技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

乳化・懸濁重合法の基礎と応用

乳化・懸濁重合法の基礎と応用

~微粒子の調製、粒子径制御、構造化・複合化などによる新機能材の開発手法を提供する~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の基礎から解説し、乳化重合の応用、粒子径の制御、粒子の表面修飾、構造化粒子の製法、粒子の自己配列について詳解いたします。

開催日

  • 2014年4月23日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 乳化、エマルションに関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 製剤
    • 食品
    • 接着剤
    • 乳化剤・界面活性剤 など

修得知識

  • 高分子材料の基礎
  • 乳化重合の応用
  • 粒子径の制御
  • 粒子の表面修飾
  • 構造化粒子の製法
  • 粒子の自己配列

プログラム

 乳化重合法と懸濁重合法は汎用高分子材料の製造法としてよく知られ研究されている。また、これらの方法は重合法として反応の制御が比較的容易であり、応用性が広い。乳化重合法と懸濁重合法は基本的知識を習得すれば、だれにでもできるといっても過言ではない容易さがある。さらに興味深い特性として、生成物が粒子として得られるという点がある。単なるバルク材料の製造にとってはどうでもよい話であるが、機能性材料を開発するという視点からみるとその有用性は際立っている。粒子であること自体が一つの機能であり粒子性という特質を利用した応用が考えられる。さらに粒子は界面をもつわけであるから、例えば何らかの活性基を導入するなどにより、粒子表面を経由して、別の材料との複合化が可能である。このことは、機能性材料の設計に広い多様性があるといえる。また、単にある材料を粒子化することによっても、その構造化、表面の科学的、物理的修飾などにより新たな機能の発現を期待できる。
 このように乳化重合法と懸濁重合法は広汎な応用性があるので、それらの知識を系統的に持つことは、新材料、新機能性材料の設計において極めて有用な手段をもたらしてくれる。
 単に粒子化することによっても、たとえ流動性制御機能、帯電制御機能、溶融粘度調節材への応用、さらには粒子の自己配列機能などによる機能性フィルターやスペーサの開発なども考えられる。
 本セミナーでは、まず高分子材料の基本知識と、乳化重合法と懸濁重合法の原理を説明する。次に乳化重合の様々な応用手法を解説し、懸濁重合法における粒子径制御の手法などを解説する。このなかには粒子の表面修飾法や構造化粒子の製法、粒子の自己配列なども含まれる。

  1. 重合について
    1. 基本的な重合法とその特徴
    2. 高分子構造とその特性との関係の理解
    3. 乳化重合法と懸濁重合法と原理と特徴
  2. 乳化重合とその応用法
    1. 乳化重合における粒子径について
    2. ソープフリー乳化重合
    3. 分散重合
    4. シード重合
    5. 膨潤重合
    6. 凝集法
  3. 懸濁重合とその応用法
    1. 粒子径制御の基礎
    2. 撹拌法による粒子径制御
    3. 安定剤による粒子径制御
    4. 液滴調整法
      • 一段分散法
      • マイクロチャネル法
      • オリフィス法など
    5. その他
  4. 粒子の応用
    1. 機能性微粒子
      • 粒子の内部構造
      • 表面構造
      • 粒子の配列など

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/25 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/4/25 水性塗料の設計技術とトラブル対策 オンライン
2025/4/28 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2025/4/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/5/2 カーボンナノチューブの分散・成膜および応用展開 オンライン
2025/5/7 水性塗料の設計技術とトラブル対策 オンライン
2025/5/12 イオン交換樹脂を使いこなすための必須知識と応用のポイント オンライン
2025/5/14 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/15 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/5/15 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/5/20 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2025/5/20 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/27 基礎から学ぶ実務者のための強度設計入門 オンライン
2025/5/30 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策 オンライン
2025/7/23 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/11/29 二軸押出機
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/7/15 乳化・懸濁重合法の基礎と応用
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)