技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品誤飲防止のための製剤・包装の開発と改善事例

医薬品誤飲防止のための製剤・包装の開発と改善事例

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月25日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部. 医療過誤防止と最新の適正使用情報提供への取組

(2016年5月25日 10:30〜12:00)

 講師が先駆的に取り組んできた、錠剤への両面印刷の技術は日々進化する中でスタンダード化され、現在では両面印刷錠が一般化されつつある。しかし、印刷の濃淡にはまだまだ改善の余地を残す。また、可変情報を含む新バーコード対応や、新たに個装ケースから読み取れる最新の適正使用情報についてまとめる。

  1. 大原薬品工業の紹介
    1. 目指すべき方向性
    2. アライアンスなど
  2. ジェネリック医薬品の現状
    1. 医療費の動向
    2. 行政の取り組み
    3. ジェネリック医薬品の役割
  3. 医療過誤・調剤過誤の現状
  4. PTPシートと錠剤両面印刷について
    1. 取り組みの経緯 「医療現場の願いを形にかえて」
    2. 製剤特性に合わせた印刷方法
    3. 識別性の高いPTPシートデザイン
  5. 個装ケースから読み取れる適性使用情報
    1. 新バーコード対応の状況と表示方法
    2. IT化された個装ケース QRコードから最新の添付文書を確認
  6. 安定供給
    • 質疑応答

第2部. 小児が取り出せず高齢者に取り出しやすい包装 (ESOP) の開発

(2016年5月25日 12:45〜14:45)

 現在厚労省により、PTPシートのCR包装の導入が検討されているが、高齢者や指先の不自由な人が薬を取り出しにくくなりアドヒアランスの低下が懸念される。今回、弊社の特許技術 Seal & Foldを利用しCRSFを考慮した次世代錠剤包装「ESOP」を紹介する。

  1. 会社案内、演者紹介
  2. 特許技術Seal & Foldの説明
  3. 背景
    • 誤飲事故
    • 誤薬問題
    • 残薬問題
  4. ESOPの紹介
  5. CRSFを配慮
  6. VTR
    1. 使い方VTR
    2. 高齢者の取出しVTR
    3. 子どもの取出しVTR
  7. 試験
    1. 視認性、表示性
    2. PTPとの機能比較
    3. 使用性評価基準実験結果 (アンケート結果)
    4. 各種試験結果
  8. PTPからESOPへ (ESOP導入でこれほど変わる!) Before After
    • 質疑応答

第3部. ~事例から学ぶ~誤飲の事例と求められる包装

(2016年5月25日 15:00〜16:30)

  • 誤飲の事例
  • 実際に現場で求められている包装 など
  • 質疑応答

講師

  • 久松 栄一
    大原薬品工業 株式会社 営業本部
    ジェネリック担当部長
  • 盛本 修司
    株式会社モリモト医薬
    代表取締役
  • 菅野 浩
    済生会横浜市東部病院 薬剤部

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造