技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3極要求相違を踏まえたCMC申請資料の必須記載情報と作成効率化ノウハウ

3極要求相違を踏まえたCMC申請資料の必須記載情報と作成効率化ノウハウ

~日本独自の要求を理解して資料に落とし込む~
大阪府 開催 会場 開催

当局要求事項・必要記載情報を的確に把握することにより、申請資料の品質と作成効率を両立できる!

概要

本セミナーでは、「CMC申請資料の必須記載情報の明確化と作成効率化・レビュー実施」、「CTD-Q記載における3極要求事項の違い」、「CMC申請における適合性調査対応」について詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月27日(金) 10時30分 17時30分

受講対象者

  • 医薬品の承認申請担当者

修得知識

  • CMC申請資料の必須記載情報の明確化
  • CMC申請資料の作成効率化
  • CMC申請資料のレビュー
  • CTD-Q記載における3極要求事項の違い
  • CMC申請における適合性調査対応

プログラム

第1部 CMC申請資料の必須記載情報の明確化と作成効率化・レビュー実施 (10:30~12:30)

 薬事法改正後、承認申請書の承認事項の大半はCMC関連情報となっている。
 本講演では、昨今増加するCMC申請資料に記載すべき情報を明確にし、効率的な資料作成の要点・方法について解説すると共に当局への提出前のレビュー・QCの要点についても紹介する。

  1. 申請資料作成時に引用すべき主なガイドライン・通知の解説
    1. ICH-Qガイドライン
    2. 国内関連通知
    3. CTDモックアップ (記載例)
  2. 承認申請書と品質概括資料 (QOS) の記載事項の関連について
  3. CTD – 品質概括資料作成のポイントの解説
    1. 製造方法欄の記載方法
      1. 重要工程の設定
      2. 一変/軽微変更届出事項の設定
    2. 規格及び試験方法の設定方法及び分析法バリデーション実施時の留意点
    3. 安定性試験の評価方法
    4. モジュール1中に記載すべきCMC関連情報
  4. 一変・軽微変更届時の資料作成のポイントの解説
  5. CMC申請資料のレビュー・QCについて
    1. 質の重要性
    2. QCの手順
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 CTD-Q記載における3極要求事項の違い (13:15~15:15)

 日米EU三極でのCTD-Qの取り扱いの違いを中心に、最近の話題を取り込みながら、化学合成医薬品のCTD-Q作成の基本や留意点等について解説する。
 日米EU三極の承認申請を見据えた、特に日本における承認申請のためのCTD-Qの作成と留意点を、弊社の経験を踏まえて、 CTD-Q の各 section 毎に求められる内容を事例に基づき解説する。

  1. CTD-Qとは
    1. 資料概要/添付資料とCTD-Qの相違点
  2. 製造セクションでの留意点
    1. 出発物質、重要工程、重要中間体について
  3. 特性セクションでの留意点
  4. 製剤設計セクションでの留意点
    1. ICH Q8の内容
  5. 原薬/製剤/添加剤の管理及び標準品又は標準物質セクションでの留意点
    1. 規格及び試験方法
    2. 分析法バリデーション
    3. 海外薬局方の試験法
  6. 安定性セクションでの留意点
    1. リテスト期間及び有効期間の外挿
    2. ブラケッティング法やマトリキシング法の適用
  7. 照会事項への対応
  8. 三極 (同時) 申請に向けた取り組み
    1. 三極CTD-QのGap Analysis
    2. 欧米にはない日本独自の要求
  • 質疑応答・名刺交換

第3部 CMC申請における適合性調査対応 (仮) (15:30~17:30)

 適合性調査 (PDMA) や承認前査察 (FDA) は、製造販売承認を得るための大きなイベントである。
 「普通にやっていれば、問題ない」とも言われるが、CMC分野において調査・査察をスムーズに乗り切るための留意事項 (準備、対応、回答) を考える。

  1. 適合性調査の傾向
    • 現地調査への移行
  2. 調査対象ごとの留意点
    • 原料の管理
    • 製造パラメータ
    • 中間製品の管理
    • 出荷試験 (原薬・製剤の管理)
    • 分析バリデーション
    • 分析法移管
    • 規格設定の根拠となるデータ
    • 実験室の現場
    • 安定性試験機 (チャンバー)
    • 治験薬製造
  3. 指摘と改善・是正
    • 申請前、申請後の準備
    • 指摘後の対応
  4. 適合性調査から考えるCMC申請/CMC業務
    • 原薬/製剤担当
    • 申請書/申請資料作成担当
    • レビュー担当
    • 薬事担当
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 日比 加寿重
    アストラゼネカ(株) 研究開発本部 薬事統括部 CMC薬事部
    部長
  • 岡崎 公哉
    キューズコンサルティング株式会社
    CMC部長
  • 三輪 敏紳
    エーザイ(株) プロダクト・クリエーション・システムズ グローバル薬事 CMC部
    部長

会場

ドーンセンター

5階 大会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 52,500円 (税込)
複数名
: 43,000円 (税別) / 45,150円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 ミトコンドリア医薬における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2024/11/29 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略 (製本版 + ebook版)
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ