック剤の特性 (硬化特性など)
  4. イソシアネートの環境対応
    1. 水性化
    • 質疑応答

第3部 高分子添加剤の選定、使用のポイントとポリウレタンへの配合事例

(2016年7月21日 15:30〜17:00)

 一つの安定剤で全ての劣化防止の機能を満たすパーフェクトな安定剤が無いだけに、品質要求に応じた酸化防止剤や光安定剤等の安定剤を用いた配合設計が必要になる。ポリウレタンへの安定剤の応用のポイントを特許から見た配合例を用いて紹介し、その理由をメカニズムを用いて解説します。その他、添加剤の技術動向・変遷についても紹介します。

  1. 高分子の劣化
    1. 劣化因子と劣化現象
    2. 劣化機構
  2. 高分子の安定化
    1. 安定剤の種類
    2. 安定化機構
  3. 安定剤の選定との配合設計の基本的考え方
    1. 安定剤の機能分類について
    2. 相乗作用と拮抗作用
    3. 高分子の変色トラブルの原因と変色メカニズム
  4. ポリウレタンへの配合事例
    1. 特許から見た配合例
    2. 何故、片ヒンダードフェノール系酸化防止剤か?
    3. 何故、NアルキレンHALSか?
  5. ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) の添加剤の技術動向
    1. 配合設計の基本的考え方
    2. フェノール系酸化防止剤
    3. 紫外線吸収剤
    4. その他添加剤
    • 質疑応答

講師

  • 古川 睦久
    ながさきポリウレタン技術研究所
    代表
  • 福地 崇史
    旭化成ケミカルズ 株式会社 機能性コーティング技術開発部
  • 八児 真一
    第一化成 株式会社 機能材事業部
    顧問

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/10 ポリ乳酸の高性能化を実現する添加剤の選定と配合設計技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/15 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/4/17 プラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズムとその事例および寿命予測法 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/17 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/4/18 ラジカル重合 基礎講座 オンライン
2025/4/18 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/21 はじめてのプラスチック材料と成形法 オンライン