技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

食品包装・容器における日本のポジティブリスト (PL) 制度化と欧米・アジア諸国での最新法規制・相違点と企業対応

日本と欧米との相違点、日本におけるPL制度化と法改正審議の最新動向

食品包装・容器における日本のポジティブリスト (PL) 制度化と欧米・アジア諸国での最新法規制・相違点と企業対応

~厚生労働省のPL制度化方針と業界自主基準の今後の見込み~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、食品包装に係る法規制の国際的な最新動向と、企業としての対応・留意点を詳しく解説いたします。

開催日

  • 2015年11月11日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 食品包装・容器法規制の仕組みと規制内容
  • 日本と欧米との相違点
  • 日本におけるPL制度化新方針と進捗状況
  • 業界自主基準の今後の見込み
  • 化学物質の健康影響要因
  • 企業としての対応とリスク管理の進め方
  • 欧州連合 (EU) の最新動向
    • 食品接触物質の規制状況とプラスチックの新ガイドライン
    • 印刷インキと接着剤のPL化進捗状況
  • 米国・カナダの最新動向
    • 米国の規制状況と上市前登録制度の進捗状況
  • アジア諸国の最新動向
    • 中国、韓国、台湾、インド、インドネシア、タイ、ベトナム 等

プログラム

 食品包装・容器の法規制に関しては、ここ数年世界各国で食の安全向上と国際的整合化を目指した法改正が急ピッチで進展している。日本では、本年6月、厚生労働省がPL制度化方針を初めて公表し、現在2年後を目指した自主管理ガイドライン作りが進行中である。今後、レトルト想定の溶出試験条件の改正等も含めて、大きな変革が見込まれる。
 欧米は、独自路線で改革を進め、特にEUは本年印刷インキ・接着剤・コーティング材のPLを制定見込みであり、EU規則は世界標準的存在になりつつある。中国は、ほぼ欧米並みの法体系を作り上げ、今後EU類似の溶出試験条件を採用見込である。インドとインドネシアは、樹脂のPLを制定し、韓国と台湾も来年にはPL制定見込みである。
 又、オセアニアは全面的に欧米整合化路線に改正し、湾岸諸国と中南米諸国はEU類似の基準を採用している。
 日本における原材料輸入と現地生産が増える中、世界各国の法規制は重要な基礎知識の一つである。本講では、食品包装・容器の法規制における各国の最新動向、及び企業における対応、リスク管理の進め方と留意点をご紹介する。

  1. はじめに:包装を取り巻く環境
  2. 食品包装材料の種類と使用割合
  3. 日本の法規制類の現状
    1. 食品衛生法と規制対象・規格
    2. 業界自主基準
      • 樹脂
      • 接着剤
      • 印刷インキ
      • 紙 等
  4. 欧州連合 (EU) の最新動向
    1. 規制対象・規格とプラスチックの新ガイドライン
    2. 印刷インキと接着剤のPL化進捗状況及び欧州評議会の着色剤PL
  5. 米国・カナダの最新動向
    1. 米国の規制対象・規格と上市前登録制度の進捗状況
    2. 米国の食品安全強化法施行と包装への影響
    3. カナダの法規制と事前申請制度
  6. 日欧米の現状比較と日本の課題及び日本の改正に向けた最新動向
    1. 乳等省令統合、告示第370号の溶出試験条件改正案等
    2. PL制度化新方針とその後の進捗状況・今後の見込み
    3. 再生プラスチック使用に関するガイドラインと審査進捗状況
  7. アジア諸国の最新動向
    • 中国
    • 韓国
    • 台湾
    • インド
    • インドネシア
    • タイ
    • ベトナム 等
  8. オセアニアの最新動向
  9. その他の国の最新動向
    • 湾岸諸国
    • 中南米
    • ロシア 等
  10. 国内外の最新動向のまとめ
  11. 包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因
  12. まとめ
    • 企業としての対応とリスク管理の進め方
  13. 情報入手先と参考資料
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

京都リサーチパーク

西地区4号館 2F 2-B

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/1/31 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/2/10 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/14 国内・外における食品包装の法規制と実務対応のコツ オンライン
2025/2/14 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/2/14 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/2/17 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/2/19 香料 (フレグランス・フレーバー) の基礎と合成・分離精製・調合技術 オンライン
2025/2/20 フィルム延伸の基礎と過程現象の解明・構造形成、物性発現・評価方法 オンライン
2025/2/21 フィルムラミネート加工技術の基礎と実際 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2019/4/24 日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/28 新・機能性表示制度への準備
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発