技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

質感認知における工学・脳科学的解明とアプローチ、製品開発への応用

質感認知における工学・脳科学的解明とアプローチ、製品開発への応用

~価値ある製品開発にむけた“質感認知”を科学する~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、質感認知における工学・脳科学的解明の基礎から解説し、価値ある製品開発にむけた方法について詳解いたします。

開催日

  • 2015年6月2日(火) 10時20分 16時40分

受講対象者

  • 触覚・触感・手触り感に関連する技術者、開発者、マーケティング、品質評価担当者
    • 衣料
    • 化粧品
    • 医療機器
    • 医療器具 (人工皮膚、人工指 等)
    • 自動車
    • 樹脂材料、スポンジ
    • ロボット
    • バーチャルリアリティなど

修得知識

  • 「人間」の質感認知の基本原理
  • 人間が知覚する/知覚しない/知覚できない質感の側面
  • その背後にある脳の無意識的情報処理の特性と限界
  • 製品の快適性 (心地) を評価する方法 (官能検査方法、官能検査結果を解析する手法)

プログラム

第1部 視覚・色彩情報処理における質感の計測・解析・表現と工学的応用 (仮)

(2015年6月2日 10:20〜11:40)

項目作成中

第2部 人間の質感認知の特性とその背後にある脳情報処理

(2015年6月2日 11:50〜13:10)

 あらゆる技術の最終的なユーザーは人間である.それゆえ,特に人間の感性や欲求にまつわる技術の開発においては,人間の心理や精神の科学的理解が必須である.過去の優れた感性技術にも,人間の眼や耳そして脳の特性や限界をよく理解し配慮したものが多い.本講演では,人間の視覚システムが質感の認知のためにどのような情報を利用し,どのような情報を利用しないのか,なぜそうなっているのか,を豊富なデモや錯視を交えて紹介する.これらを通して,価値ある質感技術を創出するために必要な人間の脳情報処理の基礎を解説する.

  1. 機械の視覚情報処理
    1. 計算理論と逆光学
    2. 古典的な機械視覚研究
  2. 人間の視覚情報処理
    1. 機械と人間の違い
    2. 現実世界の認知とヒューリスティクス
    3. 一目でわかるもの/わからないもの
    4. 脳の処理容量と限界
    5. 二つの処理モードと注意
  3. 統計的認知
    1. 外界の統計的把握
    2. 自然画像の統計学
    3. 画像統計量に基づく質感の判別
    4. 高次の情報に基づく質感の判別
    5. 知覚と時間
    • 質疑応答

第3部 テクスチャーデザイン最前線 (仮)

(2015年6月2日 13:50〜15:10)

項目作成中

第4部 ​感性の計測・評価手法 – 快適性 (心地) を数値化するには –

(2015年6月2日 15:20〜16:40)

 最近、快適性 (心地) が種々の製品の魅力に非常に大きな影響を与えています。とりわけ、各製品のコンセプトにマッチした快適性 (心地) を数値化することは重要です。
 今回は、視覚、触知覚に基づいて評価されている製品の感性品質 (材質感) をどのような官能検査手法を用いて実験、評価・解析したらよいかについて、研究事例 (材質感評価) に基づいて解説します。

  1. 人間快適工学とは
    快適性 (心地) を数値化するには,どうしたらよいか
  2. 官能検査方法
    1. 3種類 (一対比較法,SD法,順位法) の官能検査方法の長所と短所について
    2. 官能検査を行うには (被験者,試技,形容語,実験環境の選定)
  3. 官能検査結果の解析方法 (因子分析、主成分分析)
    1. 因子分析,主成分分析を用いて製品の心地をまとめるには
  4. 研究事例について
    1. 「材質感」を数値化するには
    • 質疑応答

講師

  • 富永 昌治
    千葉大学 大学院 総合科学研究科
    特任研究員
  • 本吉 勇
    東京大学 大学院総合文化研究科 生命環境科学系 認知行動科学講座
    教授
  • 山本 義政
    株式会社ピクセルエー
    代表取締役
  • 西松 豊典
    信州大学 繊維学部
    教授

会場

ゆうぽうと

5F かたくり

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/11/30 色彩の基礎知識と皮膚色の測定および定量化
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/2/26 高級感を表現する要素技術と評価法
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書
2012/7/30 製品音の快音技術