技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原子団寄与法の考え方と利用事例

原子団寄与法の考え方と利用事例

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、有機化合物の構造情報(原子団)を入力として、物性を予測する手法である原子団寄与法の考え方とメリット、限界を事例を交えて解説いたします。

配信期間

  • 2025年11月18日(火) 12時30分2025年11月28日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月18日(火) 12時30分

修得知識

  • 原子団寄与法の考え方
  • 原子団設定の考え方
  • 原子団寄与法を用いた候補構造生成法

プログラム

 原子団寄与法は昔から構造活性 (物性) 相関モデルを構築する手法として用いられてきている。その簡便な概念とともに、原子団という明示的な構造特徴を説明変数として用いていることから、モデルの解釈性という点でもメリットが大きい。このモデルを用いた逆解析を行うことで、得られる原子団集合から構造を組立てることで、目的活性 (物性) を有すると考えられる候補構造生成にもメリットがある。ただし、用いる原子団のサイズを適切に決めなければ目的活性 (物性) を適切に説明できるモデルとはならないし、モデルの誤差も生じやすい。
 この講座ではこうした原子団寄与法の考え方とメリット、そして限界を事例とともに理解を深める。

  1. 原子団寄与法の考え方
  2. 原子団設定の考え方
    1. 原子団が大きい場合、小さい場合
    2. 原子団間の重なりを許す場合、許さない場合
  3. 原子団寄与法を用いるメリット
  4. 原子団寄与法を用いた構造生成
  5. 原子団寄与法の限界と解決法
  6. 構造物性相関モデルの実例
    1. 二酸化炭素吸収剤・アルカノールアミンの候補構造生成
    2. 原子団寄与法を用いたモデリングのデモンストレーション
    • 質疑応答

講師

  • 船津 公人
    奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター
    センター長, 特任教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月18日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/10/27 高分子複合材料の強度と耐衝撃性 オンライン
2025/10/28 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン
2025/10/28 はじめての研究開発での機械学習活用と社内推進のポイント オンライン
2025/10/29 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2025/10/29 はじめての研究開発での機械学習活用と社内推進のポイント オンライン
2025/10/29 ポリマー・高分子材料における添加剤の配合・処方設計の基礎 オンライン
2025/10/30 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2025/10/30 マテリアルズ・インフォマティクス入門 オンライン
2025/10/30 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン
2025/10/31 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2025/10/31 高分子における劣化、変色、異物等の不具合解析に関する測定評価の進め方 オンライン
2025/10/31 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2025/11/4 R&D部門における研究・実験データのExcelでの効果的な蓄積・分析方法 オンライン
2025/11/4 航空宇宙分野における耐熱性高分子、複合材料の研究開発と評価法 オンライン
2025/11/5 高分子材料の開発・設計における計算科学やAI・MI活用の最新動向 オンライン
2025/11/5 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2025/11/6 高分子材料の開発・設計における計算科学やAI・MI活用の最新動向 オンライン
2025/11/6 酸化防止剤・HALS・UVAの適切な選定・使用法と高分子劣化対策 オンライン
2025/11/6 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/3/31 ベイズ最適化の活用事例
2024/10/31 自然言語処理の導入と活用事例
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート