技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Tダイ法によるフィルムシート成形技術 スキルアップセミナー

Tダイ法によるフィルムシート成形技術 スキルアップセミナー

東京都 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーはフィルム成形のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 94,500円 → 割引受講料 78,750円

開催日

  • 2011年4月21日(木) 10時30分 16時30分
  • 2011年4月22日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • フィルムシートの技術者、製造者、品質担当者

修得知識

  • フィルム成形の基礎
  • 押出機スクリュの基礎
  • 付帯機器
  • 引取プロセス
  • 厚さプロファイル制御システム
  • 成形不良対策
  • Tダイ関連技術の動向
  • ポリマーメルトの性質
  • 代表的流路での状態量の解析
  • 共押出用機器流路
  • Tダイ、共押出成形での不良対策
  • 自動Tダイ技術

プログラム

2011年4月21日「Tダイ法によるフィルムシート成形の必須技術」

  1. はじめに
    1. K2010プレスニュースから
    2. フィルムシートの現状と将来展望 (簡易セミナー受講記)
  2. フィルム成形概要編
    1. フィルム成形プロセスに係る要因
    2. フィルムの押出成形上のキーポイント
    3. 成形加工に係わるプラスチックの三大特性
  3. 押出機スクリュに関する知識と技術編
    1. K2010/スクリュ技術の動向
    2. 固体輸送・メルト輸送の原理と押出量の近似計算式
    3. ソリッドベッドのブレークアップ現象
    4. バリヤ型スクリュの効果
    5. バリヤ型スクリュのバリエーション
    6. ミキシングエレメント
    7. ベント式押出機第二ステージの特性
      シミュレーションプログラムのデモンストレーション
    8. 最新のCAEソフト
  4. 付帯機器編
    1. ギヤポンプ (アシスト型押出機)
    2. スクリーンチェンジャーとポリマフィルター
      K2010/スクリーンチェンジャーとポリマーフィルターの代表例
    3. Tダイ流路と共押出成形用機器のあらまし
  5. 引取プロセス編
    1. K2010/各社の成形ライン
      • Reifenhauser
      • Kuhne
      • PLAMEX
      • union
    2. 成形ロール関連技術
    3. メルトバンクセンサー
  6. 厚さプロファイル制御システム編
    1. 走査式厚さ計
    2. 自動Tダイ
    3. 制御方法および装置
      シミュレーションプログラムのデモンストレーション
  7. 成形不良対策技術編
    1. エッジビードの発生原因と対策
    2. 成形不良対策の定石
    • 質疑応答・名刺交換

2011年4月22日「Tダイ、共押出用機器と不良対策技術」

  1. はじめに
    1. Tダイ関連技術の動向
      • Reifenhauser
      • Kuhne
      • PLAMEX
      • union
  2. ポリマーメルトの性質編
    1. プラスチックの熱的な性質
    2. ポリマーメルトの流動特性
    3. 指数則流体、指数則流体に関する練習問題
    4. ポリマーメルトの粘性流れの特徴 (まとめ)
    5. 代表的ポリマーの転移点と流れ指数
  3. 代表的流路での状態量の解析編
    1. 簡易解析の手順と実際 – (例) 円管/指数則流体 –
    2. 代表的流路での状態量の計算式 (せん断状態量重視!)
    3. 粘性流れでの解析用プログラム シミュレーションプログラムのデモンストレーション
  4. Tダイ最適流路の設計計算式編
    1. Tダイ流路の設計・評価のポイント
    2. 粘性抵抗理論の基礎
    3. Tダイの最適流路の設計計算式の導入
    4. 均等流路を叶えるマニフォールド径の計算式の導入
  5. 共押出用機器流路編
    1. なぜ共押出成形は可能か?
    2. フィードブロック法とマルチマニフォールド法の比較
    3. 多層流れに関する解析の基礎
    4. 解析のプロセス/二種二層・対照二種三層モデルの場合
    5. 多層流れに関するシミュレーションプログラムの概要
    6. PRM (超多層フィルム) の製法
  6. Tダイ、共押出成形での不良対策編
    1. 共押出等での不良対策に関するキーワード
    2. メルトフラクチャーに関するトラブルシューティング
    3. 共押出多層流れでの不安定現象
    4. 温度制御の重要性と最適PID定数の算定
      シミュレーションプログラムのデモンストレーション
  7. 自動Tダイ技術編
    1. 自動Tダイの歴史
    2. 主要自動Tダイの概略比較
  8. その他、まとめ編
    1. Tダイ、自動Tダイ用チェック表
    2. Tダイメーカのあらまし
    3. 私の推薦図書 参考文献
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 井口 勝啓
    井口CC技術士事務所
    技術士 (機械部門)

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 75,000円 (税別) / 78,750円 (税込)
複数名
: 68,000円 (税別) / 71,400円 (税込)

趣旨

 Tダイ法によるフィルムシートの成形・設備に携わる技術者が習得・スキルアップする必要がある主なテーマとして、 以下が挙げられる。

  1. プラスチックの三大特性 (摩擦、熱、粘性流れ)
  2. スクリュ圧縮部で生じるソリッドベッドのブレークアップ現象と
    対策としてのバリヤ型スクリュ
  3. ベント式押出機第二ステージでのサージングの減衰能
  4. ギヤポンプの功罪と有効利用法
  5. Tダイ最適流路の設計理論
  6. 共押出成形
  7. 引取プロセス全般
  8. フィルムの厚さプロファイルの計測制御
  9. 押出機・ダイ等の温度制御
  10. 成形不良対策等

 フィルム成形での品質と生産性の鍵を握るのは押出機スクリュとTダイ流路である。Tダイから成形ロールへの均質・均等・安定なメルトを供給できなければ、良好なフィルム生産は不可能になる。
 2011年4月21日「Tダイ法によるフィルムシート成形の必須技術」のメインテーマはスクリュ技術、2011年4月22日「Tダイ、共押出用機器と不良対策技術」はTダイ流路である。
 本セミナーでは、フィルム成形に係る基本的な技術を、「対因療法」と「対症療法」の両面から、わかりやすく解説する。「対因療法」に属するものがスクリュやTダイ流路等の設計の最適化、「対症療法」に属するものが制御システムの高性能化と成形不良対策ノウハウである。
 “幅広く” を意識しながら、キーポイントについては、できる限り深く掘り下げて述べることにする。合わせて、K2010の最新情報を紹介する。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/3/29 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2024/4/10 押出加工技術の基本技術とトラブル対策 オンライン
2024/4/11 スパッタリング法による薄膜形成技術とトラブルシューティング オンライン
2024/4/12 高機能フィルム製造のための製膜・延伸技術と塗布・ラミネート技術 オンライン
2024/4/17 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2024/4/22 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/4/24 スパッタリング法による薄膜形成技術とトラブルシューティング オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/26 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/4/26 高屈折率材料の基礎と技術応用超高屈折率材料への分子設計 オンライン
2024/4/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 東京都 会場
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/26 共押出多層フィルムの成形技術、押出安定化とトラブル対策 オンライン
2024/5/9 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/14 真空技術の基本と機器の運用・問題解決のコツ オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2016/11/29 二軸押出機
2015/9/1 マンガと写真でわかる初歩のシート成形
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析
2012/1/30 水処理膜の製膜技術と材料評価
2012/1/15 光学フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2010/7/28 柔軟媒体ハンドリング
2009/10/1 国際化時代のポリエステル樹脂総合分析
2009/4/20 富士フイルムホールディングスグループ分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)