技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

高分子膜 / フィルムにおける透過性およびバリア性発現メカニズムの基礎と応用

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、水蒸気等の低分子の透過性の基本を原理に基づいて説明し、高分子膜/フィルムの透過・拡散・収着機構を詳しく解説いたします。

開催日

  • 2016年7月19日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子フィルム / 高分子膜に関連する技術者
    • 太陽電池バックシートの酸素・水蒸気バリア材
    • LEDの酸素・水蒸気バリア材 など

修得知識

  • 高分子膜/フィルムの基礎
    • 透過
    • 透湿
    • 拡散
    • 収着挙動 など
  • バリア性を左右する要素

プログラム

 高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) を通した気体や、蒸気 (水蒸気) 等の低分子の透過性の基本を原理に基づいて説明し、それぞれの高分子膜の透過・拡散・収着機構を概説する。ガラス状高分子膜、結晶性高分子膜等の透過・拡散・収着挙動を各論的に紹介し、高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) の問題点や現状について紹介する。

  1. 気体透過性と透湿性
    • 気体の収着・拡散・透過性
  2. 収着 (吸収+吸着)
    • 吸収、溶解度、
    • 溶解度パラメータ
    • 高分子 – 気体・水蒸気の親和性
    • 相互作用パラメータ
  3. 収着機構
    • ヘンリー収着
    • ラングミュアー収着
    • 二元収着
    • BET収着
    • Flory – Huggins型の溶解
  4. 拡散
    • 気体・水蒸気のサイズ
    • 自由体積
    • 自由体積分率
    • 占有体積
  5. 透過
    • 透過測定法
    • ガラス状高分子膜
    • 部分不動化モデル
    • 結晶性高分子膜
    • スマートメンブレン
  6. バリア性
    • 凝集エネルギー密度
    • 水素結合形成
    • イオン結合形成
    • 結晶部分の活用
    • 高分子鎖の配向
    • sub Tg annealing
    • 複合化
    • 質疑応答

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ポリ乳酸の高性能化を実現する添加剤の選定と配合設計技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 CO2回収・利用・貯留 (CCUS) の現状と技術 オンライン
2025/4/11 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 工業触媒の基礎とスケールアップ技術および触媒劣化対策 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/15 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 ロールtoロールによる高機能フィルム製造のための製膜・延伸技術と塗布・ラミネート技術 オンライン
2025/4/17 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/28 微量ガスの高感度分析方法
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析