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自動運転を支えるセンサフュージョンの最前線 : LiDARが拓く未来

自動運転を支えるセンサフュージョンの最前線 : LiDARが拓く未来

~画像処理とLiDARのフュージョンによるセンサ信頼性向上法 / 一般道路での自動運転レベル2を目指して~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、まず各社の従来のADASセンサの特性と、レベル3以上向けに発表されている最新の自動運転センサの動向を紹介いたします。
その上で、従来のセンサ技術とLiDAR技術について詳しく解説し、これらのセンサを組み合わせるセンサフュージョン技術の基礎から応用までを分かりやすく説明いたします。

開催日

  • 2025年12月4日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • 自動運転に必要なセンシング技術
  • 各センシング技術の特徴

プログラム

 これまで、自動運転レベル1〜2に対応するADAS (先進運転支援システム) では、主にミリ波レーダー、単眼カメラ、ステレオカメラといった単一の外界センサでシステムが構築されてきました。
 しかし、世界で初めて量産化されたホンダの自動運転レベル3対応システムでは、従来のミリ波レーダーや単眼カメラに加え、複数のLiDARを組み合わせたセンサフュージョンが採用され、大きな注目を集めています。これは、レベル2までは事故発生時の責任がドライバーにあったため、センサ性能に多少の不足があっても許容されていましたが、レベル3以上ではメーカーが責任を負うため、各種センサの融合によって大幅な性能向上が不可欠となったからです。
 このように、従来のセンサ性能を補完するものとしてLiDARを取り込んだセンサフュージョンは、現在、非常に注目されています。レクサスの最新自動運転システムや、日産が発表した新技術にもLiDARが搭載されていることからも、その重要性が伺えます。
 本セミナーでは、まず各社の従来のADASセンサの特性と、レベル3以上向けに発表されている最新の自動運転センサの動向をご紹介します。その上で、従来のセンサ技術とLiDAR技術について詳しく解説し、これらのセンサを組み合わせるセンサフュージョン技術の基礎から応用までを分かりやすくご説明します。さらに、今後の技術動向についても展望します。

  1. 各社自動運転用センサ採用状況
    1. ADAS用車載センサ (自動運転レベル1〜2)
    2. 自動運転レベル3以上
  2. 各センサ技術の特徴
    1. 電波レーダー
    2. 単眼カメラ
    3. ステレオカメラ
    4. LiDAR
  3. 自動運転に必要なセンサ性能
    1. ドライビングシミュレータによる実験結果
    2. センサに要求される性能
  4. カメラ技術の詳細
    1. これまでの物体認識技術
    2. ディープラーニング
  5. LiDAR技術の詳細
    1. LiDARによる物体検出技術
    2. LiDARによる自己位置推定技術
  6. フュージョン技術
    1. キャリブレーション
    2. 複合型センサフュージョン
    3. 統合型センサフュージョン
    4. 融合型センサフュージョン
    5. 連合型センサフュージョン
  7. 今後の動向

講師

  • 伊東 敏夫
    芝浦工業大学 SIT総合研究所
    特任研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 49,000円 (税別) / 53,900円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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