技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療等製品に係るGCTPハード対応と維持管理

再生医療等製品に係るGCTPハード対応と維持管理

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年7月6日(水) 10時00分16時45分

プログラム

第1部. GCTP省令の理解とハード面の設計

(2016年7月6日 10:00〜13:00)

再生医療を国民が迅速かつ安全に受けるための法整備も進み、再生医療用の細胞培養・加工も外部委託が可能な時代になった。 このような状況下、細胞培養・加工はどのような環境で、どのような管理のもとで実施すべきかを知りたい企業は多いと考え、これらについて分かり易く解説する。

  1. 再生医療等製品とは
  2. 再生医療に関する主な法規
  3. 再生医療等製品製造所の構造設備に関する要件
  4. 再生医療とは?
  5. GCTP省令とは?
    1. GCTP省令の概要
  6. 無菌医薬品の製造環境
    1. 要請される清浄度
    2. 空調に関する要請
    3. 日米欧3極の空調要件のまとめ
  7. 設備構造の留意点
  8. アイソレータとは
    1. アイソレータの留意点
  9. RABS方式とは
  10. 汚染・異物混入対策
  11. 防虫対策
  12. 製薬用水の管理
  13. 製造工程での留意点
    1. 液調製工程と設備
    2. ろ過滅菌工程
    3. 充てん工程
    4. 洗瓶工程と瓶滅菌工程
    5. ゴム栓洗浄滅菌工程
    6. 巻締工程
    • 質疑応答

第2部. 査察を考慮した施設の適格性評価と維持管理のポイント

(2016年7月6日 13:45〜16:45)

再生医療等製品に係る改正薬事法 (薬機法) の施行され、2015年9月には、新たに設けられた条件及び期限付承認を含む2品が承認、新たな治験申請も増加し、再生医療の産業化に向けた実用化開発にも変化が生じています。
本講座では、薬機法に係る新GMP (GCTP省令) への適合確認を視野に入れた、再生医療製品の品質確保のための要求事項と、プロセスバリデーションを含む細胞製造の運用について概説します。

  1. 再生医療等製品とは?
    1. 再生医療の分類と製品形態の考え方
    2. 従来の医薬品・医療機器との違い
    3. 再生医療に係る改正薬事法
    4. 再生医療等製品に係る構造設備規則・GQP省令・GCTP省令
  2. 再生医療における細胞製造とGCTP省令
    1. 細胞培養の目的と品質規格
    2. 培養細胞に求められる製造管理と品質管理の考え方
    3. 製造工程設計におけるリスク管理・評価の進め方
    4. ロット構成の有無による品質設計の違い
    5. バリデーションとベリフィケーションの違い
    6. 品質マネジメント体制の構築
  3. 細胞加工施設の構造と運用
    1. ゾーニングによる清浄度管理
    2. 無菌操作等区域と清浄度管理区域
    3. 細胞加工施設レイアウトの典型例
    4. 製造設備・装置機器のバリデーション
    5. 衛生管理のポイント
    6. 製造環境モニタリングでの留意点
  4. 再生医療の将来展望
    • 質疑応答

講師

  • 髙木 肇 (高木 肇)
    医薬品GMP教育支援センター
    代表
  • 水谷 学
    大阪大学 大学院 工学研究科 テクノアリーナ 紀ノ岡細胞製造コトづくり拠点
    特任講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/20 再生医療等製品における海外規制対応/日本との違いと承認申請のポイント オンライン
2025/11/20 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン
2025/11/21 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/21 中小規模組織 (企業) における新人QA員養成講座 オンライン
2025/11/21 空調システムの維持管理とバリデーションのポイント オンライン
2025/11/21 GVP情報の収集・自己点検・教育訓練における日常業務の効率化と信頼性確保 オンライン
2025/11/21 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/21 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/21 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/11/21 再生医療等製品におけるR&D段階からの薬価/事業化戦略 オンライン
2025/11/25 バリデーション関連文書作成時の必修事項と記載例 東京都 オンライン
2025/11/25 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/25 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/11/25 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン
2025/11/25 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/11/25 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/25 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2025/11/26 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン
2025/11/26 バイオ医薬品CMC「新規モダリティ・品質審査」「CTD作成/生成AI・ICH M4Q(R2)対応」全2コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用