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大面積フレキシブルセンサへ向けた配線、電極の印刷技術と材料設計

大面積フレキシブルセンサへ向けた配線、電極の印刷技術と材料設計

~貼れるフィルム型センサに求められる材料特性とヘルスケアデバイスへの応用~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月30日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 電子ナノ絆創膏の作製技術と医療・ヘルスケア材料への応用

(2016年5月30日 10:30〜12:10)

 本講座では、生体膜と同次元の薄さを有する高分子ナノシートの医療応用について、調製方法・基本物性・機能化手法について講演します。特に、厚さが数十~数百ナノメートル領域で発現するナノシートの特性と医療応用 (ナノ絆創膏の開発) を中心に、ナノシートが拓く先端医療研究 (創傷保護材・細胞デリバリー・生体電極) について解説します。また、最近プレスリリースした導電性高分子からなるナノシート (電子ナノ絆創膏) についても、印刷技術を利用した大量調製方法やヘルスケアデバイスの開発に向けた取り組みを紹介します。

  1. 高分子ナノシートの基礎
    1. 研究背景
    2. ナノシートの調製方法
    3. ナノシートの基本物性
  2. 微細加工による高分子ナノシートの機能化と医療応用
    1. 創傷保護材 (ナノ絆創膏)
    2. 細胞移植療法 (ナノカーペット)
    3. 筋組織工学 (Muscle on a chip)
  3. 高分子ナノシートの電子化技術
    1. ロールtoロールによるナノシートの大量調製
    2. 導電性高分子からなるナノシートの調製と電子物性
    3. 皮膚貼付型電極 (電子ナノ絆創膏) の開発
  4. まとめ
    1. 結論
    2. 将来展望
    • 質疑応答

第2部 有機トランジスタ型センサに向けた印刷プロセス技術

(2016年5月30日 13:00〜14:40)

 より高い生体親和性を目指して、超薄型、超軽量、超フレキシブルなどの機能が追求された新しい生体センサが活発に研究されています。本講座では、印刷プロセスを使った大面積センサの作製プロセスについて紹介します。超薄型フィルム上に低温でデバイス形成できる、低温焼結型の高精細インクジェット印刷装置用の銀ナノ粒子インクや、超柔軟なフィルム上でも断線の起こらない印刷配線の密着性制御等について紹介します。

  1. はじめに
    1. プリンテッドエレクトロニクスについて
    2. 技術分類など
  2. フィルム型センサの応用例
    1. 物理センサ
    2. 化学センサ、バイオセンサ
  3. 有機半導体デバイスに向けた印刷プロセス技術
    1. 印刷法の分類と特徴
    2. プロセス温度と基材、材料
  4. 高精細インクジェット印刷用銀ナノ粒子インク
    1. インクフォーミュレーション技術
    2. 薄膜トランジスタ応用
  5. 印刷電極の密着性制御
    1. 銀ナノ粒子インクの密着性
    2. 密着性向上技術
  6. まとめ
    • 質疑応答

第3部 無機ナノ材料の印刷技術による大面積フレキシブルセンサシートの開発

(2016年5月30日 14:50〜16:30)

 本発表では、これまで開発してきた無機ナノ材料の大面積印刷技術、特にフレキシブル基板上に印刷技術で形成したトランジスタ材料及びセンサ材料の電気的特性について紹介します。日本では、あまり一般的ではない、無機材料を主に用いた印刷技術及びフレキシブルデバイスを紹介することで、本分野の更なる発展への助けになればと思っています。
 また印刷形成したセンサなどを集積化することで実現できる大面積フレキシブルデバイス応用として、電子皮膚や健康管理デバイス応用について紹介します。

  1. 背景
    1. なぜ無機ナノ材料を用いるのか
    2. 無機ナノ材料の印刷技術の紹介
  2. ナノ材料印刷技術とそのデバイス特性
    1. フレキシブルトランジスタの特性
    2. フレキシブルセンサの特性
  3. フレキシブルデバイス応用
    1. 動物の機能を真似た電子デバイス
    2. 多機能健康管理デバイス
  4. 今後の展望及びまとめ
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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