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高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術

高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術

~工業化を実現するためのポリマー合成とスケールアップ技術~
オンライン 開催

視聴期間は2025年4月10日〜23日を予定しております。
お申し込みは2025年4月10日まで承ります。

概要

本セミナーは、高分子・ポリマー材料の重合について取り上げ、材料開発研究とスケールアップ研究との違いに関する基礎的な考え方から、具体的な重合反応プロセスの設計のための実験計画の策定法、重点的に採取すべきエンジニアリング関係データの内容まで、実例を示しながら解説いたします。

開催日

  • 2025年4月10日(木) 10時30分 2025年4月23日(水) 16時30分

受講対象者

  • 樹脂・ゴム材料開発技術者
  • 樹脂・ゴム材料製造技術者
  • プラント建設企画部の技術者

修得知識

  • 重合反応の基礎理論
  • 重合反応槽のスケールアップの考え方
  • 周辺設備の設計との関連知識
  • ビーカー/ベンチ/パイロット実験の特性と目的
  • スケールアップ研究実験計画の策定法

プログラム

 産業経済環境の変化により、材料メーカーには新規機能・高性能材料の開発・工業化が求められている。高分子・ポリマーの分野でも環境配慮材料が求められており、開発が進められているが、開発材料・製品の工業化には、実験室で合成した高分子材料と同構造・同性能の製品を製造するための設備を設計し、操作するためのスケールアップ技術が必要である。日本国内で盛んに工業化設備の設計・建設が行われた1970年代〜1980年代に活躍した技術者は、2020年代に入って大半が退職されており、スケールアップ検討の経験者が、社内に殆ど残っていない企業も少なくない。
 本講では、材料開発研究とスケールアップ研究との違いに関する基礎的な考え方から、具体的な重合反応プロセスの設計のための実験計画の策定法、重点的に採取すべきエンジニアリング関係データの内容まで、実例を示しながら解説する。

  • はじめに:重合実験とプロセス開発
  1. 重合反応の『相』について
    1. 重合反応の相による分類
    2. 溶液重合反応の特徴と生産ポリマー事例
    3. バルク重合反応の特徴と生産ポリマー事例
    4. 乳化重合反応の特徴と生産ポリマー事例
    5. 懸濁重合・スラリー重合の特徴と生産ポリマー事例
    6. 気相重合の特徴と生産ポリマー事例
  2. 重合反応プロセスの工学的性格
    1. 溶液重合反応の工学的性格
    2. バルク重合反応の工学的性格
    3. 乳化重合反応の工学的性格
    4. 懸濁重合・スラリー重合反応の工学的性格
    5. 気相重合の工学的性格
  3. ポリマー製造プロセスの概要
    1. 製造プロセスフロー
    2. プロセス機器と単位操作
  4. 重合反応槽の設計と操作
    1. 重合反応機構と反応速度
    2. 撹拌・混合
    3. 除熱・伝熱
    4. 操作の安定化と持続
  5. プロセス各部の設計と操作
    1. 溶媒の回収・精製
    2. モノマーの精製
    3. ポリマー回収
    4. 脱モノマーと脱触媒
    5. ポリマー乾燥・造粒・分級
    6. 排水・廃ガス処理
  6. プロセスの安定・定常操作
    1. プロセス各部の状態把握
    2. 製品の分析・品質管理
  7. スケールアップの考え方
  8. プロセス流体の基礎物性
    1. 原料系の物性定数
      • 分子量
      • 密度
      • 比熱
      • 沸点
      • 凝固点
      • 蒸発潜熱
      • 温度-蒸気圧曲線
      • 混合時の溶解性
      • 共沸有無
      • モノマー重合反応熱
    2. 重合体の物性定数
    3. 重合反応系の物性定数
      • 密度 (比重)
      • 比熱
      • 粘度等の温度依存性の調査
      • 実測
      • 推算
  9. 化学工学実験
    1. 各スケールのプロセス条件の特性
    2. ラボ (実験室) レベル/ビーカースケールでの検討
    3. ベンチスケールでの検討
    4. パイロットスケールでの検討
    5. スケール別 検討実験の実例
  10. 生産設備設計のための調査と投資採算性
    1. 関連法規・規制
    2. 製品需要家の製品要求性能と許容振れ幅
    3. スケールアップ検討と開発テーマ評価 (投資採算性)
  11. 質疑応答

講師

  • 今井 昭夫
    テクノリエゾン事務所
    代表 / 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年4月10日〜23日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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