技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験における補償・賠償対応の実務

因果関係の記述、補償内容の制限などの内容面の問題点とは?

治験における補償・賠償対応の実務

~平成27年改定「被験者の健康被害補償に関するガイドライン」はデファクトスタンダードとなり得るか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、治験に係る補償・賠償対応について、問題となった事例を挙げて解説いたします。

開催日

  • 2016年5月18日(水) 12時30分16時30分

プログラム

 27年版の補償ガイドライン改訂作業を前に、参画の要請が再三あった。参画する以上、品質補償責任があり、また、医法研ブラインドを守りたいことと、被験者が安心して治験に参加できる環境を作りたいとの熱き想いから3つの条件 (①改訂作業は21年ガイドラインではなく、現在、ディファクトスタンダードとなっている11年ガイドラインの改訂とすること、②被験者代表や医療側代表などステークホルダーの識者も改訂委員に加え、公開の場で議論すること、③改訂メンバーからコンプライアンス不祥事会社の委員は外すこと) を出した。
 残念ながら3つのことが受け入れられなかったので参画を見送った。
 パブコメ募集に対し、私を含め、被験者側を代弁すると言って良い薬害オンブズパースン会議をはじめ、治験責任医師など関係者から示唆に富むパブコメが数多く寄せられた。一部は反映されたものの、肝心な指摘が反映された内容となっていない。また、11年ガイドラインに比べ、企業防衛色が濃くなっている感は否めない。
 27年ガイドラインは、3つの問題、即ち、【1】補償責任を契約責任と位置づけるなどの法的問題のほか、【2】因果関係の記述、補償内容の制限などの内容面の問題点、【3】医療政策上の問題点、即ち、第一相試験での健康被害にあっても健康保険を使うとするが健康保険財政が厳しい昨今、政治問題化しかねないなどの問題点がある。
 治験や臨床研究における補償対応ではどのガイドラインを使うべきか、各社の補償制度の改訂のポイントから運用の実務まで、事例を挙げて具体的に解説する。

  1. 補償・賠償責任対応の基本:答申GCPからGCPまで
    • 何故補償する必要があるのか
      答申GCPをはじめ、CIOMSガイドラインやABPIガイドラインの策定経緯などを踏まえ、そもそも論について。
    • 日本版コンパッショネートユース制度と参議院における質疑応答
  2. 本邦における治験訴訟の概要 (何が問題となったか) とその教訓
    • 2016年1月、フランスで発生した第一相試験での重篤な治験事故 (死者1名) の概要と教訓。
      わが国で発生したとすると、27年ガイドライン準拠ではどうなるか。
    • 本邦での治験訴訟の概要と教訓
      • 【1】近大抗がん剤治験訴訟
      • 【2】リモナバント治験訴訟
      • 【3】エヴァハート治験訴訟、金沢大比較臨床試験事件ほか
    • 健康被害発生時の対応と留意点 … これはNG!
    • 幾つかの相談事例から見えてくる治験依頼者の悩みと被験者が望むこと。
  3. 医法研2つの補償ガイドラインの比較と運用の実務
    • 現在、2つのガイドラインがある。
      一つはディファクトスタンダードとなっている【1】1999年医法研補償ガイドライン (医法研「被験者の補償に関するガイドライン) 」、その改訂版というべきJ&Tガイドライン) である。
      もう一つが【2】2009年発表の改訂版としての27年発表の医法研「被験者の健康被害補償に関するガイドライン」である。
      2つのガイドラインの違いについて解説する。
    • 27年ガイドライン策定に当たり寄せられた識者からのパブリックコメントの内容。
      27年ガイドラインを使った場合、訴訟で何が問われるか見えてきます。
    • リモナバント治験訴訟では医法研21年ガイドラインの何が問題となったのか、
      リモナバント治験訴訟から見えてくるガイドラインの在り方、補償制度の在り方について解説する。
    • 補償制度策定&改訂と運用の実務について具体的に解説する。
    • 補償に関する説明同意文書記載の具体的な内容とその留意点。
      説明同意文書に「医法研ガイドラインに則り…補償します」と書いても良いが、
      年度は入れない方がよいと言う意味。
  4. 因果関係の判定
    • 健康被害害判定委員会の重要性と委員選任のポイント
    • 因果関係判定に必要な情報とは
  5. 補償・賠償責務履行措置としての保険、その他の対応
    • 損保との交渉、ブローカーの活用など
  6. あるべき補償・賠償の在り方
    • 業界横断的なファルマプール構想について

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/11 開発早期段階での医薬品の導入/導出・投資の際の事業性評価 オンライン
2026/3/11 体外診断用医薬品のアメリカ進出のための最新規制対応と事業戦略策定 オンライン
2026/3/11 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2026/3/12 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2026/3/12 中国における最新薬事規制 / 薬価・保険制度と現地対応ノウハウ オンライン
2026/3/12 再生医療等製品における承認申請・審査 (品質・非臨床安全性評価) の留意点と当局の要求事項/考え方 オンライン
2026/3/12 体外診断用医薬品のアメリカ進出のための最新規制対応と事業戦略策定 オンライン
2026/3/12 早期承認取得のためのTPP (Target Product Profile) 及びPMDA申請戦略と資料作成のポイント オンライン
2026/3/12 新規モダリティ (核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療など) における事業性評価手法と注意すべき点 オンライン
2026/3/12 ICH新ガイドラインに対応する分析法開発と分析法バリデーションの基礎と実践 オンライン
2026/3/12 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2026/3/13 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2026/3/13 医薬品のサプライチェーンマネジメントと国内/海外の供給者監査のポイント オンライン
2026/3/13 中国における最新薬事規制 / 薬価・保険制度と現地対応ノウハウ オンライン
2026/3/13 医薬品製造工場・試験室におけるデータの完全電子化とDI対策 オンライン
2026/3/13 CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点 オンライン
2026/3/13 早期承認取得のためのTPP (Target Product Profile) 及びPMDA申請戦略と資料作成のポイント オンライン
2026/3/13 費用対効果の基礎と最新の薬価・診療報酬改定のポイント オンライン
2026/3/16 生成AIを活用した医薬品市場分析と患者数/売上予測・事業性評価 オンライン
2026/3/16 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/7/28 紙データの電子化プロセスとスプレッドシートのバリデーション/運用/管理
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発