技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子難燃化のメカニズム・評価、これからの難燃材料・難燃化技術に求められるもの

高分子難燃化のメカニズム・評価、これからの難燃材料・難燃化技術に求められるもの

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、難燃剤毎の難燃機構、先端分野でナノを用いた難燃化の実際、不燃化機構 (建材、燃料電池材料等) および評価とその規制について解説いたします。

開催日

  • 2016年5月13日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 難燃性が求められる製品の技術者、品質担当者、管理者
    • 電気電子機器
    • OA機器
    • リチウムイオン電池
    • 電線
    • ケーブル
    • 車両・自動車・船舶
    • 建築材料
    • 繊維
    • フィルム
    • 部品製造
    • 素材開発
    • 透明性樹脂
    • 生分解性ポリマー
    • 無機難燃剤配合エコ材料
    • リチウムイオン電池 電解質など
  • 難燃剤・難燃材料に関連する技術者、品質担当者
  • 高分子難燃材料の成形加工時の課題を抱えている担当者

修得知識

  • 難燃材料・難燃剤の基礎
  • 難燃性の定量的評価
  • 難燃性の規制
  • 難燃樹脂材料の開発動向

プログラム

 昨今の難燃材料のおかれる環境は厳しさを増し、アジアシフトによる国内シェア減少、規制動向など予断を許さない状況が続いております。しかしながら、市況において、現状の延長では、難燃材料の発展どころか現状維持さえも危ぶまれ、将来において、生き残るためにシフトせねばならないと皆様お感じのことと思います。今後、アジアシフトに合わせて、シェアを拡大するとともに、技術も日本ブランドとして浸透・確立せねばなりません。一方で、国内外の先端技術に対しては、情報収集・技術投資を実施せねばなりません。
 今回は、これらの課題に対して、従来の切り口ではなく、「モノからコトへ」という考え方をご紹介させて頂きます。皆様のビジネスやご研究のご参考になれば幸いです。

  1. 高分子難燃及び不燃化の基礎
    1. はじめに
      1. 難燃材料とは
      2. 難燃機構と技術概要
    2. 臭素系難燃剤難燃機構の考察
      1. 熱分解とそのタイミング
      2. 分解物とその作用
      3. ラジカルトラップとチャー形成における考察
    3. リン系難燃剤難燃機構の考察
      1. ベース樹脂の性質
      2. リン系難燃剤の分解とその難燃性
      3. リン系難燃剤の注意点
    4. ナノ系難燃剤難燃機構の考察
      1. ナノ系難燃剤の概念
      2. その実例と難燃性
    5. 不燃化の考察
      1. 難燃樹脂の不燃性
      2. 液体不燃化に関する考察
  2. 難燃性の評価とその規制
    1. 樹脂材料の難燃試験
      1. UL-94 (5V改正状況)
      2. 限界酸素指数
      3. コーンカロリメータ
      4. 新UL試験の実施例
      5. その他の試験方法
        • 発煙量
        • 電線ケーブル試験
        • 車両試験等
    2. 難燃性の定量化
    3. 難燃樹脂の法的規制動向
      1. RoHS
      2. WEEE
      3. REACH
      4. EPEAT
      5. その他の規制
    4. 難燃樹脂材料の動向
      1. ハロゲン難燃樹脂の課題と開発動向
      2. ノンハロゲン難燃樹脂の課題と開発動向
        1. リン系難燃剤の開発動向
        2. リン系難燃剤以外の難燃樹脂の課題と開発動向
      3. バイオマス材料の難燃化
      4. 電池材料の難燃化
  3. 難燃剤のみらいについて

講師

  • 大越 雅之
    一般社団法人 難燃材料研究会
    代表理事

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
東京都 千代田区 神田神保町3-2
東宝土地 株式会社 高橋ビルヂングの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,111円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 36,111円 (税別) / 39,000円 (税込)

案内登録割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • STbook会員登録を希望する方
    2名様まで 43,796円(税別) / 47,300円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 33,796円(税別) / 36,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 77,592円(税別) / 83,800円(税込)
  • STbook会員登録を希望しない方
    2名様まで 46,111円(税別) / 49,800円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 36,111円(税別) / 39,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,222円(税別) / 88,800円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/14 高分子の延伸における分子配向・配向結晶化と物性制御のメカニズム オンライン
2025/11/14 ポリマー・高分子材料における添加剤の配合・処方設計の基礎 オンライン
2025/11/17 核剤 (結晶核剤) 、造核剤の種類と使い方、高分子の結晶化制御、各種応用、その評価法 オンライン
2025/11/17 酸化防止剤・HALS・UVAの適切な選定・使用法と高分子劣化対策 オンライン
2025/11/18 原子団寄与法の考え方と利用事例 オンライン
2025/11/18 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/19 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2025/11/19 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 オンライン
2025/11/19 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2025/11/19 海外の化学物質法規制の動向と企業対応 オンライン
2025/11/19 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/20 プラスチック溶着技術の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2025/11/20 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/11/20 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 会場・オンライン
2025/11/20 ポリイミドの低誘電化・耐熱性・透明化と5G高速通信・ディスプレイ基板材料の開発動向 オンライン
2025/11/20 レオロジー入門 オンライン
2025/11/20 精密重合技術による構造が精密に制御されたポリマーの合成と新しい機能性高分子材料の開発 オンライン
2025/11/20 廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向 オンライン
2025/11/20 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2025/11/21 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン