技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックフィルムの表面改質と機能性薄膜の密着性向上・デバイスへの応用

スパッタリングにおける薄膜成形を中心とした

プラスチックフィルムの表面改質と機能性薄膜の密着性向上・デバイスへの応用

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、薄膜形成技術の基礎から解説し、金属薄膜、無機薄膜、有機薄膜の形成と機能付与・特性向上について詳解いたします。

開催日

  • 2012年7月19日(木) 12時30分16時30分

受講対象者

  • スパッタリング・プラスチック成膜に関心のある技術者・研究者・担当部門・初心者
    • 断熱フィルム
    • 遮熱フィルム
    • 光学フィルム
    • 反射防止膜 など

修得知識

  • 薄膜形成技術の基礎
  • プラスチックフィルムの表面改質
  • 微細加工技術
  • 薄膜のセンサーへの応用

プログラム

 プラスチックフィルム上にスパッタリングなどの物理気相蒸着 (PVD) 法により形成した薄膜は、ベースとなるプラスチックフィルムの特性を大きく向上させます。
 プラスチックフィルム上に金属薄膜、無機薄膜、有機薄膜を形成し、種々の機能・特性を向上させる技術について基礎から応用までわかりやすく紹介します。
 特に金属薄膜では薄膜の接着性や展延性に優れた金属蒸着フィルム、無機薄膜では透明電極やガスバリアー膜の形成、有機薄膜では反射防止膜などへの応用など、これら薄膜の機能発現メカニズム、さらにはプラスチックフィルムの表面改質や、低温成膜技術を中心に成膜速度や膜厚の面内均一性などの応用まで含めた技術の紹介を致します。

  1. 薄膜形成技術の基礎
    1. 薄膜形成法の種類とその特徴
    2. 化学気相蒸着 (CVD) と物理気相蒸着 (PVD)
    3. PVDの種類とその特徴
    4. スパッタリングの種類とその特徴
  2. プラスチックフィルム上に形成した金属薄膜
    1. スパッタリングによりポリイミドフィルム上に形成した金属薄膜
      1. スパッタリングによりポリイミドフィルム上に形成した銅薄膜の接着性
      2. 加熱による銅薄膜の接着力の安定性と接着強度低下防止
    2. 真空蒸着法によりポリエステル (PET) フィルム基板上に形成した金属薄膜
      1. 金属薄膜の引張特性と接着性
      2. ポリエステルフィルム上に2源真空蒸着により形成した合金薄膜の成形性
  3. プラスチックフィルム上に形成した無機薄膜
    1. スパッタリングにより形成した透明導電性薄膜 (ITO薄膜)
    2. 反応性スパッタリングにより形成したシリコン酸化物系薄膜のガスバリアー性
  4. プラスチックフィルム上に形成した有機薄膜
    1. 高周波スパッタリングにより形成したフッ素系有機薄膜の特性
    2. 磁場を利用した高速成膜と膜厚の面内均一性
    3. 反射防止膜への応用
  5. プラスチックフィルムの表面改質と微細加工技術
    1. プラスチックフィルムの表面改質法の種類とその特徴
    2. プラズマを利用した表面改質と微細加工への応用
  6. スパッタリングにより形成した薄膜のセンサーへの応用
    1. 高周波スパッタリングにより形成した有機薄膜の揮発性有機溶剤 (VOC) センサー
    2. 高周波スパッタリングにより形成した有機薄膜の活性酸素センサーへの応用
    • 質疑応答・名刺交換

会場

タイム24ビル

4F セミナールーム

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 Roll To Roll製造と各工程における要素技術の実践 オンライン
2025/8/26 コーティングプロセスにおける縦スジ・横段・点欠陥と対策 オンライン
2025/8/26 ウェブの搬送・巻取りにおけるトラブルの原因と対策 オンライン
2025/8/27 塗料・塗膜 (塗装系) の基礎と塗装欠陥 (発生メカニズムと対策、評価技術) 東京都 会場
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料のトラブル解決 2コースセット 東京都 会場
2025/8/28 ウェブの搬送・巻取りにおけるトラブルの原因と対策 オンライン
2025/9/3 シリカの分散・凝集制御とフィラーとして使いこなす活用術 オンライン
2025/9/4 プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」の考え方、その測定法と応用 オンライン
2025/9/4 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/4 コーティングプロセスにおける縦スジ・横段・点欠陥と対策 オンライン
2025/9/5 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/5 真空成膜技術・装置の基礎と機能性薄膜作成におけるトラブルシューティング オンライン
2025/9/5 廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向 オンライン
2025/9/5 シリカの分散・凝集制御とフィラーとして使いこなす活用術 オンライン
2025/9/9 自己組織化単分子膜 (SAM) の基礎と評価・分析手法およびその応用技術 オンライン
2025/9/10 各種機能性ハードコートの材料、塗布製膜、耐候・耐久・密着性評価 オンライン
2025/9/10 Roll To Roll製造と各工程における要素技術の実践 オンライン
2025/9/10 自己組織化単分子膜 (SAM) の基礎と評価・分析手法およびその応用技術 オンライン
2025/9/11 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2025/9/12 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/25 水処理膜 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/1 超撥水・超親水化のメカニズムとコントロール
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析