技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分析法バリデーション 2日間網羅セミナー

2日間で網羅!前提知識と実務レベルの必要知識

分析法バリデーション 2日間網羅セミナー

~パラメータの理解から申請対応まで~
東京都 開催 会場 開催

分析法バリデーションのセミナーを2テーマセットにした特別コース!

当日会場にて、書籍「治験実施/新薬申請時における分析法バリデーションの妥当性と実施範囲」の試読が行えます。
また、会場でお渡しする専用申込み用紙でのご注文に限り、定価から10%割引いたします。

概要

本セミナーは、コストダウンのセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 89,600円 → 割引受講料 59,800円

開催日

  • 2013年3月18日(月) 11時00分 16時00分
  • 2013年3月19日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • CTD申請に関連する担当者、管理者

修得知識

  • 分析法バリデーションの理解
  • CTD申請の要求基準の把握

プログラム

1日目【基礎編】: 分析法バリデーションの各パラメータの意味・評価手法と統計的思考の理解

(2013年03月18日 11:00~16:00)

大日本住友製薬 (株) 技術研究本部 治験薬品質保証部 GMP業務グループ 主席部員 数崎 正人 氏

 試験結果の信頼性を確保するためには,分析法に由来する誤差が原因で生じる判定の誤りの確率が許容できる範囲であることを科学的に検証しておく必要がある.このような考え方に基づき実施される分析法バリデーションについて,基礎から判定基準設定まで網羅的に説明します.
 本セミナーでは,初めて分析法バリデーションに携わる方々がバリデーションで検討される個々の分析能について,イメージしやすいように具体的に解説します.また,各分析能の基礎となる統計についてもサラリと解説します.

  1. 分析法バリデーション
    1. 分析法バリデーションの必要性
    2. ICH Q2が果たした役割
    3. 基本的手順
    4. 検討実施時期
  2. 特異性
    1. 特異性が良い,悪いとは,どんなイメージ?
    2. 類縁物質標準品が入手できないときの対応
    3. 特異性の判定基準
    4. クロマトグラフィー用語の解説
    5. どうしたら,分離が良くなる?
  3. 検出限界,定量限界
    1. HPLCでの検出限界,定量限界は,どんなイメージ?
    2. 正規分布と検出限界の関係
    3. 危険率に基づく検出限界の決定 (α=β=0.05)
    4. ICH Q2 に基づく検出限界,定量限界の決め方
    5. 投与量と閾値の関係
    6. 検出限界,定量限界の評価法
    7. 検出限界,定量限界の判定基準
  4. 直線性
    1. 直線性の評価法
    2. 直線性の評価法の落とし穴
    3. 直線性の判定基準
  5. 真度
    1. 真度が良い,悪いとは,どんなイメージ?
    2. t分布に基づく信頼区間の算出
    3. 真度の評価法
    4. 真度の判定基準
  6. 精度
    1. 精度が良い,悪いとは,どんなイメージ?
    2. χ2分布,分散分析に基づく信頼区間の算出
    3. 併行精度と分散分析
    4. 室内再現精度と分散分析
    5. 室間再現精度と試料の均一性
    6. 精度の判定基準
    7. 規格外試験結果の恐怖
  7. 範囲,頑健性 (安定性)
  8. 分析能パラメータの妥当性
    1. 規格値に基づく精度の評価
    2. 工程管理指数を考慮した精度の判定基準
    3. 真度,精度,限度品質を考慮した規格の設定とは,どんなイメージ?
  9. 終わりに
  10. おまけ (遺伝毒性不純物)
    1. 遺伝毒性不純物に関する米国,欧州の規制
    2. 回収事例
    3. 腫瘍発生メカニズムが解明されている場合の管理基準
    4. 腫瘍発生メカニズムが解明されていない場合の管理基準

  • 質疑応答・名刺交換

2日目【申請対応編】: 当局審査対応を念頭においた分析法バリデーション実施手順とCTD申請の要求基準  ~技術移転・試験法変更などを踏まえたケーススタディ~

(2013年03月19日 10:30~16:30)

中外製薬 (株) 品質保証部 治験薬品質グループ 副部長 伊東 雅夫 氏

 CTD申請に必要とされる「規格及び試験方法」の妥当性検証データの基になる分析法バリデーションのポイントにつき査察あるいは審査当局の視点を交えて解説する。

  1. 分析法バリデーションの目的
    • 分析法バリデーションのドキュメント
    • CTDドキュメントとの関係とGMPドキュメント
    • FDA Inspectionsに学ぶバリデーションの重要性
    • System-Based Inspection ApproachとLaboratory Controls System
  2. 分析法バリデーションのまとめ方と実施例
    • 分析法バリデーションの実験計画立案
      • エンドトキシン試験法の例
      • 信頼性のあるデータを得るために
    • 分析法バリデーションの実施方法
      • 評価に必要な分析能パラメータ
      • 特異性のまとめ方
      • 特異性の検討手順のポイント
      • 直線性
        • キャリブレーションカーブ
        • 容量反応曲線
      • 直線性の検討手順のポイント
        • 記載内容
        • バリデーション検討
        • 評価基準
      • 検出限界 (DL) 並びに定量限界 (QL)
      • DL/QLの検討手順のポイント
        • 記載内容
        • バリデーション検討
        • 評価基準
      • 真度の検討手順のポイント
        • 記載内容
        • バリデーション検討
        • 評価基準
      • 精度の算出方法と評価
      • 併行精度と室内再現精度のまとめ方
  3. 試験法の変更時の注意点 (同等性の評価)
    • 新旧試験法の比較と検証方法
    • 標準物質の更新
  4. システム適合性の考え方 (分析法バリデーション結果の取り扱い)
    • システムの性能:カラムの性能
    • システムの感度
    • システムの再現性
  5. 規格設定の考え方 (分析法バリデーション結果の取り扱い)
    • 申請規格と治験薬の品質規格
  6. 技術移転のポイント (リスク管理の重要性)
    • 異常、逸脱管理での問題点
    • 試験検査室管理と外部試験機関の利用
    • Quality System (ICH Q10)
    • Quality Risk Management (ICH Q9)

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 数崎 正人
    大日本住友製薬(株) 技術研究本部 治験薬品質保証部 GMP業務グループ
    主席部員
  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

連合会館

2階 201会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 56,952円 (税別) / 59,800円 (税込)
複数名
: 49,952円 (税別) / 52,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン
2025/1/29 検定・推定 (主に計量値) オンライン
2025/1/29 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 Excelで始める実践データ分析 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点