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リチウムイオン電池の安全性確保と国内外の関連規制動向

リチウムイオン電池の安全性確保と国内外の関連規制動向

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年8月29日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池の安全性向上に関連する技術者、開発者、研究者
  • リチウムイオン電池の品質担当者、管理者

修得知識

  • リチウムイオン電池の基礎
    • 発火・熱暴走の未然防止策
    • 安全性向上対策
    • 国内外の規格・ガイドラインの制定動向

プログラム

第1部 リチウムイオン電池の非安全へと至るメカニズムと安全性確保策

(2014年8月29日 13:00〜14:40)

群馬大学 理工学部 環境創生理工学科 教授
鳶島 真一 氏

 リチウムイオン電池はモバイル機器のみならず電気自動車、電力貯蔵装置等、今後飛躍的に市場が拡大されると考えられている。電池の高性能化を目指した研究 開発が世界的レベルで盛んに行われている。
 一方で工業製品としての信頼性が未だ不十分とはいえず、信頼性の向上、特に安全性の抜本的対策が求められている。
 本講演ではリチウムイオン電池の安全性の基礎、現状と課題、安全性向上対策等について概説し、高性能電池実用化の助と したい。

  1. リチウム電池の安全性概要
  2. リチウムイオン電池が非安全になる機構
    1. 電池の熱暴走機構
    2. 熱暴走を誘発する基本的因子
    3. 市販電池の発火要因
  3. 市販リチウムイオン電池の安全性確保策
    1. 電池単体
    2. 保護システムと保護素子
  4. 市販リチウムイオン電池の市場トラブルの例
  5. 安全性向上の取り組み、対策
    1. 電池材料の改良
    2. 電池保護システムの改良
  6. まとめと今後の課題
  • 質疑応答

第2部 リチウムイオン電池の安全性を巡る国内外の規格・ガイドラインの制定動向と今後の展開

(2014年8月29日 14:50〜16:30)

泉化研 (株) 代表
菅原 秀一 氏

 既に20年を経過したリチウムイオン電池 (セル) の材料、技術、生産と応用において、安全性の問題が今ほど大きな壁に突き当たるとは予想だにできなかった。
 2000年代のノートPCの小型電池の発火事故は、対症療法的な解決と法規制で一応の収拾を見た。昨今の3Ahレベルのスマートフォン用電池や、20kWhクラスのEV用電池システムの安全性は、社会インフラの安全性とも関わった解決が求められている。
 本セミナー後半は、前半の鳶島教授の原理的な問題解決の内容を受けて、比較的大型の実用電池 (セル) の安全性を、セル設計と特性評価を基礎に、種々の安全性評価規格とその運用実体を解説したい。
 電池材料が高性能化、多様化する中で、規格や評価が追い付かない事態も多くあり、実例を多く入れて解説したい。

  1. 電池 (セル・モジュール) の基本特性と特チャート
    • エネルギー特性
    • パワー特性
    • 充電放電
    • 過充電過放電
  2. 電池 (セル・モジュール) の国内外の規格 (JISと海外の規格、規格案)
    • JIS C 8711-8713
    • JIS C 8715 (1) 電気用品安全法 (PSE)
  3. 電池 (セル・モジュール) の安全性規格と試験方法
    • JIS C8714
    • JIS C 8715 (2) UL UNほか
  4. 安全性試験の実施と測定データ例
    • 電気的試験 機械的試験 試験の経過と破裂
    • 発火
  5. 電池 (セル、モジュール) 輸送関係の規制と実務
    • UN輸送安全性 (クラス9) ほか
  6. EU電池指令及び関連事項
    • 欧米
    • アジアの安全性関連の実務
    • 質疑応答

講師

会場

東京都立産業貿易センター 浜松町館

中3階 第6会議室

東京都 港区 海岸1-7-8
東京都立産業貿易センター 浜松町館の地図

主催

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受講料

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: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

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    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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