技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器・体外診断薬におけるFDA QSR査察対応とISO 13485監査対応

グローバル品質システム構築へ

医療機器・体外診断薬におけるFDA QSR査察対応とISO 13485監査対応

~QSRとのギャップがあればグローバル品質システムとは言えません~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年4月24日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 品質システムを運用しているが、FDA QSRとのギャップを気にしておられる方
  • グローバル品質システムの構築を目指している方

修得知識

  • FDA査察対応の重要点
  • グローバル品質システムの取組み方法
  • 三極品質システム逐条比較表

プログラム

 医療機器及び体外診断薬の品質システムは、ISO 13485を軸足としてグローバルに 構築・運用を進めることが求められています。しかし、現実には、FDAのQSR査察は、精密かつ証拠要求が厳しく、輸出停止などの法的制裁もあり、世界の査察水準から 抜きん出ています。どんなに立派な品質システムを構築していても、FDA QSRとのギャップがある以上グローバル品質システムを運用しているとは言えません。
 本講座では、FDA QSRを中心にして最近のFDA規制動向、QSR査察における指摘事項、QSR及びQSITから読み取る対応策、査察対応の要点などを詳しく解説します。
 また、EUでは、医療機器及び体外診断薬の法改正が目前に迫っており、EU加盟諸国の監視強化に伴い、指定機関 (NB) によるISO 13485監査の質が底上げされることが必至の情勢となっています。そのため、QSRとの相違点を踏まえたISO 13485の要求事項を詳細にレビューし、その監査対応についても説明します。しかし、相違点のほとんどがFDA QSRの構築・運用に吸収されると言っても過言ではありません。

  1. FDA査察の予備知識及び対応方法
    • 医療機器及びIVDの法規制
    • FDA組織及び査察部局
    • 最近の規制動向
    • FDA査察重点項目
    • 日本のQSIT査察指摘事例
    • 査察事例にみるFDA査察官の期待
    • QSITサブシステム
    • CAPAの意義及び重要点
    • FDA新プログラム
    • 全般的留意事項
    • FDA査察対応の要点
  2. 品質システム規則 (QSR) の概要
    • QSR制定経緯及び適用範囲
    • QSR要求事項の構成及び特徴
  3. QSIT査察の勘所
    • QSIT査察方針
    • QSITデシジョン・フローチャート
      • 経営者の管理
      • 設計管理
      • CAPA
      • 製造管理の査察ポイント
  4. QSR要求事項及びQSIT査察対応
    • 経営者の管理
      • 組織構造
      • マネジメントレビュー
      • 管理責任者
      • 品質計画書
    • 品質監査
      • 実施計画書
    • 設計管理
      • V&V
      • 設計移管
      • 設計履歴ファイル (DHF)
    • バリデーション及びマスタープラン
      • IQ
      • OQ
      • CSV
    • 変更管理
      • 計画
      • リスクマネジメント
      • バリデーション
    • CAPA
      • 品質システムの不適合の救済
    • 苦情ファイル, MDR報告, 回収報告, 機器追跡
    • サプライヤー管理及び外注管理 – 開発と購買管理
    • ラベリング及びトレーサビリティ
    • 施設及び設備管理 – 保守点検, 校正
    • 文書及び記録管理 – Part 11 電子記録及び電子署名
    • 機器原簿 (DMR) , 機器履歴簿 (DHR) , 品質システム原簿 (QSR)
    • 統計的手法及び付帯サービス
  5. QSRとISO 13485:2003の相違点及び監査対応
    • 主な相違点
    • 詳細な相違点及びISO 13485監査対応 (約20項目)
  6. (参考) 三極品質システム逐条比較表

講師

  • 吉田 正人
    医療機器薬事・品質保証コンサルタント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/7/4 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/7/5 基礎から学ぶラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務 オンライン
2024/7/5 医療機器開発から製造販売承認申請におけるメディカルライティングテクニック オンライン
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2024/7/5 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン
2024/7/8 医療機器設計開発プロセス 基礎講座 オンライン
2024/7/8 医薬品開発における中国薬事規制・申請資料作成の留意点 オンライン
2024/7/8 人工知能の医療検査への応用事例と関連法規制 オンライン
2024/7/8 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/7/8 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/7/9 医薬品におけるサンプリングの基礎知識と全梱同一性確認への対応 オンライン
2024/7/9 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2024/7/9 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/9 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/7/9 米国での現状と展望をふまえた吸入剤/点鼻・経鼻剤の開発と評価 東京都 会場
2024/7/9 吸入剤における薬物動態と薬効:前臨床評価と臨床へのトランスレーション 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価